Windows11まとめ – 追記中

最後のWindowsと言われてたはずのWindows10。結局、市場の変化や未だに安定してると言えないコレまでのトラブルから脱却する事なく、次のWindowsということで、Windows11がアナウンスされました。正式版のリリース日は2021年10月5日より。但し、Androidサポートは先送りになってるようです。Windows10のサポート終了日は2025年を予定しているとのこと(多分延長サポートつくと思うけれど)

2021年8月20日よりISOファイルでの配布が開始されましたので、クリーンインストールが可能になっています。今回このWindows11VMware Fusion / VMware Workstation 16にインストールしてみて検証してみようと思います。このページは基本、Insider Program利用をベースにしていますが、製品版でもほとんど同じです。

※2021年12月、あなたはそこに○%ですという謎の日本語修正されたようです

※2022年3月、法人向けのWindows11ポータルサイトが公開されたようです。

図:日本語がおかしい

目次

今回必要なファイル

これまでのように、Windows10のISOをインストールしてから、Windows UpdateにてWindows11へとアップデートを行う事でもインストールは可能です.

Insider Program参加したい人は、Insider Preview ProgramにOutlookアカウントもしくはMicrosoft365アカウントにて参加しておく必要があります。また、Pro版の場合、ローカルアカウントでインストール可能ですが、Home版の場合Microsoftアカウントが必要になるようです(後述の裏技有り)。

過去のノウハウもWindows11で使えるものも多いので、以下のエントリーも参照してみてください。

Windows10まとめ – 復活版

Windows11のインストール

厳しくなったシステム要件

現在まだ、システム要件を見直ししている最中とのことで、当初発表された内容のままということはないようですが、要件が過去のWindows10と比較して厳しくなっています。また、噂ではWindows7/8.1からのアプデにも対応などというあれだけトラブル起こしたサポート(原因は古いデバイスドライバが殆ど)をまたも行うという話も。この件は以下のページをご覧ください。基本的に純粋なWindows10マシン以外からのアプデは行うべきではないでしょう。

なお、サポートするCPUの要件は以下のリンク先を参照の事。ARMは主にSurfaceのリストですね。M1 MacやRaspberry Pi4は入っていませんが、前者はParallels17、後者は実機で動作が確認されています。但し、MS公式はParallelsでの動作を保証していないので、封じられる可能性は高いです。

Windows10まとめ – 復活版

これまでの発表では以下のようにまとめられます。Insider Previewでは要件を満たしていないPCについては、Insider Programから締め出しを開始したようです(Windows Updateにその旨のメッセージが出る)

  • CPU -> 第8世代 Intel Coreプロセッサ以上(2017年以降発売)または、Qualcomm 7/8シリーズ以降のARMプロセッサ
  • RAM -> 最低でも4GB以上が必要
  • SSD -> 最低でも64GB以上が必要。古いSurfaceなどの場合、アプデは難しいでしょう
  • GPU -> DirectX12のサポートが必須。9インチまた720p以上の解像度が最低ライン
  • UEFI -> BIOSは不可。セキュアブート対応のUEFIでないマザーボードはアプデ対象外
  • TPM -> 今回より必須といわれてるTPM2.0対応。未対応PCはインストール不可。しかしこれが原因でMSはチェック見直しを迫られてる
  • 64bit -> Windows11は64bit OSオンリーとなるようなので、現在の32bit Windows10からはアプデが出来なくなるようです。

自身のマシンがこれらのWindows11システム要件に適合してるかどうかをチェックするプログラムとしてMSが提供していたものは、配布が再開されました。また、現在はWhyNotWin11Ready SunValleyいうフリーソフトでもチェックが可能です。

現時点でのVMware Fusionの場合、DirectX11までしかサポートしておらずここが引っかかる。TPMについては設定からTPMモジュールを追加出来るので(仮想マシンの暗号化も必要)、クリア出来るかも。ストレージ容量は標準容量ではNGチェック。100GBまで拡張しておくべきでしょう。次期VMware FusionでWindows11は対応されることでしょう。

※Twitter見てると勘違いしてる人が結構いますが、Insider Previewをインストールできるから、Windows11を現在のPCにて社内利用してOKと思ってるのが大きな勘違いです。ISOからのインストールの場合は要件を満たしていなくてもインストール可能という公式コメント。ただし、Windows Updateでのアプデは要件チェックが入るとのこと。但しISOでインストール出来ても要件に合っていない場合は動作保証はされない、ノンサポートとなるようです。

※VMwareなどの仮想環境を使う場合もホスト側のCPUをそのまま使う為、PCによってはVMware上でWindows11を使うことができません。また、Windows Updateサーバに接続できなくなるので、アプデもできなくなります。

図:仮想環境だとDirectX12が問題

図:TPMはここから追加可能

図:締め出されたケース

Windows11インストール阻止

Windows10の頃のような、半ば強制的にWindows7からWindows10に移行させようというような動きにはなっていませんが、ここ最近頻繁にWindows11へとアップデートを促すポップアップが報告されており、事情を知らない人が誘われるがままアップデートをしてしまったというようなケースがツイッターで報告されています。

もとのWindows10に戻すには猶予が短い為、厄介なことになりかねません。ということで、このアップグレードを阻止するツールがこちらのサイトで配布中。Windows10専用アプリであるため、それ以外での環境での使用はNGです。

新規ライセンスの取得

新規パッケージ版

2022年4月1日、ついに単品パッケージ版のWindows11が発売されました。HomeとProの2種類で、USBメモリーキーでの販売になります。DSP版とは異なり、単品で導入可能。まだ、Amazonなどには陳列されていないのでリアル店舗で購入が必要です。価格は

  • Home – 19,360円
  • Pro – 28,380円

となっています。基本Homeエディションはオススメしません。現在、秋葉原のツクモ本店IIなどで販売されてるようです。

DSP版Windows11

今回もDSP版のWindows11が11月11日に発売が開始されるようです。価格は21,480円(Pro版)から。LANボードなどに付属して発売されるようです。Amazonなどで販売されるリテール版はもう少し先になるでしょう。

ただ最近はめっきり、自作PCも衰退気味で、そもそもISOでインストール後に、ウェブ上でライセンスキーだけで行けてしまう時代なので、価格が決して安くもないDSP版を買うメリットは殆どなくなってる現状。

過去のライセンスキーで認証

と言うよりも、Windows7や8、そしてWindows10のライセンスキーが通るようになっているので、Windows11はISOでダウンロードしてCDやUSBメモリで用意しておき、ライセンスは旧OSの未使用ライセンスをそのままWindows11でアクティベーションすれば良いという考えのようです。いずれはWindows11の単品が出回るでしょうが、現時点ならばWindows10の正規ライセンスを購入してキープしておくと良いでしょう。

時期がすぎると、Windows7のようにオカシナ業者のアクティベーション出来ないような不良品を掴まされる可能性があります。

ちなみに、ARM版Windows11は、Windows7のライセンスキーで認証出来ないという報告が上がっています。自分はWindows8のライセンスキーで認証を実行してみましたが、無事に認証が通りました

Windows11SE

教育利用目的限定の機能限定版のWindows11が出されるようです。その名もWindows11 SEChromebook対抗だというのですが、Surface Laptop SEにだけ搭載されるようで、一般販売はなされないようです。シンプルでセキュリティが堅牢、導入管理も容易というChromebook同様のコンセプトのようですが、そもそもMicrosoftは

  • Windows RTで大爆死してる過去がある
  • Windows10Xという同様のコンセプトのものを作ったはいいものの、お蔵入りさせている

既に2回も大失敗しています。Microsoft365がバンドルされているというのですが、学校教育は社畜を養成する場所ではないのと、Microsoft365を使えるようにするという特定の要素のトレーニングは職業訓練所ででもやれば良いわけでして。但し、OSは単品販売もされず、一度削除すると復元不能ということなので、Chrome OSのようなものをイメージするとNGかと。

期限付きWindows11 Enterprise 仮想マシン

2022/1/9までの期限付きですが、お試し用&開発者向けのWindows11 Enterpriseの仮想マシンが提供されています。内容は、

  • VMware, Hyper-V, Virtualbox,Parallelsの4環境向け
  • Windows10 SDK
  • Visual Studio 2019
  • VSCode
  • WSL2 Ubuntu
  • 開発者モードオンの状態

と、初期の面倒なパッケージをすべてインストール済みの環境になっています。トータル20GBほど。評価版なので継続利用するにはライセンスが必要です。WinDev2110Eval.ovfをインポートで取り込んでから利用します。VMwareでのインポート手順は以下の通り

  1. ZIPファイルをダウンロード・解凍する
  2. VMware Workstation Playerを起動し、仮想マシンを開くにてWinDev2110Eval.ovfを指定する
  3. 自分の場合、なぜかvmware sha digest of file does not match manifestというエラーが出たので以下の作業をしてから2.を再度実行しました
  4. 7zip(64bit)をダウンロード・インストールする
  5. WinDev2110Eval.mfをテキストエディタで開く
  6. WinDev2110Eval.ovf、WinDev2110Eval-disk1.vmdkそれぞれ、右クリック ->7zip -> CRC SHA ->SHA-256を開く
  7. SHA-256の値をもとに、5.にそれぞれ正しい数値を書き込んで保存する
  8. 2.を再度実行する

図:表記は何故かWindows11 Pro

ISOのダウンロード

公式のダウンロード方法

まずは、Windows11のInsider PreviewのISOをダウンロードします。しかし、現在非常に繋がりにくい状況にあるので、辛抱強く何度もダウンロードを試みる必要がありました。光学メディアに焼く場合、5GBもあるので、通常のDVD-Rでは収まりませんので、DVD-R DLの8GBを利用しなければディスク化は出来ません。

尚、2021年10月5日より、正式版のISOとMedia Creation Toolがリリースされているので、ライセンスと適合PCを持っている人は、insider previewではないWindows11にアプデ&クリーンインストールが可能です。

  1. Windows Insider Previewのページを開く
  2. 下の方にあるselect editionにて、Windows11 Insider Preview (Dev Channel) – Build 22000.132を選ぶ
  3. Confirmをクリック
  4. select the product languageにて、Japaneseを選択
  5. Confirmをクリック
  6. Windows11は64bitオンリーなので今回は64bit版をクリック
  7. ISOファイルがダウンロードされます。

※CPUの要件としては64bitのCPUが必要になるので、32bitしか対応していないCPUは実質ここで終了に。

図:32bit時代はWindows10で終了確定

UUP DUMPを利用する方法

公式ページでは掲載がない、ARM版Windowsのイメージ、Windows Updateなどで配布されてるようなものを手に入れたい場合に利用します。以下の手順で手に入れることが可能です。

  1. UUP Dumpのサイトを開く
  2. Downloadタブを開く
  3. ダウンロードする対象をクリック(今回は、Windows 11 Insider Preview 22557.1 (ni_release) amd64をクリックしてみた)
  4. Languageを選択(今回はJapaneseを選択)
  5. Editionを選択する(今回はProを選択)
  6. Download and Convert to ISOにチェックをいれた状態にする
  7. Create Download PackageをクリックするとZIPがダウンロードされる
  8. 7.を解凍する
  9. 管理者権限uup_download_windows.cmdを実行する
  10. あとは適当に進めるとISOがダウンロードされます。

図:MSのサイトから直接ダウンロードするサイト

図:ダウンロード途中の様子

ARM版イメージを使う

M1 MacやUTMといった仮想環境で利用する為のVHDKファイルが公式サイトからダウンロード可能です。予め、MicrosoftアカウントでInsider Programに参加しておく必要があります。このファイル自体は、Hyper-Vで利用するVHDKというイメージ形式になっています。

  1. こちらのサイトにアクセスする
  2. Windows Client ARM64 Insider Preview – Build xxxxxのボタンをクリックする
  3. 10GB程度のディスクイメージがダウンロードされる
  4. ParallelsやUTMにこれをインポートして利用する

Raspberry Pi 4などの場合は、後半に記述してるUUP Dumpからiso形式に変換して利用する事になります。

図:これでARM用のWindows11が手に入る

インストール作業

仮想環境にインストール

VMware Fusionを使う

VMware Fusionにて、仮想環境をつくっていきます。以下の手順で作っていきます。

  1. VMware Fusionを起動し、メニューより「ファイル」-> 新規を開く
  2. インストール方法を選択にて、ディスクまたはイメージからインストールにISOファイルをドラッグアンドドロップする
  3. 続けるをクリック
  4. OSの選択では、Windows 10 x64を選びます。続けるをクリック
  5. ファームウェアタイプはUEFIのままでOK。セキュアブートにはチェックを入れておく。
  6. 設定のカスタマイズをクリックします。この時に仮想環境ファイルの名前をWindows11として保存します。
  7. プロセッサとメモリにて4GBを割り当てておきます。
  8. 仮想マシンの暗号化をしておく。これがないとTPMモジュールを追加できない。
  9. TPMモジュールを追加しておく。削除する場合仮想マシンの内容が全部廃棄されてしまいます。(但し、Insider Previewでは必須ではないので、本番の場合)
  10. Retinaディスプレイのフル解像度を使用だと文字が小さすぎるので、チェックを外しておき、あとで自分で解像度を調整します。
  11. ▶をクリックして、ブート。Windows10をまずインストールしていきます。
  12. Press Any Keyが表示されたら、Enterキーを叩きます。これをしないと始まらない。

途中プロダクトキーを求められるシーンがありますが、ここはプロダクトキーがありませんをクリックでスルーします。インストールOSはWindows 10 Proを選んでおきます。

図:正しいOSを選びましょう。

図:プロダクトキーの入力は不要

VMware Toolsのインストール

Windows10の長々したインストールが完了したら、まずはVMware Toolsをインストールします。GPUやネットワークドライバなどがこれで入るので、通常のWindows10として使えるようにしておきましょう。

  1. VMware Fusionのメニューより「仮想マシン」-> 「VMware Toolsのインストール」をクリック
  2. インストールをクリックすると、CD-ROMとしてマウントされます。
  3. 自動再生が働くので、setup64.exeを実行します。
  4. インストールが完了したら再起動します。
  5. 画面解像度がオカシイので、デスクトップ右クリック -> ディスプレイ設定を開きます
  6. 拡大縮小とレイアウトの表示スケールがなぜか、100%になっていないので、100%を指定
  7. ディスプレイ解像度は1440x900を今回は指定しました

図:Toolsを入れておきましょう

VirtualBoxではWindows11が使えない?

スペック要件が無駄に上がったWindows11。中国ロシア向けには搭載されていないというTPM2.0のせいで、現在VirtualBoxには通常手段ではインストールができません。VMware WorkstationやVMware Fusion、Hyper-Vは仮想TPMが搭載されている為、この要件に掛からずインストールが可能です。

そのためVirtualBox利用者はWindows11を利用したいのであれば、他の環境に移行するか?対応するまで諦めるしかありません。正直、VirtualBoxはここ数年、アプデはされていると言っても、他の仮想環境からすると遅れが生じていて、Intel Macの場合、VMware Fusionが無償化された事で、ほぼ利用する意味が消えてる状態。また、Windows10でもHyper-Vが無償で利用できる為、無償だからという理由でVirtualBoxを利用するメリットはほぼゼロなので、移行をオススメします。一部のAndroidエミュレータなどの環境で使われてるけれど。。。

※2021年10月22日、VirtualBox 6.1.28にてTPM無しならばインストールが可能になった。仮想TPMがサポートされていないので、正式にWindows11が動くとは言えないので回避策は必要。また、3D Acceralationがオンだと落ちるのでオフにしておく必要があります。

※2022年3月11日、Hyper-VとVirtualBoxの共存問題が若干解決したようで。但し、パフォーマンスが落ちるようなので、相変わらず、Hyper-V Stopなどのツールで切り替えが必要

※現在開発中のVirtualBox 7.0にて仮想TPMが実装される予定のようです。

無償の仮想環境 – VirtualBox

ARM版Windows11を利用する

Parallels17を利用する

ARM版のWindows11というものはISOなどでリリースされているわけではないので、いわゆるクリーンインストールというのはできないようですが、Raspberry Pi4にインストールにもあるように、そのうち出てくるかもしれません。

一方、BootcampもなくなったM1 Macに対してParallels17ではARM版のWindows11をWindows Update経由で利用することが出来るようになっているようです。手段としては、

  1. こちらからARM版Windows11 Insider PreviewのVHDX形式のファイルを入手(Hyper-V用のようです)
  2. Parallelsのインストールアシスタントにて、このVHDX形式のまま読み込ませる
  3. 仮想TPMを追加しておくと良いみたいです

M1 MacでParallels Desktop 17を検証してみた

Windows11正常性チェックなどではSnapdragon850などがサポートされているようです。

※2021年9月5日、ARM版 Windows11 Insider Previewがリリースされました

ARM版はx64コードの実行機能などが備わっていて、いわゆるx86系のアプリの実行などがエミュレーションでサポートされているなど、少し魅力的なものがある。Intelは既にモバイル分野ではARMに負け散らかし、MicrosoftもARM支援を始めているので見限られる日も来るかもしれない。

UTM 3.0を利用する

macOS用にリリースされているQemu/KVMベースの新仮想環境であるUTMを利用して、ARM版のWindows11をM1 Macで利用する事が可能です。詳細については、以下のエントリーでも詳しく紹介しています。

M1 MacやiOSでも動く高機能な仮想環境UTMを使ってみた

  1. こちらからARM版Windows11 Insider PreviewのVHDX形式のファイルを入手(Hyper-V用のようです)
  2. UTMを起動して、create new virtual machineをクリック
  3. M1 Macに入れたい場合はVirtualizeをクリック
  4. Windowsを選択
  5. import VHDX imageをチェックして、Browseで1.を選択
  6. CPU、メモリ、共有フォルダの指定などをして進む
  7. インポートで結構時間が掛かるのでしばらく待つ
  8. 再生ボタンを押して、Windows11を起動する
  9. 起動したら、SPICE Guest ToolをダウンロードしてUTMのCD-ROMにマウントする
  10. spice-guest-tools-0.xxx.exeがあるのでダブルクリックでインストール(VMware Toolsみたいなもので、これが必須)
  11. 一旦シャットダウンする
  12. 仮想マシンの設定に入って、Displayはvirtio-ramfb-gl(GPU Supported)へ変更し、Retina Modeにチェック
  13. Inputに入って、Invert Mouse Scrollに変更
  14. 同様にネットワークについては、Bridged(Advanced)へ変更
  15. これで、環境設定が完了し、M1 MacでもWindows11が利用出来る

TPM, RAM容量およびUEFI回避でインストール

非公式のやり方

Windows11は古い環境を足切りする為(過去にWindows7⇒Windows10で痛い目を見たためと思われる)、インストール出来るPCの要求スペックを大幅に上げて、OSインストール時にもチェックが掛かるようになっています。Microsoft曰く、Windows Updateでは制限を掛けるが、ISOからのクリーンインストールによる手動インストールは制限を掛けず、導入可能という公式アナウンスが出ています。

但し、要件を満たしていないPCに対しては今後、Windows Updateによるアプデの提供はしないというアナウンスもあるとかないとか。故に、恒常的に利用するには適合PCを使うのが良しという内容になっています。しかし、実際には現在は制限が掛かっているのだとか(仮想環境では制限満たしていない状態でもインストールできたけれど・・・)

この制限を回避する手段がレジストリの編集で可能ということなので、まとめてみました。完全自己責任ですが、これで3つのチェックを回避可能です。

  1. 前述にあるようにISOイメージをまずはダウンロードする
  2. 16GB以上のUSBメモリを用意します(できれば、USB3.0対応の高速なものを)
  3. Rufusをダウンロードし、管理者権限で実行する。
  4. ディスクイメージの選択で、1.のISOファイルを指定します。
  5. パーティション構成はMBR、ターゲットシステムはBIOS古いBIOSのために修正を追加にチェックを入れる
  6. スタートをクリックして、USBメモリに焼き付けます。
  7. こちらのレジストリエントリをダウンロードして、USBメモリ直下にコピーしておく
  8. インストールするPCに対して、USBからブートさせます。この段階では、「このPCではWindows11を実行できません」と出て、インストールが制限されます。
  9. Shift+F10キーでコマンドプロンプトを表示し、regedit.exeを実行する
  10. レジストリエディタが開かれるので、ファイル⇒インポート⇒7.のレジストリエントリを選択し、開く
  11. 8.の画面に戻り、左上の戻るボタンをクリック
  12. 再度作業をすすめると、8.の画面が出てこなくなり、インストールがそのまま進められるようになります。

ちなみにこのレジストリハックは、ARM版Windows11でも使えました。

公式からなぜか発表された方法

Microsoftの公式ドキュメントより、インストール時にこれらのTPMなどの制限チェックを無効化する手法が公開。ドキュメントによると要件を満たしていないPCにWindows11をインストールする場合レジストリのエントリとして、以下の項目を追加することで回避となるようです。

  1. Windows10 もしくは 10のInsider Programをインストール済みである所からスタート
  2. 前述の手法同様、レジストリエディタを開く
  3. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetupを開く
  4. DWARDを一個右側のパネルに作成する
  5. AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPUという
  6. 値は1をセットする
  7. Windows11のISOでアップデートを実行する

これらは、Githubで公開されてる制限チェック回避のISOを作成するスクリプトと同様の手法のようです。公式の手法ではあるものの、以降Windows Updateでのパッチの提供などを受けられないなどの可能性があるので、上級者で自分で面倒を見られる人以外は手出しをすべきではないでしょう(当然法人でのPC運用ではやるべきではない)S

※但しこのレジストリエントリはインストール時のみ有効で、以降のWindows Update時のチェックでは利用されないので、前述のレジストリエントリも追加する必要があります。

Rufusでイメージを作成

ISOイメージを生成する為のツールとしてもはや定番になりつつある「Rufus」。2021年10月13日公開のv3.16より、この回避方法を適用したイメージの作成に対応したようです。今回追加された「拡張モード」を使って、ISOファイルからUSBなどにイメージを書き込む事で、前述の3つの制約を回避してインストールができるようになってるため、誰でも簡単にWindows11の制限解除イメージを作れるスグレモノです。

手順としては以下の通り

  1. Rufusを起動し、Windows11のisoファイルを読み込ませる
  2. イメージオプションにて、Extended Windows11 Installation (no TPM/ no Secure Boot/ 8GB-RAM)を選択する
  3. 準備完了をクリックすると作成開始

セキュアブートチェックが解除されてしまってるので、逆に中途半端に新しいPCの場合、セキュアブートはオンになっていると思われるので、UEFIにてセキュアブートを解除してからでないとセットアップが出来ないので注意が必要。

※2022年3月3日、3.18β版より、USB作成時にTPMチェックなどのシステム要件チェック回避の機能が搭載されました。より簡単に非対応PCにWindows11がクリーンインストール可能になりました。

図:ブータブルUSBといったらコレ

ISOイメージを直接編集してインストール

VMware Fusion等の仮想環境に「クリーンインストール」する為のISOの作成をし、セットアップする方法です。Windows10 20H1以降のISOファイルと、Windows11 Insider ProgramのISOの2つを使って作成します。

  1. ISO編集用ソフトのAnyBurnの64bit版をWindows10にインストールしておく
  2. Windows10 20H1をダブルクリックでマウントする
  3. sourcedフォルダ内あるappraiserres.dllをデスクトップにコピーしておく
  4. AnyBurnを起動して、「Edit Image File」をクリックし、Windows11 Insider ProgramのISOを開く
  5. sourcesフォルダを開き、Add Fileをクリック
  6. 3.のappraiserres.dllを追加し、YESで上書きする
  7. 次へをクリックし、Create Nowをクリックして、ISOファイルを上書きする
  8. 仮想環境のネットワークをオフにした状態でブートし、7.のISOで起動する
  9. セットアップを続け、エディション選択画面の前で、Shift + F10でコマンドプロンプトを出す
  10. regeditでレジストリエディタを起動し、上記のBypassするレジストリキーを追加する
  11. regeditを閉じて、エディション選択画面に進み、Proを選択する
  12. ライセンス条項が出ればチェックをバイパス出来ています。
  13. セットアップが終わったら、ネットワークをオンにする

図:DLLを入れ替えてバイパスチェック可能にする

図:無事チェックをバイパス出来た

Universal Media Creation Wrapperで作る

過去のバージョンのWindows10およびWindows11のISO、USBメディアの作成、更にはチェックをバイパスするものも作成できるという簡易ツールです。Githubにて提供されており、使い方は以下の通り。

  1. GithubのPJメインページを開く
  2. Releaseが無いので、緑色のCodeボタン⇒DownloadでZIPでダウンロード
  3. BATファイルが入ってるので、右クリック⇒管理者として実行する
  4. MCT Versionというウィンドウが起動するので、Windows11を選択する
  5. ISOやUSBを選択する画面が出るが、Selectをクリックする
  6. ダウンロードや色々な設定が走ります。
  7. あとは、Media Creation Toolに従って処理を進めるだけ
  8. 出来たものを実機や仮想環境でセットアップするだけ

このスクリプトはMSの手法に基づいてTPM回避などを適用し、Media Creation Toolを動かしてISOやUSBを作ってるようです。

図:簡易なスクリプトで簡単回避のメディアを作成できる

ローカルアカウントで運用する

物理的なテクニック(現在使用不可)

2022年2月1日時点では、Proの場合PCのアカウントはMicrosoftアカウントだけでなく、ローカルアカウントでの運用も可能になっています(これはWindows10の頃からその仕様)。しかし、Homeは今回Microsoftアカウントが一応必須という形になっているので、クリーンインストール時には、別途Microsoftアカウントが必要な形になっています。

しかし、これには裏技があり、

  1. セットアップ時のMicrosoftアカウントログイン画面が出るシーン
  2. ネットワークを切る(LANケーブル引っこ抜いたり、WiFiを切ったり)
  3. 左上の矢印ボタンで戻る
  4. ローカルアカウントでセットアップを継続出来るようになる

という手順で、HomeでもMicrosoftアカウント不要の運用が可能になる。

一方で、不穏なニュースとして、「Windows11 ProでもMicrosoftアカウントを必須にする」という情報が。意味のない制限を加えていくスタイルでこれまでも、支持者を失ってきていると言うのに・・・

コマンドプロンプトで回避する技

しかしRedditによるとInsider Preview 22557より、上記の回避方法が使えなくなっているとのこと。セットアップ時の裏技として新たに投稿されているのが、セットアップ途中で、Shift + F10キーでコマンドプロンプトを出し、「OOBE\BYPASSNRO」を入力して実行すると、自動的に再起動してローカルアカウントセットアップができるというもの。スラッシュドットでも話題になっています。(バックスラッシュは¥マークでオッケー)

UUP DumpからBuild 22557のISOを手に入れてテストしてみました。

  1. ネットワークオフの場合、ネットワーク接続画面でエラーとなり続行ができなくなる
  2. Shift + F10キーでコマンドプロンプトを出す
  3. OOBE\BYPASSNROを入力して、エンターを押すと即時再起動される(バックスラッシュは¥マークでも可)
  4. またセットアップが始まるので、進める
  5. インターネットに接続していません」が出てくるのでクリックする
  6. 制限された設定で続行」をクリックする
  7. このデバイスを使うのは誰ですか?というローカルアカウント作成画面になるので、ユーザ名とパスワードをセットして続ける
  8. 無事にローカルアカウントでセットアップが完了出来ました。

まだ、Insiderでの実装なので、本番リリースで装備されるとはわかりませんが、Microsoftアカウントが無いとセットアップ続けられないのでは、企業ユースだとMicrosoft365契約をせざるを得なくなり、Google Workspace等への大きな圧力となります。これ、公取的にもEU的にもNGなのでは?

このテクニックは、ARM版Windows11でも可能でした。

図:ネットワーク未接続だとセットアップ出来ない

図:これでローカルアカウントでセットアップ出来る

図:ローカルアカウントで突破出来た

コマンドプロンプトで回避する技その2

前述のコマンドプロンプトでネットワーク接続画面を突破する方法の他に以下のコマンドで突破する方法も見つかっています。

  1. ネットワークオフの場合、ネットワーク接続画面でエラーとなり続行ができなくなる
  2. Shift + F10キーでコマンドプロンプトを出す
  3. 以下のコマンドでOOBENetworkConnectionFlow.exeを強制終了させる

    C:\Windows\SystemApps\Microsoft.Windows.OOBENetworkConnectionFlow_cw5n1h2txyewy\OOBENetworkConnectionFlow.exe」がこの問題を起こしてる実体なので、このプロセスをkillすることで、突破できるようになります。
嘘アカウントログインで回避する方法

海外のNeowinにて報告された新しい、ローカルアカウントでセットアップする方法です。手順はしごくアナログな裏技的な方法です。

  1. 普通にセットアップを進める
  2. このデバイスをどのように設定しますか?」では、通常個人用に設定を選びます。職場または学校用に設定するを選んだ場合は普通にローカルアカウント作成ができるようになってるようです。
  3. サインイン画面が出るので、サインインをクリック。
  4. ここで、嘘のメールアドレスとパスワードでログインをトライする
  5. 問題が発生しましたと、当然エラーになるので、次へをクリック
  6. すると、「このデバイスを使うのは誰ですか?」という画面になり、普通のローカルアカウント作成画面となります。
  7. また、4.にてサインインオプションを選んで「オフライン アカウント」というものを選んでも進めるみたいです。

図:存在しないアカウントでログインして失敗させる

図:オフラインアカウントのオプションが

Android 13 DP1のKVMにインストール

2022年2月10日、Googleより開発者向けのAndroid13 DP1がリリースされて、注目の機能にKVMが搭載されてるとの情報(Microdroidというらしい)。Android上で仮想環境を動かせるようで、すでに一部の界隈でザワザワしています。その理由が前述のARM向けWindows11がこの仮想環境上で動作するとのこと。

ハードウェアアクセラレーションはRaspberry Pi4同様利用できないようですが、それでも十分な速度で動作する模様。現時点ではまだこのDP1はPixel6だけで利用可能なようで、詳細な動作方法が公開されていないですが、スマフォでWindows11と聞くと、富士通のF-07cを思い出す。

SnapDragon845のみの特殊なインストール

Android 13 DP1だけでなく、SnapDragon 845を搭載したAndroidスマフォでだけ、ARM版Windows11をインストールするというトリッキーな手段とその為のツールが公開されています。こちらに対応機種リストが公開されています。

但し、後半で記述してるRaspberry Pi 4にARM版Windows11のインストールよりもかなり複雑な手順となっているようなので、こちらのサイトを参考にもし持っている方はチャレンジしてみてはいかがかと。DP1と違いKVMを使ってのインストールではなく、直接インストールしているようなので、若干パフォーマンスは良いのではないかと。

※元ネタの記事はこちらのサイト(OnePlus6という機種にインストールしています)

※またPocophone F1にインストールした剛の者も出てきています。

※Snapdragon 860のXaomi Pad5でもインストールに成功したようです。他にもSnapDragon 888でも可能という話もあります。

Installing Windows 11 on OnePlus 6T | Windows 11 on ARM
元サイトで動画を視聴: YouTube.

POCOPHONE F1にWindows 11インストールしてみた
元サイトで動画を視聴: YouTube.

Windows Updateでインストール

Windows10 InsiderからのアップデートでWindows11を入れる人は、Windows Updateで行います。

  1. スタートメニュー -> 設定を開きます
  2. 更新とセキュリティを開きます。
  3. 更新とセキュリティの一番下のWindows Insider Programを開きます。
  4. なにやらオプションの診断とデータをオンにしろと言われるので、従います
  5. Windows Updateの項目に戻り更新プログラムのチェックを実行
  6. Windows11のPreview項目がリストアップされてダウンロードが開始されますので、あとは支持に従います。
  7. ダウンロードが完了したのにずっとインストールの保留中のままの場合、一度再起動して、もう一度Windows Updateを開くとインストールが開始されます。
  8. かなり長い時間が掛かるので、気長に待ちましょう

図:Insider Programの画面

図:フィードバックはオンにする必要性がある

図:Windows11がアップデートリストに出てくる

動作が重たい場合

まだ、開発版のOSであるため、頻繁に落ちたり、また動作が異常に重たいシーンも多々あります。特に仮想環境ではそれが顕著に出るので、少しでも緩和するための策を講じておくと良いでしょう。こちらのWindows10のケースでの対処法も参考になります。この他にも細かいチューニングはありますが、以下もっとも効果が高いチューニングを列挙しています。

視覚効果のオフ

これは、WindowsXPの頃からの定番の高速化の設定項目です。Windows11では以下の手順でパフォーマンス優先にすることで若干、動作が軽くなります。

  1. 設定アプリを開く
  2. 左サイドバーのシステムが開かれてると思います。
  3. 右パネルの一番下の「バージョン情報」を開く
  4. システムの詳細設定を開く
  5. パフォーマンスの設定をクリックする
  6. パフォーマンスを優先するにチェックを入れて、適用をクリックする
  7. 閉じる

これで、若干画面のレスポンスが向上します。

図:無駄な視覚効果は邪魔なだけ

仮想メモリを調整する

前項同様のセッティング項目(システムの詳細設定)の中にある仮想メモリの項目を調整します。仮想メモリはHDDをRAM代わりに使ってる機能で、ものすごくパフォーマンスを低下させるので本来はRAMを増設したほうが良いのですが、簡単に増設できないノートPCやRaspberry Pi4のようなデバイスの場合、そういうわけにはいきません。

僅かな効果ですが、以下の手順で調整が可能です。

  1. 設定アプリを開く
  2. 左サイドバーのシステムが開かれてると思います。
  3. 右パネルの一番下の「バージョン情報」を開く
  4. システムの詳細設定を開く
  5. 仮想メモリの設定を開く
  6. すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理するのチェックを外す
  7. 各ドライブのページングファイルのサイズの中にあるカスタムサイズを選ぶ
  8. 十分なRAM搭載時は「ページングファイル無し」で高速化することがあります(オンメモリー運用)。
  9. そうではない場合には、搭載してるRAM容量(1GB当たり1024MB)のおおよそ半分の値を指定するのが簡単な指定方法です
  10. これで仮想メモリのサイズを限定化できます

これでメモリ不足が生じる場合には、再度調整が必要です。

図:仮想メモリの調整は慎重に

メモリ圧縮機能の停止

最近のmacOSやWindowsは、マシンパフォーマンスアップの為に「メモリ圧縮機能」が備わっていますが、これはCPUが進化した為、CPUに負荷を掛けて、メモリ使用量を圧縮・展開したほうが、トータルでマシンパフォーマンス上がるでしょ?という思想で装備されています。しかし、低スペックマシンの場合は逆に、CPU時間が奪われ、パフォーマンスが低下する可能性があります。

とは言えその可能性もケースや使ってるマシンの状況によるので、必ずしも停止すればパフォーマンスが上がるわけでもないので、一概には言えないものの、CPUがそれほど高スペックではなく、メモリ容量もそこそこで稼働させるアプリがたくさんあるわけじゃない場合は、オフに出来たらパフォーマンスがあがる可能性があります。以下のコマンドで機能のオンオフが可能です。

自分のケースだと大して変わらないどころか、レスポンスが低下したので基本有効化しています。

PowerShellを管理者権限で起動して実行します。

図:タスクマネージャでメモリを確認してるようす。0MBはオフの場合の値

図:現在のメモリ圧縮のオンオフ状況確認

アプリをアンインストール

Skypeを始めとするもはや不要なのにはじめからインストールされてしまってる余計なアプリは邪魔なだけでなく、一部は常駐したりしてるので、まずはこれら不要なアプリをアンインストールする。

  1. 設定アプリを開く
  2. 左サイドパネルのアプリを開く
  3. アンインストールするアプリの「︙」をクリックして、アンインストールをクリック
  4. リストから消えたらOK

図:不要なアプリはここから消去しておく

バックグラウンドアプリのオフ

Windows10から?搭載された、アプリをバックグラウンド実行を許可するかどうかの項目。スマートフォンなどにあるような項目です。これらをオフにすることで、後ろで常に動作してるようなアプリを抑え込むことで、パフォーマンスが向上します。

  1. 設定アプリを開く
  2. 左サイドパネルのアプリを開く
  3. 右パネルのアプリと機能を開く
  4. 各アプリが下の方に列挙されるので、「︙」をクリックする
  5. 詳細オプションを開く(無いものは設定項目がないものなので、オフに出来ません)
  6. バックグラウンドアプリのアクセス許可項目に於いて、「常にオフ」を選択する
  7. ついでにログオン時に実行するもオフにしておくと良いでしょう。

Cortanaのような要らない機能などをこれで抑え込んでおけば良いです。これをアプリの数だけこなしておきます。

図:バックグラウンドをオフにする

スタートアップアプリのオフ

同様に、起動時に自動で起動するアプリを抑制しておきましょう。

  1. 設定アプリを開く
  2. 左サイドパネルのアプリを開く
  3. 右パネルの一番下にあるスタートアップを開く
  4. 不要なアプリを全てオフにしておきます(必要なものをオフにするとオカシナことになるので、見極めが必要)

図:余計な常駐はリソースの無駄遣い

余計なサービスを止める

実に多くの無駄なサービスがWindowsはバックグラウンドサービスの形で稼働しています。その中でも特にWindows Searchなどのサービスは重くなる原因だったりします。これら余計と思われるサービスを停止することで、リソースの確保が可能です。

  1. コントロールパネルを開く
  2. システムとセキュリティ -> Windowsツール -> サービスを開く
  3. Windows Searchをみつけて右クリック -> プロパティを開く
  4. スタートアップの種類を無効に変更し、サービスの状態では、停止をクリックする
  5. 適用をクリックして完了

これで、サービスが停止されます。停止してはいけないサービスもあるのでこれも見極めが必要です。主に停止推奨するサービスは以下の通り。

  • Windows Search
  • SysMain(Superfetchと以前読んでいたサービス)
  • Peer Name Resolution Protocol
  • Peer Networking Grouping
  • Peer Networking Identity Manager

図:これも軽量化の定番作業

高速スタートアップの停止

Windows10に於いて特にトラブルの原因となってるのがコレ。特に旧OSからアップデートした方に様々なトラブル要因をもたらしています。これらがオンに戻されてしまうので、早速オフにしましょう。手順としては以下の通り。マシンによっては最初からこの項目がなかったりしますが、その場合デフォルトで無効にされていますので設定は不要です。これをオフにすることで、Wi-Fiが繋がらなくなる、外付けHDDやUSBメモリが認識されなくなる等ハードウェア絡みの問題が回避可能です。

  1. タスクバーの検索窓より「電源」を検索し、出てきた項目を起動する
  2. 関連設定にある「電源の追加設定」をクリック
  3. 左側パネルの電源ボタンの動作を選択するをクリック
  4. 現在利用可能ではない設定を変更しますをクリック
  5. 下の方に「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す。

図:これはオフにしておくべき項目No.1です。

Microsoft Storeの自動更新オフ

あまり利用することの無いMicrosoft Storeのアプリ。Android等と同様に頻繁にアプデの確認を行ってたりします。そこで、このアプデ確認をやめさせるために、自動更新オフをセットします。

  1. Microsoft Storeアプリを起動する
  2. 右上の「・・・」をクリックして、設定を開く
  3. アプリを自動的に更新をオフにする

図:アプリの自動更新は使わない

OneDriveを停止する

Windows10よりなぜか、OneDriveをやたらとプッシュしてくるだけでなく、Google Driveのように自動バックアップ先として利用しようとします。大した容量があるわけでもないのにバックアップとしてはちょっと使えないだけでなく、事ある毎にアクセスされるとそれだけでマシンリソースを消費する(ディスクアクセスもあるので障害の一つになります)。よって、以前より停止を推奨しています。但し、Power Automate DesktopやExcel Onlineなど個人利用の場合、OneDriveにデータを配置してる関係上、不具合が出る可能性もあります。

この停止は、Windows11 Proでなければ出来ません。

  1. タスクバーの検索窓から、gpedit.mscを実行する(グループポリシーエディタ)
  2. ローカルコンピューターポリシー⇒管理用テンプレート⇒Windowsコンポーネント⇒OneDriveを開く
  3. OneDrive を記憶域として利用できない様にするを開く
  4. 有効にする

再起動すると有効化されます。

図:正直ほとんど使ったことのないクラウドストレージ

自動メンテナンスをオフ

デフラグを始めとする様々なメンテナンス機能がバックグラウンドで知らない間に走っています。しかし、これらはロースペックマシンの場合、見逃せないほどパフォーマンス低下を招きます。よって、この機能をオフにする事で、メンテナンスを手動化し普段のマシンリソースに空きを作ってあげる事で少しでも負荷を下げる事が可能です。

  1. コントロールパネルを開く
  2. システムとセキュリティ⇒セキュリティとメンテナンス⇒メンテナンスを開く
  3. 自動メンテナンスの項目があるので、メンテナンスの停止をクリックする

但しこの自動メンテナンスは他にもWindows Defenderのウイルススキャンやディスクのクリーンナップなども行っているので、完全停止は推奨されていません。Windows Defenderを止めて他のウイルススキャンソフトなどに乗り換えた場合は別ですが。

なお完全停止はレジストリからのみ変更可能で、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Schedule\Maintenance」の中に「MaintenanceDisabled」というDWARD項目を作り、1を指定すると停止可能です。

図:一時的に停止するだけ

IPv6を停止する

古いネットワーク環境やデバイスしかない場合には有効です。そうではない今どきの環境の場合、IPv6も普通に使ってたりするので、停止すべきではないクラシックなパフォーマンス稼ぎのテクニックが、IPv6の停止。当時はほとんど普及していなかった&これ自身が不具合の原因だったりしたので停止してたりしましたが、現代では普通にIPv6でのウェブアクセスなどはNuro光などでも当たり前のように提供されてたりするので、基本は停止は非推奨です。

  1. タスクバーの検索窓よりncpa.cplを実行する
  2. ネットワーク接続を開く
  3. 対象のWiFiや有線ネットワークのアイコンを右クリック⇒プロパティを開く
  4. インターネットプロトコルバージョン6という項目があるので、チェックを外す
  5. OKをクリックして閉じる

図:かつては効果があった設定

Teamsアプリを停止させる

Windows11から標準搭載のTeamsアプリ。これが起動時にWebView2プロセスを2個も立ち上げっぱなしになってるそうで、こちらの記事にてRAMの消費量が増加するとして取り上げられています。しかもこのTeamsアプリはMicrosoft365のTeamsには接続出来ない別物なので、標準でオフにしておいても構わないでしょう。

  1. 設定⇒アプリ⇒スタートアップを開く
  2. Microsoft Teamsをオフにする
  3. 設定⇒個人用設定⇒タスクバーを開く
  4. ウィジェットをオフにする

Teamsウィジェットも同じくメモリを消費するため、不要ならばオフで問題ないでしょう。

図:いらない機能でスペック低下が鬱陶しい

フォトアプリは使用しない

あらたに、フォトアプリを利用するとsihost.exe(Shell Infrastructure Host)がCPUを10〜40%も消費するという問題がRedditで報告されています。この問題が生じると再起動以外では問題が解決せず消費し続けるという厄介なトラブルです。Qiitaでも検証作業をしてる方がいらっしゃいます。

回避策はフォトアプリをやめて、他の代替アプリに切り替える事。自分は、昔からirfanviewを利用してるので、この問題には直面しませんでした。

自動更新を停止する

Windows11 Pro以上(homeはダメです)では、グループポリシー設定が出来る為、Windows Updateを手動更新に変更する事が可能です。企業内でWindows11を使用するならば必須の設定と言えると思います。以下に手動更新に変更する手順を記します。ゲーム等やる人も、勝手に後ろでアップデートが始まって重くなる等が避けられるので、オススメです。但し手動なので、自分で意識してアップデート実行しないといけません。

以下の設定を元に戻す場合には、「未構成」にして、再起動しないと戻りません。

  1. タスクバーの検索ボックスより、gpedit.mscと入力し、グループポリシーエディタを起動する
  2. コンピュータの構成の中の管理用テンプレートを開く
  3. Windowsコンポーネントの中の「Windows Update」の項目を開く
  4. エンドユーザエクスペリエンスの管理を開く
  5. スケジュールされた時刻に常に自動的に再起動する」を無効にする
  6. 自動更新を構成する」を無効にする
  7. 従来のポリシーを開く
  8. windows updateの電源管理を有効にして、システムのスリープ状態が自動的に解除され、スケジュールされた更新がインストールされるようにする」を無効にする
  9. 自動更新を直ちにインストールすることを許可する」を無効にする
  10. これで、設定⇒更新とセキュリティ⇒Windows Updateの中の詳細オプション画面が、「一部の設定は組織によって管理されています」に変更されます。
  11. アップデートは自分で「更新プログラムのチェック」ボタンを押さないと、アップデートは実行されません。

図:gpeditで設定を変更中の画面

図:Windows10とちょっと場所が違ってる

図:従来のポリシーも見る必要がある

仮想化ベースのセキュリティを無効化する

最近出たニュースに「Windows11の仮想化ベースのセキュリティ(Virtualization-Based Security)により、ゲームなどの性能が30%も低下するという衝撃的なものが出ています。この機能自体はWindowsw10から搭載されてるものの、Enterpriseなどの一部でなければ標準で有効化されてこなかったものが、Windows11ではクリーンインストールにて標準で有効化されてるようです。(但し、Windows10からのアプデの場合は無効化されたまま)

またこの機能は、Windows Defender Application GuardWindowsサンドボックスを有効化すると自動で有効化もされ、結果的にVMwareの動作にも影響するようで、オフにすることでパフォーマンスが向上するのではないかと。

無効化の手順は以下のとおりです。

  1. Windowsキー + Rで、ファイル名を指定して実行を開き、msinfo32を起動する
  2. 表示項目で「仮想化ベースのセキュリティ」が無効化されていなかったら次の作業を行う
  3. レジストリエディタを開く
  4. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\DeviceGuardを開く
  5. EnableVirtualizationBasedSecurityの項目を開く
  6. 0で無効化、1で有効化
  7. PCを再起動する

図:無効化されているか確認

図:レジストリやgpeditから変更出来る

Antimalware Serviceへの対処

タスクマネージャのモニターを見るとわかるのですが、CPU100%で張り付いて非常に重たくなってる原因の1つが、このAntimalware Servicen。これが非常にメモリを消費し、CPUを消費してたりするのですが、どうも自分自身を怪しいプログラムとしてスキャンし続けるという盛大なバグがあったようです。将来的なアプデで解消するとは思いますが、作業の邪魔になるので、以下の対処法をしておくと良いでしょう。

図:問題のプログラム

タスクスケジューラからの定期実行を変更
  1. Winキー+Rでファイル名を指定して実行を表示する
  2. taskschd.mscを実行する
  3. タスクスケジューラライブラリを開き、Microsoft -> Windows -> Windows Defenderを開く
  4. 右パネルのWindows Defender Scheduled Scanを開く
  5. 最上位の特権で実行するのチェックを外す

図:定期実行の権限を変更する

リアルタイム保護を停止する
  1. 設定アプリを開く
  2. プライバシーとセキュリティを開く
  3. Windowsセキュリティを開き、Windowsセキュリティを開くをクリック
  4. ウイルスと脅威の防止の設定をクリック
  5. リアルタイム保護のスイッチをオフにする

但しこの方法は再起動すると再度オンになってしまうので、一時的な対処法です。

図:一時的に止める方法です

除外リストに追加する

このAntimalware Service自体の設定で、自身を除外対象に加えると緩和されるようです。

  1. Winキー+Rでファイル名を指定して実行を開く
  2. taskmgrを実行してタスクマネージャを開く
  3. 詳細タブもしくはプロセスタブを開く
  4. Antimalware Service Executable(MsMpEng.exeとMsMpEngCP.exe)を見つけて、右クリック -> ファイルの場所を開くをクリック
  5. MsMpEng.exe、MsMpEngCP.exeが対象のファイルなので、このexeへのフルパスを調べておく。
  6. 設定アプリを開く
  7. 更新とセキュリティを開く
  8. Windows Defenderセキュリティセンターを開く
  9. ウイルスと脅威の防止をクリック
  10. ウイルスと脅威の防止の設定をクリック
  11. 一番下の除外にある「除外の追加または削除」をクリック
  12. 除外の追加にある+ボタンをクリックして、4.のフルパスを指定する
  13. UACの警告が出るので、「はい」をクリック
  14. OSを再起動する

図:除外に自分自身を追加する

Windows Defenderを無効化する

Avastなどの他のウイルスチェッカーソフトを入れるのも策の一つですが、レジストリから簡単に無効化が可能です。ウイルスチェッカーを止めてしまう方法なので、必ず他の製品を入れておくようにしましょう。

  1. Winキー+Rでファイル名を指定して実行を開く
  2. regeditを実行する
  3. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows Defenderを開く
  4. DisableAntiSpywareの項目を開いて、値に1をセットする
  5. 4.の項目が無い場合には、DWARDでDisableAntiSpywareを作成して、1をセットします。
  6. OSを再起動する

図:レジストリから停止させてしまう

VMwareでのセッティング

現在、VMware Workstation 16およびVMware Fusionでテストしています。VMware Fusionでは以下のセッティングで動かしています。

  1. RAM : 4096MB
  2. ビデオメモリ:2048MB
  3. 3Dグラフィックスの高速化オン
  4. UEFI : オン(セキュアブートオン)
  5. CPU:2個のプロセッサ(詳細オプションのIntel VT-xなどはすべてオフ)
  6. TPM : オン
  7. 暗号化:有効
  8. システムの設定:パフォーマンス優先、仮想メモリは1500MB。
  9. 余計なサービスは全停止、余計なバンドルアプリはすべてアンインストール

仮想環境は高速スタートアップが存在しないので、元からオフ。この状態で運用していますが、これでそこそこの状態で動いています。

※2021年10月17日、VMware Workstation Player 16.2.0にてPro版でなくともTPMセッティングがサポートされました。暗号化せずvmxにmanagedvm.autoAddVTPM=”software”を追加すると、仮想TPMを追加可能になったようです。

図:Build22449を入れてみた(Devチャンネル)

トラブルシューティング

画面をキャストする

Windows11の画面を例えばFire TV Stickにワイヤレスディスプレイとしてキャストする場合には2パターンの接続方法があります。どちらもMiracastを利用して接続を行います。Windowsの機能を利用してキャストする方法と、Chromeのキャスト機能を利用する方法です。

前者の場合は以下の方法でキャストします

  1. Windowsキー + Kで検出されたFire TV Stickの接続先を選択する(これでほとんど可能)
  2. 設定⇒システム⇒ディスプレイ⇒マルチディスプレイを開く
  3. ワイヤレスディスプレイに接続する⇒Fire TV Stickの接続先を選択する
  4. Windows + Pで切断する

ただしこの方法は、Parallels等の仮想環境下では使えません。もう一つのChromeの機能を使う方法ですが

  1. Chromeを起動する
  2. 「︙」をクリックし、キャストをクリック
  3. ソースをクリックし、画面をキャストを選ぶ
  4. 続けて、Fire TV Stickを選択する
  5. ミラーリングとして画面がキャストされる

この方法の場合複製が出来ないので、複製を使いたい場合は前者の方法で、有線接続をする方法しかありません。

図:この方法が一番楽です

Microsoft Storeが見つからない

通常のWindows11の場合、インストール直後からMicrosoft Storeが入っていますが、macOSのParallelsやUTM等の仮想環境で利用する「ARM版 Windows11」は最初からMicrosoft Storeが入っていなかったりします。

そこで、PowerShellを使った方法を試してみたものの、何もインストールされず。調べてみるとParallelsのサイトに記載がありました。以下の手順で簡単にMicrosoft StoreをARM版Windows11にインストール可能です。

  1. PowerShellを管理者権限で起動する
  2. wsreset.exe -i を実行する
  3. 途中リンクを開くには・・・とエラーがでるが無視する
  4. インストールされた旨のメッセージが出たら完了

図:普通にインストール可能

図:ストアアプリもx64エミュレーションでバッチリ動く

Windowsセキュリティが開かない

Windowsセキュリティは旧Defenderと呼ばれていたウイルスチェックなどを行う重要な機能なのですが、開こうとしたら下の図のように見つからないケースがあります。この場合の対処方法は以下の通り。この方法についてはこちらに記載があります。

  1. PowerShellを管理者権限で起動する
  2. 以下のコマンドを実行する
  3. 再度、Windowsセキュリティを開いて、開ければOK

図:開こうとしたらこうなったら対処が必要

ローカルアカウントの管理が出来ない

Windows11になってから標準が「Microsoftアカウント」になった事によって、セットアップ時でも特別な手順でないと、ローカルアカウントの追加が出来ないようになっています。また、セットアップ完了後のマシンに「ローカルアカウントの管理や追加」も、設定からは出来なくなっており、コントロールパネルのアカウントからも、追加ができなくなっています。

しかし、以下の手順で追加する事が可能です。

  1. Windowsキー + Rで「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. control userpasswords2を入力して実行
  3. 旧式のユーザアカウント画面が出るので、「追加」をクリック
  4. このユーザのサインイン方法が出る。下の方にあるMicrosoftアカウントを使わずにサインインするをクリックする
  5. 次の画面では、ローカルアカウントをクリック。
  6. ユーザの追加画面で、ユーザ名とパスワードを入れて、次へをクリック
  7. 完了をクリックするとローカルアカウントで新規追加される

図:設定アプリからは追加が出来ない

図:ローカルアカウント追加画面

図:userpasswords2の管理画面

ベータチャンネルへ移行できない人へ

一部の人で、これまでのInsider ProgramのチャンネルをDeveloper ChannelからBeta Channelへの移行ができないという人がいるようです。リリース間近になると、不安定な機能のテストが入ってくるので、Devチャンネルだと色々と不具合に見舞われる可能性がありますが、これでは困ります。

その場合は以下の手順でコマンドプロンプトから操作する事で、移行用のオプションが表示されるようになるとのこと。これもDeveloper Channelの不具合の一つなのでしょう。

  1. コマンドプロンプトを管理者権限で起動する
  2. bcdedit /set flightsigning onを実行する
  3. bcdedit /set {bootmgr} flightsigning onを実行する
  4. OSを再起動する

図:この設定が出てこなくなる人がいるようです

タスクバーが出てこなくなる

2021年9月3日早朝より、Windows11にある更新パッチを適用されてしまった人の多く?にexplorerがハングアップしてタスクバーが真っ白で何も出てこなくなる現象が発生しています。原因はMicrosoftが配信する広告サーバーの不具合。広告サーバなるもののせいで、無関係の多数のユーザのコンピューティング環境を破壊するなど、前代未聞です。

公式から発表された解消法は以下の通り。レジストリの特定のエントリーを削除するコマンドになります。

  1. Ctrl+Alt+Delを押して、タスクマネージャを起動する
  2. ファイル⇒新しいタスクの実行にて、cmdを実行
  3. コマンドプロンプトより、「reg delete HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\IrisService /f」を実行する
  4. 続けて、shutdown /r /t 0を実行して再起動する

対象は、Build 22000.176およびBuild 22449

また、あるツイートによると午前0時になってから突然発生したという報告もあり、曰く

  1. タスクマネージャを起動
  2. ファイル⇒新しいタスクの実行にて、controlを実行しコントロールパネルを表示
  3. 時刻と地域⇒日付と時刻の設定を開く
  4. 日付を数日先に変更する(例9月5日など)
  5. 再起動すると一時的にタスクバーが表示されるようになる。
  6. このままだとウェブサイトの閲覧などに支障をきたすので、時刻は元に戻す

公式対応策が出たので、そちらを実行すればこの厄介な現象をシステムの復元や日付の変更をせずに出来るので、そちらをおすすめします。

※これまであった、Show or hide updatesトラブルシューターはWindows11では利用できないようです

AMDのCPUで10%も性能ダウン

リリース直後のニュースで、AMD製のCPUの場合、一部のアプリ(主にゲーム)にて、動作が重くなり性能が10%ダウンするというバグ?が報告されています。この問題について、修正パッチは10月以内にリリースされるということですが、潜在的にそのような問題があるという証左であるので、AMDでゲーマーな人は、Windows11への移行はしばらく見合わせたほうが、トラブルに巻き込まれなくて済むのではないかなと。

※2021年10月22日、この件を含めた問題解消パッチである「KB5006746」が配信されたようです。AMD利用者は必須のパッチとなっているので、アップデート出来ているか要確認です。以下の手順で適用後に作業が必要になるようです。

  1. KB5006746のアップデートパッチを適用する
  2. AMD Chipset Driver 3.10.08.506をダウンロード&インストール
  3. 再起動後、電源オプションを開き、電源プランを「AMD Ryzen Balanced」に変更する

他にもAMDはSpectre対策が不十分でSpectre対策が不十分なパッチの修正パッチを出してたりします。

AMDのCPUでTPMが原因で性能ダウン

前述とは別にTPMが原因でAMD製CPUで性能が低下するという報告が出ており、モッサリや音の割れなどが発生するなどの報告が上がっています。この問題は解決されておらず、TPMをオフにしてWindows10に戻すしか現時点で方法がありませんが、一部のゲームはWindows11ではTPM有りでないと動作しないなどがあるため、我慢を強いられそうです。

この問題は、5月にBIOSの更新プログラムをAMDが配信予定となっているようです。

IntelのCPUで一部ゲームで不具合

AMDだけでなくIntelのCPUでも一部のゲーム約50本が動作不良などを起こすことが判明。これは、Windows10でも影響を受けているようです。原因を調査して対応パッチを出す予定とのことですが、DRMに関わる件のようで。該当するゲームを所持してる人は要注意です。パッチのリリースは11月中旬予定とのことですが、まだどのパッチを適用すべきかは示されていません。

レジストリに非アスキー文字使用でNG

特定のアプリケーションがレジストリに非アスキー(2バイト文字の日本語も含む)のエントリーを追加し利用してるアプリケーションに於いて、インストーラによるインストールが完了しなかったり、ブルースクリーンで落ちたり、そもそもアプリが起動できなくなるなどの致命的な不具合が報告されています。ベトナムやポルトガルのアプリだけでなく、日本国内でもJPKI利用者ソフトがこれに該当している模様。

これらに該当する環境にはアップデート配信が停止されているようですが、そもそもMicrosoft Office 2016でも普通に日本語のエントリーが使われていたりする(こちらは問題が出ていないらしい)。該当する場合はアプデしないようにと言うけれど、そんな事ユーザが知る由もないわけですが。

※2021年10月22日、この件を含めた問題解消パッチである「KB5006746」が配信されたようです。対象のアプリを利用者は必須のパッチとなってるので、アップデート出来ているか要確認です。

画像がサムネイル表示されない

Windows11は標準では画像ファイルのサムネイル表示ではなく、アイコン表示になってるようです。これまでのように画像の場合はサムネイル表示をしてほしい場合には以下の手順で設定変更が必要です。

  1. エクスプローラを開く
  2. メニューからその他のオプション=>オプションを開く
  3. 表示タブを開く
  4. 下の方にある「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」のチェックを外す

これだけ。

図:デフォルトでオフになってるようだ

Snipping ToolやIME変換の不具合

2021年11月1日以降発生している「Snipping Toolが起動しない」「IMEの変換候補がオカシイ」といった不具合にかなり広範囲で発生しているようです。前者はスクリーンショットを撮る為の公式ツールで、後者は変換候補が2個しか出てこないなどなど。その理由がアプリの証明書に使われてるデジタル証明書の期限切れ。公式ツールで期限切れって・・・

これに対して、KB5008295の緊急パッチがリリースされています。Windows Updateで適用して再起動すれば治るという事なのですが、大型アップデート後のWindowsは頻繁にこういう事が起きるので、Insiderではないからといって、あまり頻繁にアプデを積極的に行うとアップデートパッチテロに巻き込まれる事があるので、様子見をしてから適用するようにしましょう。

IMEについては、Microsoft IMEの全般設定から「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」にするだけでも治せるようです。

図:以前のIMEに戻すことが出来る

バッテリーレベルが100%を超えて表示される

海外掲示板Redditに投稿されたネタ。驚くべき事に、バッテリーレベルが100%を超えて103%になっている。これがOSがバッテリーレベルを間違えて表記しているのか?それとも、過充電されているのか?(ハードウェア側にも制御があるハズなので、過充電はないと思うのですが、仮にもされていたとしたら爆発の恐れが)。

現在問題調査中のようですが、なぜこういう表示なのかといった説明等が早くほしい所。

図:これはマズイのでは

一部の拡張子とアプリの関連付けが効かない

海外のWindows系掲示板で報告された現象で、jpgやpngなどの画像系ファイルを開くアプリをirfanviewなどの他のアプリに関連付けを変更しても、変更が効かず、相変わらずフォトで開かれるようになるというバグが発見されています。実際に試してみましたが、関連付け変更を行っているにも関わらず反映せず、jpgをダブルクリックで開かれるのは、フォトアプリという。

これは、IrfanViewなどのアプリ側がWindows11の新しい関連付けの仕組みに対応していないがために起きてるようで、同様のアプリでも対応しない場合には、以下の手順でjpgのエントリを追加して、既定のアプリから変更を行います。

  1. 以下のレジストリエントリをtest.regとして保存する
  2. 作成したregファイルをダブルクリックして、エントリを追加する
  3. 設定アプリ⇒アプリ⇒既定のアプリ⇒ファイルの種類で既定値を設定するを開く
  4. jpgを探し出し、右側の矢印アイコンをクリックする
  5. irfanviewを探し出し、強制的に変更するが出てくるのでクリックする
  6. これで、jpgとirfanviewが関連付けされた

図:既定のアプリが悪さをしてる

ショートカットアイコンの矢印が真っ黒

一部の環境でショートカットの矢印が表示されず真っ黒になる現象が報告されています。これ、Windowsの持病みたいなもので、ショートカットのアイコン自体が真っ白というケースもあります。コレに対しては、Shift+再起動を実行し、セーフモードにして起動してから、再度再起動で通常通り起動すると治るケースがあります。ただし、Windows11からはBitlockerがデフォルトになっていたりするので、回復キーをきちんと手元に用意しておかないと、セーフモードに入れないので要注意。

アイコンキャッシュを削除して再構築する方法で直す場合は以下の通り

  1. C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Localを開く
  2. フォルダオプションを開いて、隠しファイルの表示をするように変更をする
  3. IconCache.dbが対象なので、Shift+Delで完全削除する

これで再構築されます。Winキー + Rでファイル名を指定して実行から、「ie4unit.exe -show」を実行しても同様の効果が得られます。

一部のアプリでHDR対応ディスプレイで色化け

Windows 11 バージョン 21H2でのみ、一部のアプリで色が正しく表示されないバグが報告されているようです。ただし、このバグは2022年1月下旬のパッチで正しく修正される予定だそうで。業務でイラストやデザインを作ってる方にとっては結構致命的なバグになるので、Windows11は使用するのは控えておいたほうが良いでしょう。

パーティション間のファイル移動が遅い

SSD, NVMeなどに於いて、異なるパーティション間でファイルの移動などを行う場合に異常に遅いという現象が報告されています。こちらも1月下旬のパッチで修正予定らしいですが、KB5008215が原因で発生しているようです。こちらについては、原因が特定されたようで、KB5008353のパッチにて問題が解消するようです。

Microsoft Catalogからも単体でパッチをダウンロード可能です。

この問題はこちらのフォーラムに報告されており、Crystal Diskmarkでのベンチ結果が表示されており、特にランダム書込みの速度が遅いとのこと。

勝手にファイルが消えたり消えなかったり

アプデ時などに於いて、勝手に特定のプログラム等のファイルが消える現象。これ、Windows10の時から報告されていて未だにある現象で、Windows11と互換のないアプリと勝手に判断して勝手に消している現象です(しかしプログラムはきちんと動作する)。Twitterの報告によるとWindows10への復元等でOfficeが消えたという報告も出ています。また、一部ではGPUのドライバ等も削除されてるという報告があります(Windows10の時にも同様の報告あり)

また、カスタマイズ等のレジストリ系の設定も、アプデ後に元の状態に戻されたりなど非常に問題のある動作が現時点でも確認されています。特に大型アップデート後はデフォルトに戻されてたり、停止させたTeamsが何故か復帰してたりするので要注意です。

一方で、システムを初期化(リセット)するを実行した場合に、完全初期化されずファイルが残るといった謎現象も報告されており、原因はOneDriveおよびOneDrive Business。初期化する前にサインアウトしておく必要があるようです。この現象は、Windows11 21H2で発生が確認されており、リモートワイプでも残るというので非常に問題のある症状です。

現時点でこの問題についての修正パッチなどは出されていません。Windows.oldフォルダを削除しておくと軽減するというけれど・・・本末転倒ではないだろうか?

Pingが届かない

ネットワーク上に於いて対象のマシンがきちんと見えているかどうかを確かめる最もよく利用するコマンド「Ping」。これまでのOSでは普通に特に何もせずとも、他のマシンから打てば返ってきていたのですが、Windows11ではデフォルトでファイアウォールでPingに対して応答しない設定になっているようです。

以下の手順で設定変更が必要です。

  1. 設定を開き、プライバシーとセキュリティ⇒Windowsセキュリティを開く
  2. 左サイドパネルのファイアウォールとネットワーク保護を開く
  3. アクティブになってるネットワークを確認(通常はパブリックネットワーク)
  4. 下にある詳細設定を開く。UACが働くので、「はい」をクリック
  5. Windowsファイアウォールが開くので、左サイドパネルの「受信の規則」を開く
  6. グループが「ファイルとプリンターの共有」であるものの中で、プロファイルが3.のもので「ファイルとプリンターの共有 (エコー要求 – ICMPv4 受信)」を見つける
  7. 右クリック⇒規則の有効化をクリック
  8. これでpingを打ってもきちんと反応が返ってくるようになります。

図:デフォルトだとPingが届かない

図:規則の有効化で届くようになる

音質が悪かったり聞こえない現象

これは以前からずーっと言われてきてたようで、音質に拘る人は昔からASIOドライバを入れて、Windowsのカーネルミキサーを通さずにサウンドを流すようにしていたようですが、Windows11になっても相変わらず進化していないようです。音質に拘りたい方は、ASIOドライバを使うと良いでしょう。

Windows10時代には、その証拠を検証した方や、カーネルミキサーを通過させずに、直せずサウンドデバイスに対してストリームさせるASIO4ALLといった汎用ドライバ等もリリースされています(2.14じゃないとGUI設定が無いので注意)。

ゲーム等でも「Apexなどで後ろや遠方の音が聞こえない等が発生してる」のも、これが原因で、以下の手順で機能をオフにするとマシになります

  1. 設定アプリからシステムを開く
  2. サウンドを開く
  3. サウンドの詳細設定を開く
  4. 再生の中にあるスピーカーを右クリック⇒プロパティを開く
  5. 詳細を開き、信号の拡張機能の中にある「オーディオ拡張機能を有効にする」のチェックを外す(仮想環境だとここが表示されない)
  6. 適用ボタンを押して完了

図:ASIO4ALLの設定画面

図:音質改善の該当場所

【後ろの音が聞こえない!?】Windows11アップデートで起きる不具合の解決方法!!【Apex Legends】
元サイトで動画を視聴: YouTube.

Playstationのゲームパッドを使う

以前からゲーマーの間では常識であった「PlaystationのゲームパッドをPCで使う」というテクニックですが、Windows11でも利用可能です。有線接続や無線接続(bluetooth)にて、ゲームで当たり前のように使えます。Steamでも正式に対応しているので、手元にゲーム機があるならば、PC用に買わずになれたゲームパッドをそのまま流用しましょう。

以下のエントリーで詳しく紹介しています。

PS5のコントローラを他のデバイスで使う方法

WSL2とNox Playerなどの共存

Windows Subsystem for LinuxおよびAndroidは、それそのものがHyper-Vを利用した仮想環境です。一方、Nox Playerなどは表面上見えないですが、VirtualBoxを利用した仮想環境です。現在のWindows11は既にWindows10の頃より、Hyper-VとVMware Workstationの共存が出来るようになっていますが、VirtualBoxはHyper-V Stopなどのツールで切り替えが必要になります(どちらかを停止していないと利用出来ない)

しかし、Nox Playerで使われてるVirtualBoxのバージョンが古く共存が不可能で、実行すると以下の図のようなメッセージが出ます。また、場合によってはブルースクリーンになったりもします。よって、Windows11でWSL2/WSAとNoxPlayerは今現在は共存が出来ません。将来的にアップデートされて共存するバージョンを出してくれるならば話は別ですが、VirtualBox自体がいかんせん渋い対応であるため、あまり期待が出来ない状態です。

入れて仮想マシンプラットフォームをオフにしてしまった場合、再度有効化したい場合は、以下の作業をします

  1. コマンドプロンプトを管理者権限で起動
  2. optionalfeaturesを実行する
  3. 仮想マシンプラットフォームにチェックを入れて再起動
  4. Hyper-Vをオンにする場合は、bcdedit /set hypervisorlaunchtype autoも実行しておく

※ちなみに仮想環境内にNoxを入れてみましたが起動も出来ず。WSAについては問題なく稼働してる

図:現在はWSLやWSAと共存不可能

アプデ後に.net Framework 3.5が無効化されるバグ

2022年5月のアップデートパッチを適用後に、それまで使えていた「.net Framework 3.5」を利用している各種アプリが動作しなくなるというとんでもない、アップデートパッチテロが配信されました。Windows11に限らず、Windowsではむやみやたらに最新のアップデートパッチを当てるのは壮大な爆弾を抱えている可能性が高いので、控えるようにしましょう。

この結果、Visual Studioなどが起動できなくなる、「mscoree.dll」が見つからない、エラーコード0xc0000135を吐いて終わるなど厄介なことになっています。WCF Non-Http Activation Componentsも無効化されてるようです。

この問題の回避策は、以下の手順で再度.net Framework 3.5を有効化する事で行えます。

図:何故か無効化されるバグ

  1. Winキー + Rを押して、ファイル名を指定して実行を開く
  2. OptionalFeaturesを入れて開く
  3. Windowsの機能の有効化または無効化が開くので、「.net Framework 3.5」にチェックを外して一旦オフにする
  4. 再度同じ手順で再度オンにする

これで再び、.net Framework 3.5が使えるようになり、関連するアプリが動作するようになります。手軽なのは、KB5012643を削除すること。コマンドラインから行う場合は、以下のコマンドを管理者権限で実行する。

タブレットPC設定を開く

Windows11になって、ひっそり廃止された機能の1つが「タブレットPC設定」。この結果、Windows10からアプデをした人の場合などで、タッチパネルと画面の紐付けが出来ず、サブモニタの管理などが出来なくなります。

しかし、設定画面自体は残っており、以下の手順で管理することが可能です。

  1. Winキー + Rを押して、ファイル名を指定して実行を開く
  2. shell:::{80F3F1D5-FECA-45F3-BC32-752C152E456E}を入力して実行する
  3. タブレットPC設定のダイアログが出てくるので、操作する

図:隠し機能みたいになってしまってる

Valorantが起動できない問題

人気ゲームValorantがWindows11で起動しなかったり、不具合が多発している件がTwitterでは非常によく聞こえてきます。その内容というものは1つの原因に起因してるものではなく、大きく2つあるようです。

  • UEFIのSecure Boot / TPM2.0が有効化されていない(接続エラーの原因)
  • ファイアウォールが通信を阻害している(エラー29がこれに該当する)

前者は通常、Windows11の場合は、どちらも本来オンでなければアプデが出来ないハズなので、オンにせず使えている時点でおま環の問題でしかないので、素直にUEFIの画面に入ってオンにすれば済む話です(VAN 1067エラーがこれに該当する)

もう一方の問題は、Windows FirewallがValorantのサーバとの通信を阻害してしまってる問題。ファイアウォールを無効化しろなんてオカシナ事を書いてるサイトもあったりするのですが、公式サイトにも掲示してる内容です。公式サイトに掲示されてるように、Windows Firewallに対してvalorant.exeとvgc.exe、RiotClientServices.exeの3つに対して、一旦エントリを削除して追加し直し、通信許可をすれば良いということです。

また、Alt+Tabなどで画面を別のアプリに切り替えるとフリーズする現象については、後述の「OBSがちょいちょいフリーズする現象」にもあるように、「ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング」をオフにする事で回避する事が可能です。

※他に、管理者権限で起動やサービス有効化などの解決策もあるようです。

図:このエラーの人はWin11の要件満たしていません

Valorant - How To Fix Vanguard Anti-Cheat Error on Windows 11
元サイトで動画を視聴: YouTube.

HEVCビデオ拡張をインストール

Windows11でH265フォーマットであるHEVCを再生する為のコーデックなのですが、Microsoft Store公式サイトだと120円ということになっています。この拡張機能なのですが、以下の手順だと無償でインストールする事が可能です。

  1. Chromeなどを起動する
  2. URLとして、以下のURLを入力してEnter
  3. Microsoft Storeで開くをクリックする
  4. Microsoft Storeで開かれるとインストールボタンだけが表示されるのでインストールする

ただ、VLCなどでは別途コーデック無しで自前で再生できるので、必要かどうかは意見が分かれるところです。

図:H265の映画等が再生できる

OBSがちょいちょいフリーズする現象

Youtubeのライブ配信で使われるソフトウェアで最も普及しているOBS。Windows11になってから、具合が悪いという報告が結構見かけます。この現象の解消法が提示されています。以下の手順で機能をオフにする事でフリーズせず使えるようになるとのこと。

  1. 設定アプリを開く
  2. システム⇒ディスプレイ⇒グラフィックを開く
  3. 既定のグラフィック設定を変更するをクリック
  4. ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリングオフにする

図:こんな深い場所の設定が影響するとは・・・

Home版なのにBitlockerで暗号化される

Windows10の頃にも同じような現象が報告されていましたが、Windows11のそれはちょっと違っていて、TPM2.0を利用して暗号化しないとWindows11は利用できない為、Windows11 HomeでもBitlockerで知らない間に暗号化されているようです。HomeもProも共にはじめから暗号化が実行された状態になってるというわけです。

しかし、これが恐ろしいのは、何かあった時にDiskからサルベージするにもBitlockerの回復キーがないと何もできなくなるという点です。故にセットアップが終わったら、必ず普及用のUSBディスクを作成すると共に、Bitlocker回復キーを作成しておきましょう。これは必須の作業です。

暗号化解除の為のBitlocker回復キーはMicrosoftアカウントのこちらのページに保存されますが、無い場合には回復キー作成時にMSアカウントへの保存を指示していなかったり、そもそも作っていない場合などが該当します。以下の手順で回復キーのバックアップをしましょう。

  1. コントロールパネルのシステムとセキュリティを開く
  2. Bitlockerドライブ暗号化を開く
  3. 回復キーのバックアップをクリックする
  4. Microsoftアカウントに保存するをクリックする(ファイルや印刷も出来るけれどオススメしない)
  5. 48桁の回復キーが表示されるようになるので、イザというときは別のマシンなどからMicrosoftアカウントを見れば回復キーがわかる
  6. また、コマンドプロンプト(管理者権限)で確認する事も可能です

図:デフォルトで暗号化されてる

Windows11 Sモードを解除する

Sarface Go 3などは出荷段階でWindows11でありながら、Sモードという特殊な状態になっています。これは解除して通常のWindows11にすることが可能になっています。Sモードは色々と機能を制限されてるモードであるため、正直不便です。公式サイトにもありますが、解除方法は以下の通り。ただし、1度解除してしまうとSモードには戻せなくなります

  1. 設定アプリを開く
  2. システム⇒ライセンス認証を開く
  3. Sモードが表示されるのでクリックし、Microsoft Storeを開くをクリック
  4. Sモードから切り替えるが表示されるので、 入手をクリック
  5. Sモードが通常のWindows11 Homeになる

IMEのかな入力時にキーがオカシクなる

一部の環境で、「かな入力にする」とキーボードの入力に於いて、ShiftやCtrlが使えなくなったり、DeleteやBackspaceに別のキーが割り当てられたりといった不可解な現象が発生する現象が報告されています。スペースを押しても日本語変換が実行されないなど致命的な現象です。解決方法としてはGoogle日本語入力をインストールしてそれを使うなどがありますが、以下の方法でも解決するようです。

  1. タスクトレイのAというIMEの記号を右クリック
  2. 設定を開く
  3. Microsoft IMEの設定が開き、全般をクリック
  4. 一番下の互換性に於いて、以前のバージョンのMicrosoft IMEを使うをオンにする

他にも入力切り替え後にShiftキーを2回押すなどの解決法があるようですが、毎回面倒なので、素直に以前のバージョンに戻したほうが幸せになれそうです。

図:かな入力にだけ発生してる問題

Windows11 HomeでもHyper-Vを利用する

Windows10でもあったテクニックですが、本来Windows11 Pro以上でなければ利用出来ない公式仮想化アプリである「Hyper-V」をHomeでも利用できるようにするテクニックです。BIOSレベルで仮想化支援(Intel VT-x等)が有効でなければ当然使えません。

  1. notepad.exeなどを開く
  2. 以下のコードを貼り付ける
  3. ファイル名は、test.batというバッチファイルにしておく
  4. このファイルを右クリック⇒管理者として実行をクリック
  5. 色々作業が始まって10分くらいで完了します。
  6. 再起動のメッセージが出るので、Yを入力して実行し、再起動する
  7. これでHyper-Vの管理ツールやマネージャがインストールされてスタートメニューに登録される

ただし、拡張セッションについてはホスト側もゲスト側もPro以上でなければ利用できませんので注意。

削除してしまったファイルを復元する

Microsoft公式のコマンドラインの復元ツールである「Windows File Recovery」がMicrosoft Storeにて公開されています。コマンドラインなのでコマンドプロンプトを利用する必要があるのですが、意外とこの手のツールって怪しいフリーソフトウェアが多いので、公式が出してる意味は大きいです。しかも結構復元率が高い(必ずしも復元できるとは限らない)。

ストアからインストールしたら以下の手順で復元出来ます。HDD,SSDだけでなくUSBメモリなどのディスクも探索可能です。ただし、復元先として別のドライブが必要になる(ネットワークドライブは不可)点に注意が必要です。対応してるファイルシステムはFAT32, NTFS, exFAT, ReFSとなっています。

  1. コマンドプロンプトを管理者権限で起動する
  2. 以下のコマンドでCドライブを探索し、Eドライブに復元します
  3. ただし、復元対象となるファイルは以下のコマンドで出てきた拡張子のファイルのみとなります。主要なファイルは大体復元可能です。
  4. 復元が完了すると、指定のドライブ直下にRecoveryという名前と日付で出来たフォルダ内にファイルが生成されます。

以下の画像はParallels17上のARM Windows11で使ってみた様子ですが、一気に過去に削除した250MB程度のファイル群が色々復元されました。

図:公式ツールという信頼感はあります

図:復元作業中の様子

図:復元されたファイル群

Windows11レビュー

UIの変更

アップデートが完了した直後のWindows11は、Chromebookを意識して10Xを作り、そしてお蔵入りにしたUIが搭載されています。スタートメニューは左下ではなくなり、タスクバーのアイコン類をセンターに配置という。

全体的にウィンドウの角は丸められて、アイコンはフラット -> カラフルで立体的と、また過去の流れに戻ってきています。但しライセンス認証をしていない場合(プレビュー版では不要ですが)、デスクトップアイコンの変更等がグレーアウトしたままで変更が出来ません。

コントロールパネル自体は未だ存在しており、設定アプリと併存という状況は変わっていないようで・・・

また、右クリックメニューが大幅に変更が加えられており、これまでのユーザからしたら少々使いにくくなっています。

図:Chrome OSを意識したUI

図:使いにくい右クリックメニュー

注目する新機能

ゲーミング機能の強化

PCでゲームは主にSteamを利用しているため、あまり最近はWindowsオンリーのゲームはやっていないのですが、Windows11ではゲーミング機能の強化が図られているようです。主に発表されているのが

  • DirectStorage – NVMeのSSD搭載機に於いて大容量のデータを高速で呼び出す技術
  • Auto HDR – High Dynamic Rangeをゲーム向けに搭載。自動的にグラフィクスの見栄えを向上
  • ウィンドウゲーム最適化 – 旧DirectX対応のウィンドウモードのゲームもDirectX12のようなフリップモデルを適用して最適化する機能(Build22545以降)

もともとはXBox Series Xに搭載されていたもので、Windows10にもバックポートされるようです。Steamでもこの辺り対応してくれたら有り難いのですが。

図:ウィンドウゲーム最適化の設定が追加

Windows 11 for gaming: new Auto HDR graphics features REVEALED!
元サイトで動画を視聴: YouTube.

Androidアプリが稼働可能になる

概要

これまで、WindowsでAndroidアプリを動作させるとなると、BluestacksNox PlayerAndroid Emulator、Chrome拡張機能のARC Welderがありました。いずれもエミュレーション用の土台を入れて動かすため、後ろではVirtualBoxなどが動作してたりするケースもあります。

今回のアップデートでIntel Bridge Technologyというものを利用し、Chrome OSでAndroidが動作するが如く、Windows上で直接Androidアプリを実行する環境(Windows Subsystem for Android)が搭載されるとのこと。

※2021年9月3日、Microsoft StoreにWSAのページが表示。ここからダウンロードするようになるらしいけれど、まだダウンロードはできない。

但し、このAndroidアプリの実行についてですが

  1. Google Play Storeは利用不可能(当然、Google Playはインストールされないので、それを利用してるアプリも動かない)
  2. Amazon アプリストアが利用可能(別途Amazonのアカウントが必要)
  3. APKで直接インストール(サイドロード)は将来的にはできるようになるらしい
  4. 未確認ですが、WSAを入れるとNox PlayerやBluestackとバッティングして動かなくなるようです

ということで、Chrome OSのような充実したAndroid環境は期待できない(Amazonのアプリ品揃えは正直悪い)。現在まだ、AmazonもMicrosoft Storeも未対応なので、検証する環境がありません。

※2021年10月21日、米国にてInsider ProgramでWSAの配信が始まったようです。日本はまだ未配信。ADB使ってのapkのサイドロードが可能になってるようです。

システム要件

Android実行環境は仮想環境であるため、結果としてWindows11のシステム要件は以下のようにハードルが上がります。これらの情報は、サポートページに掲載されています。

  1. RAMは最低でも8GB以上必要(16GB以上推奨)
  2. CPUはCore i3もしくは Ryzen 3000以上、Qualcomm Snapdragon 8c以上が必要
  3. SSDが必須となる。当然、Android用のシステム領域も必要なので、カツカツだと入れられない
  4. 仮想マシンプラットフォームがオンである必要がある

2022/3/9のアプデでバージョン2203.40000.1.0となり、H264対応、4xMSAA修正などが入っています

手動でインストール

Windows Subsystem for Androidを手動でダウンロードして、Google PlayのねこあつめのAPKをadbコマンドでサイドロードして動かせるようになりました。詳細な内容については、以下のエントリーを参照してみてください。ちょっとハードルは高いかもしれません。

また、Androidの新しい形式であるAAB形式のアプリもサイドロード出来るのではないかと。

今すぐWindows11上でAndroidを動かせるようにしてみた

図:ねこあつめが動いた

非公式なAndroid使用手法

2021年10月時点では、Windows11 Insider Programでも米国のユーザのみしかテストできないWindows Subsystem for Android(WSA)ですが、Githubにてこの仕組を非公式に今現在の全てのWindows11環境で利用するハックが公開されました(WSAGAScriptとして公開されていますが、WSL2やADBなどの使用が必要です)

その詳細は

  1. 日本語環境でも普通に使うことが可能
  2. Insider Program参加無しで利用が可能
  3. Gappsを使ってGoogle Play Serviceをインストール可能
  4. ADBを使って、野良apkのサイドロードインストールが可能
  5. ADBを使って、root取得が可能(また、これをしないとGoogleアカウントサインインは出来ない)
  6. 用意されてるイメージにはarmも存在していたので、Surface ProなどのARM端末でもWSAは使えるようになる

今回公開された改変およびWSAイメージ取得スクリプトですが、あくまでも非公式な為、素人にオススメできるものではありません。また、最近はGoogle側で、Google Mobile Serivce非対応端末(エミュレータ含む)にて、Googleアカウントを使用した場合、アカウントBANされるという話があるので、下手に利用した場合には、Googleアカウントが消えることになるので、要注意です。

※他にも現在、簡単に導入する為のWSAToolsというものがリリース予定になっているようです。こちらはMicrosoft Storeで配布がされているようです。ADBでサイドロードを簡単に行ってくれるツールのようです。

[OBSOLETE] How to install Google Apps (Play Store) on WSA (Windows Subsystem Android)
元サイトで動画を視聴: YouTube.

Google公式のAndroid実行環境

こちらのニュースによると、2022年にGoogle公式のAndroid実行環境がリリース予定だそうで。WSAのように環境構築も不要でWindows10でも利用が可能になる見込みとのこと。現在はまだ詳細なアナウンスも無くですが、ChromebookやAndroidスマフォでのゲームの続きをWindows上でできるようになると、特定のハードなゲームなどはスマフォよりもデカイ画面でコントローラで操作することで、確実にスコアアップになるため、よい取り組みであると思います(Asphalt9とか)。

アナウンスがされたツイートはこちら。Android実行環境というよりも、Google Play Gamesを中心とした環境のようですね。

※2022年02月27日、韓国・香港・台湾にて先行ベータテストが開始されました。

THE GAME AWARDS 2021: Official Livestream with Hellblade II, Star Wars Eclipse, Sonic, Matrix
元サイトで動画を視聴: YouTube.

APKをサイドロードするツール

Windows11のAndroidにAPKファイルをサイドロードする為のオープンソースツール「WSA Packman」が公開されています。自分はまだWSA自体試せていないのですが、通常はAmazon Webstoreのみの対応のところを、このツールを使う事で、Google Playなどや野良アプリからダウンロードしたAPKファイルを、WSA上にインストールして動作させることができるようになるようです。

ADBコマンドを使ってのサイドロードはできることはすでに確認されていますが、このツールはそれを簡単に行えるようになるとのこと。

他の環境との比較

現在、Chromebookやエミュレータを使う手法などにWSAが加わった事でかなりAndroid実行環境が整備されてきているわけですが、自分が使ってみた感想からすると、WSAでのAndroid実行環境は正直な所、きちんと動くけれど・・・といった印象です。以下がその比較です。

※WSAもChromebookもアプリだけが全面に出るのでシームレスですが、Nox PlayerはOSそのものが画面に出てくるのでシームレスとは言えない(完全に独立した環境)。

項目名 WSA Nox Player Chromebook
手軽さ
Google Play
要求スペック
APKサイドロード
ADBデバッグ
アプリ互換性
余計なアプリの存在
OSとシームレス
動作の軽さ

Windowsのソレは、素の状態だと本当に一部のAndroidアプリが使えるという程度で、何をやるにしてもかなり面倒な上に、やたらと要求スペックが高い点、また動作させるシステム要件がWSAの仕組み自体が高すぎる為、手軽さが全く有りません。普通にNox PlayerやLDPlayerを使ったほうが全然良いのではないかと。

但し、Nox Player等は土台にVirtualBoxを利用してるものが殆どで、マシンとの相性が合わず、チラチラしたり、余計なアプリが最初から入っていたり、操作性が悪い、画面がチラチラするなどの症状が出たり、仮想環境が重たいなどのデメリットもかなり強いです。

使えない人は・・・

システム要件にもあるように、Chromebookと異なりWindows11でAndroid環境を使う為にはかなり要求スペックが高めです。WSAと呼ぶ仮想環境上で動かしているからとも言えますが、それが故に要件以下のスペックで動かそうとしても、十分動かす事は出来ないでしょう。

そういった方々の次の選択肢は以下の2つ

  • Nox PlayerLDPlayerなどのAndroidエミュレータを利用する
  • scrcpyなどの実機をPCから操作できるアプリを利用する

いずれも無償で利用出来ます。scrcpyはコマンドラインですが、GUIフロントエンドであるscrcpyHubもリリースされています。scrspyのフォルダを指定してStartするだけで起動可能です。

図:scrcpyで実機を操作してる様子

図:scrcpyHubで起動させてみた

図:scrcpyHubでの設定

GUIのLinuxアプリ実行環境

現在未だ、Windows10 Insider Previewで提供されている機能で、Windows Subsystem for Linuxのバージョン2に加えて、LinuxのGUIアプリをダイレクトに動作させるWSLgが標準搭載されると言われています。これは、Chrome OSのLinux実行環境と同じようなもので、Windows上でLinuxのGUIアプリがそのまま動作する為、GPUのグラフィックアクセラレーションも利用可能とのこと。

これまでは、コンソールの実行環境だけであったのが、面倒なX.orgの設定を行わずとも、利用できるようなので、今回のWindows11はとことん、Chrome OSの意識が非常に強いと感じます。VMware Fusionではまともに動きませんでしたが、VMware Workstation 16 PlayerではマシンパワーのあるPCを使ってるからなのか、問題なく動作しています。

※2021年10月12日、コマンドラインからでなくMicrosoft StoreからもWindows11用WSL Preview版が簡単にインストール出来るようになりました(公式発表)。

Windows11でLinuxのGUIアプリを動かしてみた

Introducing Linux GUI apps running on Windows using the Windows Subsystem for Linux (WSL)
元サイトで動画を視聴: YouTube.

Power Automate for Desktop標準搭載

現在、Insider Previewにはまだ標準搭載されていませんが、次期Windowsより、MicrosoftのRPAツールである「Power Automate Desktop」が標準搭載されます。デスクトップ自動化だけでなく、Microsoft Power Automateとの連携も可能であるため、他のアホみたいに料金の高いRPAが駆逐されることが期待されています。名称がPower Automate Desktop ⇒ Power Automate for Desktopに変更になっています。

デスクトップ自動化が無料または低コストで業務で利用でき、なによりも標準搭載ということはデファクトスタンダードになるため、他社のRPAを利用してる企業は移行をそろそろ検討しておくべきでしょう。現在のWindows10でもすでにインストールすれば使える状態にあるので、無償で比較検討検証を行えます。

図:RPAはPADで決まりです

Microsoft Power Automate DesktopでRPAを実現してみる

Microsoft Storeの変更

GoogleのGoogle Play Storeや、AppleのApp Storeを真似して始めたMicrosoft Store。しかし、今日に至るまで正直言ってUWPのアプリのお世話になったことは殆どないですし、GoogleやAppleのそれと違い、使いたいアプリが揃ってるわけでもなんでも無いので、使った記憶のない人も多いでしょう。

テコ入れなのか、パッケージされたWin32アプリの配信も可能になりましたということで、iTunesなども配信されてたりするのですが、Microsoft Storeから入れる必要はないわけで・・・

今回、テコ入れ項目としては

  • パッケージされていないWin32アプリの配信も可能になる
  • MS側のロイヤリティフリーで配信が可能になる(開発者の取り分が100%ということらしい)。
  • MSの決済システム利用時は手数料が必要
  • Androidアプリの配信が可能になる(実態は、Amazonのアプリストア)。

ただ、今後使うかなぁというと、多分使わないと思う。Google Playは当然利用できないのと、Googleは恐らく関わってこないので、Chrome OSのような幅広さは期待してはいけない。

また、Amazonのアカウントが必要になるので、結局はAmazonアプリストア開くとの変わらない気がする。

図:ストアアプリ使う?

画面分割機能

これまで、Windowsでは仮想デスクトップを装備してみたり、スナップという鬱陶しい機能を装備してみたり、いかに狭いデスクトップ環境の中でマルチディスプレイがなくとも利便性を向上させる取り組みをしてきましたが、そこにAndroidのようにウィンドウをならべて画面を分割する機能をWindows11から搭載することになったようです。

操作は、ウィンドウの最大化のボタンを右クリックすると、どういう配置にするかのメニューが出てくるので、選ぶだけ。

また、マルチモニターの場合のウィンドウの位置の記憶と再現が装備されて、スリープやモニタ切れでウィンドウがごちゃっと集まるといったこれまで長年苦しめられた現象も解消するようです。というか、なんで今頃ようやく装備したのか(フリーソフトを活用してウィンドウ位置保存などを行っていた人は要注意ですね)

図:便利といえるのかどうか

Windows Terminalが標準に

長い間、Windowsのコンソール環境は、コマンドプロンプトが担ってきており、PowerShellが登場、そして、Windows10ではWindows Terminalとなってきました。いよいよ、Windows11では、右クリックからも直接Windows Terminalが開けるようになっており、なかなか良いのではないかと。

Githubで公開されており、1つのアプリでcmd、powershellなど複数のコンソール環境に対応しています。楽ちんなのは、デフォルトではPowerShellが立ち上がるようで、WSLなどを入れてると、cmdでついlsコマンドを実行して怒られたりするといったことがなく、lsコマンドでフォルダ内の一覧が出てきたりと、便利です。

WSL2とWSLgの登場により、Chrome OS対抗や、macOS対抗を強めて、開発環境としての強みを強化しようというスタイルですね。

図:オープンソースで提供されています

Teamsと統合

製品版ではこれまでSkypeが標準搭載されていたものが廃止になり、Teamsが標準搭載となって、Windows11のメッセージアプリの中核を担うことになります。Googleが未だにメールを中心として見てMeetをコミュニケーションHubに据えていない上に、MicrosoftはTeamsを徹底的にコミュニケーションHubにする戦略を打ち出して着々とビジネスユーザから囲い込みを行っている現状、さらに一般ユーザも取り込もうという作戦。

但し、ビジネスユースと異なり、一般ユーザとなると、Facebook MessengerやLINE、Slackなど各々の世界観で利用してるユーザが多いので、標準搭載したからといって、それがスマフォにまで反映してTeamsを使ってもらえるようになるとはちょっと思えない。実際自分も業務ではTeamsを利用していますが、プライベートではほぼ利用していません。

※このTeamsチャットは個人アカウントのみ対応で、Microsoft365などの企業アカウントに未対応なので、組織で利用する場合は、コレまで通り、別途Teamsアプリをダウンロードしてインストールして使う必要があるという半端なアプリです(なんでこんなの出したのか意味不明)

※早速、欧州でTeams統合は反競争的として訴えを起こされているようです

図:まだ動作が非常に重たい

デフォルトブラウザの変更が厄介になる

拡張子ごとに変更する必要

Microsoftには昔から無駄な抵抗や、無意味なことで信用を落とすような機能をつけるエンジニアがいるのですが、今回またも「Microsoft Edgeから他のブラウザへデフォルトブラウザの変更を面倒」にする変更が加わって、なおかつ他のブラウザに変更するとEdgeへ戻すようなメッセージを出すという変更がWindows11に加わっています。

はっきり言って今はもうスマートデバイスでもWindowsでもChromeが圧勝しており、PCでいくらEdgeでシェアを取ったところで全く無意味だという事がわからないようです。

今回の変更は、ファイルの拡張子単位で全部変更を掛けないとデフォルトブラウザの変更にならないという厄介なことになっています。ユーザの利便性を大きく損ねる変更ですね。だったら、Chromiumベースなんてやめて、元の独自エンジンにでも戻せば良いのでは?EUからまた排除命令受けるでしょう。

※あまりにもユーザから批判が多かったのか?以前の方式に戻すという話がでているようです。

※2022年3月28日 – KB5011563のパッチが配信されており、既定のブラウザの変更が以前の方式に戻されたようです。全く無意味な囲い込み戦略でしたね。但し一括変更されるのは、htm, html, http, httpsなどで、pdfやsvg, xhtml等はEdgeのままになってるので手動で変更が必要です。

図:モバイルで大敗した理由がコレ

EdgeでChromeを検索すると

Microsoft Edgeの存在意義はインストール直後のChromeを検索してインストールすることだけ、と言われるほど〇〇引換券みたいな存在でしたが、現在、Chromeを検索すると、以下のスクリーンショットのような画像が出てきて、Chromeのインストールを妨害するネガティブキャンペーンが打たれています。

Chrome Downloadのページを開くと妙なポップアップも一時期出ていましたが、これ非常にまずいアウトローなやり方ですね。Google開発のブラウザエンジンを利用しておきながら、Chromeをディスるという非常識且つ庇を貸して母屋を取られるみたいな真似をするという所にダサさしか感じません(現時点、Edgeのシェアは5%未満)

図:姑息な真似をするITトップ企業・・・

タスクバーのアイコンが中央揃えに変更されている

Windows10Xというお蔵入りしたOSからの移植というけれど、ChromeOSやmacOSのもろパクリと言われてる「タスクバーのアイコン中央寄せ」。これが初期設定でMSのエンジニアから押し付けられていました。当初はこれの変更方法もなく、またタスクバーの位置自体は現在もカスタマイズツールを使わないと変更が出来ません。しかし、アプデでアイコンの中央寄せだけは解消されたので、以下の手順で以前のスタイルに戻すことが可能です。

  1. タスクバーを右クリック -> タスクバーの設定を開く
  2. 個人用設定の下の方にあるタスクバーの動作を開きます
  3. タスクバーの配置が「中央」になっているので、これを左揃えに変更する

図:左揃えに戻すことが出来た

タスクバーの位置が下に固定されている

レジストリ操作で移動させる

色々タスクバー関係が改悪されていますが、位置も下に固定化されています。事務の現場ではよく利用されてる左右に移動させる、上に移動させるといったことが標準で出来なくなっています。Winaero Tweakerなどを使えば変更可能ですが、レジストリの変更でもこの位置の変更が可能になっています。

  1. レジストリエディタを起動する
  2. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\StuckRects3を開く
  3. Settingsというキーを開く
  4. 000000008というValue(2行目)の中に03という値があるのでこれを見つける
  5. この値の左側にカーソル移動させるためにクリック。Delで削って、01と入力して置き換える(00と02が左右のようですが)
  6. 03だと下に固定、ここを01にすると上に固定となります。
  7. OKをクリックして、Windowsを再起動(もしくはエクスプローラだけ再起動)

図:ちょっと変更が難しい

図:タスクバーが上に変更された

タスクバーを左右に配置する

上記のレジストリ操作はなかなか面倒な作業で、ミスをするとオカシナことにもなりかねません。そこで、WinAero Tweakerを使って左右に配置する方法をいかに記述しておきます。

  1. Windows11の項目の中にある「Classic Taskbar」を開く
  2. Enable Classic Taskbarにチェックを入れる
  3. 下の方にSign Outと出るので、一旦サインアウトしてサインインし直す
  4. 同じく、Winaero Tweakerの「Taskbar Location」を開く
  5. LeftやRight、Bottom、Topがあるので、試しにRightにチェックを入れる
  6. Restert Explorerが出てくるのでクリックして、Explorerを再起動する
  7. タスクバーが右側に移動してくれる
  8. ちなみに、タスクバー右クリックで「タスクマネージャ」も出るようになる

図:意外とサイドに配置出来ない不満の声が大きい

タスクバーの太さが固定化されている

Windows11を見てわかることなのですが、様々な改悪がやたらUIに集中してるのですが、タスクバーの太さも固定化されていて、現時点ではUIから変更することが出来ません。タスクバーのアイコンは小で長年使ってきた人からしたら、これだけでも結構なストレス。この設定ですが、レジストリから変更を加える事で、従来の表示に戻す事が可能です。ただし、時計の表示が枠に収まっていないという。

  1. レジストリエディタを起動する
  2. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced\を開く
  3. 右側のパネルで右クリック⇒ DWORD 32bitを作る
  4. TaskbarSiという名前をつける
  5. 値を0にすると「小」となり、1で「中」、2で「大」となる
  6. 再起動するとタスクバーが細くなる

図:元々存在した設定。未完成のOSなのか?

図:タスクバーが細くなり満足

Surface向けにタスクバー伸縮機能

前述のタスクバーの太さ固定に反するかのように、今度はSurfaceのようなキーボード分離タイプのマシン向けに大して「タッチパネル対応」として、タスクバーの太さが伸縮するような機能がついたとか。Windows8のMetroで散々な対応で、スマートデバイスから完全撤退したものだとばかり思ってましたが、まだ未練があるようで。

  1. 設定アプリを開く
  2. 個人用設定⇒タスクバー⇒タスクバーの動作を開く
  3. このデバイスをタブレットとして使用する場合にタスク バーをタッチ操作用に最適化する」をオンにする
  4. キーボードを分離すると有効化される

故にデスクトップ機種ではお目にかかることがないものの、おそらくコレが、前者のレジストリ操作で出てきた機能であると思われる。

図:意味不明な設定がどんどん増えていく

タスクバーの結合が強制される

Excelなどを何個も開くと通常はタスクバーにそれぞれのブックがタスクとして表示されます。設定によってこの「グループ化(結合)」をオンオフ出来ていたものが、Windows11ではアイコンの中央化の影響か?結合が強制化されており、特に事務作業での大きな障害になるようになりました。macOSやChrome OSを模倣した結果、SNSでも多くの不満の声が上がっています。

以下の手順でこのグループ化をオフというか元の状態に戻せます。但し、なぜかスタートボタンが機能しないケースがあるので、先に合わせてOpenShellなどを導入すると良いでしょう。

  1. PowerShellを管理者権限で実行する
  2. 以下のコマンドを入力して実行し、レジストリの値を変更する
  3. WinAero TweakerにてEnable Classic Taskbarを有効にして再起動する
  4. クラシックタスクバーになってるので、Win + Rキーでファイル名を指定して実行を開く
  5. shell:::{05d7b0f4-2121-4eff-bf6b-ed3f69b894d9}を入力して実行
  6. システムアイコンのオンオフをクリックし、時計や日付などの表示をオンにする
  7. もう一度再起動する
  8. メモ帳を二個起動してもグループ化されずに表示されるようになる

図:メモ帳がグループ化されてる様子

図:Classic Taskbarに変更

図:タスクバーの設定を変更

図:グループ化解除された

エクスプローラのメニューが変更されている

後述の右クリックメニュー以外にも、エクスプローラのメニューもやけに簡素なものに変更されています。自分はショートカットキーなどを多用するのでこれで困ることはないのですが、事務の現場職などの人は使ってるシーンをよく見かけるので、この変更は単純にマイナスでしかないでしょう。このエクスプローラのメニューを以前のスタイルに戻すのもレジストリの操作で可能です。

  1. コマンドプロンプトを管理者権限で起動します
  2. 以下のコマンドを入力してエンターで実行。元に戻すことも可能です。
  3. 再起動する

図:やけに簡素なメニュー。無いほうがマシなのでは?

図:昔のスタイルに戻せました

右クリックメニューが変更されてる

長年、Windowsで使われてきた「右クリックメニュー」の内容が妙な形で変更されています。ゴミ箱アイコンが追加されたり、利便性向上を目的としているのかもしれませんが、これまで使ってきたUIと大幅に変更されているため、またこれまではダイレクトに選べていた項目が、「その他のオプションを表示」を一旦クリックしてから出ないとアクセス出来ないので、逆に利便性を落としてるという非常に「アレ」な変更が加えられています。こういう押しつけが許されるのはAppleだけです。

さて、この鬱陶しいメニューですが、元の右クリックメニューに戻したい場合には、コマンドプロンプトを使って以下の作業を行います。

  1. コマンドプロンプトを管理者権限で起動します
  2. 以下のコマンドを入力してエンターで実行。元に戻すことも可能です。
  3. 再起動する

図:不便になった右クリックメニュー

図:慣れに勝る利便性はない

マルチモニタ使用時にウィンドウ位置記憶する

WindowsというOSは今日の今日まで、マルチモニタな環境で拡張表示の場合、一方のモニタに表示していたアプリのウィンドウは、シングルモニタにした場合には、もう一方に全部集まってきます。しかし、再度マルチモニタにしても、もう一度手動でもう一方のモニタ側にウィンドウを持っていかなければならないというオカシナ状態が続いていました。

故に、ウィンドウ位置記憶プログラムのようなユーティリティを導入して、活用していた人も多いかと思います。今回、Windows11ではこの機能が超今更装備されたとのこと。くだらないUI弄りやどうでもいいデザイン変更などよりもこういう「当たり前」の機能の拡充に力を入れてこなかったから、こういった有志のフリーウェアが発展したのがWindowsというのがよく分かる新機能です。

Windows 11のマルチディスプレイ切り換え時のウィンドウ配置
元サイトで動画を視聴: YouTube.

AMD CPUでHyper-VのNested Virtualization対応

今まで使えなかったの?というくらい今更対応その2が、AMDのCPUに於けるHyper-VのNested Virtualization対応。Windows10のInsider Previewにて既にテストはされていたものの、Windows11にて正式対応とのこと。

Nested Virtualizationとは仮想環境の中で仮想環境を入れ子で動かす事であり、この技術を利用するWSL2,、Windowsサンドボックス、Defender Application Guardもその対象になる。

図:このWSLgは仮想のWin11内で動いてる

スマートアプリコントロール

Insider Preview Build 22593より追加で装備されているWindowsの新セキュリティ機構である「スマートアプリコントロール」。主にフィッシングやマルウェア、またAIを用いて怪しい挙動をするアプリの実行を制御するというウリ文句で装備されているものなのですが、なんと「OSを再インストールしないと有効化出来ない」というオカシナ仕組みになっています。この機能自体は、Windowsセキュリティの中に存在しています。

また、Windows11 Enterpriseではさらに「Credential Guard」「強化されたLocal Security Authority」の追加が予定されているとのことですが、懸念されるのがTPM2.0の件に始まり、これらの強化の結果としてWindows11は使い勝手を大幅に犠牲にして、最終的には「署名されていないアプリは実行不可にする」といったようなオープンソース潰しやフリーソフト潰しに走る懸念があります。

その場合、社内向けのアプリですら署名(お金掛かります)をしない限りは動作しないとなると、開発にも大幅は制限が掛かることになります。

また、これとは別にWindowsセキュリティにはデバイスセキュリティ⇒コア分離の中に、新たに「メモリ整合性」という悪意あるコードの混入をガードする機能が増えています(元々Windows10でも使えていたのがようやくWindows11でも)。但し不具合発生の報告が多い上に、Emotetなどにも無力など、デメリットが強い割に無力というが・・・

図:デフォルトというかアプデの状態だとオフのまま

廃止される機能

これまで、Windows10に搭載されて利用可能だったものがいくつか廃止になります。また、現時点では不明ですが、VB6ランタイムや.net framework 3.5などの古いコンポーネントのサポート継続に関しても現在は不明です。

タスクバーの位置変更

タスクバーは下部固定となります。ただ、これ多分事務の現場の方から多大なクレームが来ると思います。普段遣いの人はタスクバーを下部以外の場所に配置してるケースは少ないかもしれません、事務の現場だと、左右に配置してる人は結構います。これが固定化されるとなると、ユーザの自由度を大きく制限する事になりますね。ハック技で変更してる人もいるようです。

タブレットモード廃止

これまで搭載されていたWindows8でリリースされて続けられてきたMetroUIのタブレットモードが終焉を迎えます。というか、全く不要な上に、Windowsのタブレットなど誰か使っていた人いるのかな?そもそも、Windowsのタブレット向けOSはとっくに終焉しています。タブレットというデバイス自体が、すでに全世界的にiPadを除いて終焉に向かってるので、もはや今後注目されることもないと思うので、当然の流れと言えます。

Internet Explorer 11廃止

未だに会社標準指定のブラウザがInternet Explorer 11だったり、ネットバンキングがIE11指定となってるような時代遅れな所が日本の場合相当数あるようですが、世界ではとっくにChromeまたはChromiumベースのEdgeへの移行は当たり前になっています。いよいよコレにトドメが刺されます。

IEでしか動かないような、Microsoft JavaだのIEでしか動かないオカシナJavaScriptで組まれたイントラなど、負の遺産を抱えている企業はこれで終了です。十分な移行期間があったはずですが。

尚、それでもIE11を使い続けるといったケースの為に、わざわざEdgeにIE11モードが搭載されています。但しこれは常用することを目的としたものではないので、速やかにIE11からは卒業すべきです。また、Chromeでも拡張機能であるIE Tabを入れることでIE11オンリーサイトはIEコンポーネントで開けます(IE11は死んでもコンポーネントは存在してる為)。

図:殆ど社内サイトやファームバンキングだけだと思うけれど

※2021年10月5日、Google検索がついにIE11サポートを廃止しました。

※2021年12月28日、Qiitaにて、Windows11には実は互換性維持の為にIE11が残っており、起動する方法が発見されました。C:\Program Files (x86)\Internet Explorer\iexplorer.exeがいるものの、ダブルクリックしてもEdgeにリダイレクトされる。しかし、vbs等から以下のコードで実行すると、起動するようです。

Powershellの場合は以下のコードをps1ファイルとして保存・実行します。

また、簡単にIE11モジュールを呼び出すプログラムもGithubに出てきました。Outernet Explorerと銘打ってGithubでダウンロード出来ます。VBAなどから、OAuth2.0認証でIE11を使うようなケースや、IEコンポーネントを利用したプログラム用なので、これをもって常用する為のものではないので、Chromeなどを常用しましょう。このテクニックが封じられるのも時間の問題かと。

図:引数でURL渡す事も可能

アプリの廃止

これまで標準搭載されてきた、ペイント3DやSkypeなどが廃止になります。Skypeはもともと既定路線でTeamsに置き換わることはアナウンスされてきたのと、Windows11からTeams標準搭載なので当然の流れです。ストアからは入手は継続可能ですが、Skype自体がMicrosoftに買収されている為、いずれSkype自身サービス終了になるでしょう。

ペイント3Dは正直、ノーマルのmspaint廃止して搭載されましたが、まったく存在意義の不明なアプリのまま終焉を迎えます。

Cortanaが消える

Cortanaも、GoogleのAssistantや、AppleのSiri、AmazonのAlexaのような存在として生まれた割には全くと行っていいほど、今日に至るまでなんの役にも立たない上に何の愛嬌もない、人工音声AIというにはあまりにも粗末な存在で、ようやくこれが消え去ってくれるようです。実際には1アプリに引き下げられて、任意に使わない人にはもう目に触れることもなくなる形。

Microsoftはウェブ系の文化にあまり馴染まない印象。

office2013サポート対象外になる

Windows11では、2023年4月までサポートがあるOffice2013のサポートが対象外になっています。あくまでもサポート対象外なのであって、動かすことは普通に可能ですし、正直言ってoffice2013で機能的に十分すぎるので、その後のofficeを無理して利用するメリットは殆どありません。ネット上にはあたかも動作しないといったような、しょうもない記事が出ていますが、完全に間違い(動作検証もしていない様子ですね)。

Windows11では最低サポートラインがOffice2021となるだけで、普通にOffice2013はインストールも動作もします。記事内では機能不足などと揶揄していますが、現実世界では追加された機能など殆ど使われることもありません。非常に問題のある記事ですね。あくまでも法人利用の場合で、サポート対象外となる事でのガバナンスの問題であり、動く動かないとは別問題です。

実際にExcel2013起動まで検証済みです。

図:記事の内容を鵜呑みにしないように

SMB1.0サポート廃止

Windows10の時にもすでにNASに接続できなくなるという事がありましたが、セキュリティ上の観点から古いSamba1.0プロコトルサポートがいよいよ廃止になるようです。2022年4月時点でHOMEでは既にデフォルトで無効。現時点ではWindowsの機能の有効化または無効化より、SMB1.0/CIFSファイル共有のサポートをオンにすれば接続できないわけじゃないのですが、このモジュールも将来的に完全廃止になるようです。

正直、Windows2000時代の遺物なのですが、未だに古いWiFiルータの簡易NASサポートなどが、SMB1.0を使っていたりしてこれを未だに使ってるケースの場合、Windows11からは一切見えなくなると思われます。今どきのWiFiルータの場合、Samba2.0プロトコル以降のハズなのですが、もし古いNASを使ってる人は今のうちに、新しいNASに乗り換えてデータを移行させておくほうが良いでしょう。

図:いずれこのモジュールも消える

カスタマイズ

PowerToys

Microsoftがオープンソースで提供してるWindows10/11用のカスタマイズユーティリティです。Windows95の頃からちょっとした利便性を提供してくれるミニツール集として知る人ぞ知るツールです(その昔はもう一個、Kernel Toysなんてのもありました)

インストールすればすぐ使えますが中途半端に日本語化されているので、なんとなく使いにくいですが、提供してくれる利便性はなかなかおもしろいものが多いです。2021年9月3日にWindows11のスタイルに適応し、v0.45.0としてアップデートリリースされています。

PCを起動したままにしてくれるAwake(類似のものにDon’t sleepがあります)、色を色々なコードで取得できるColor Picker(GoogleでもHTML Color Pickerと検索すると出てくる)、Windowの配置を整理してくれるFancy Zone、エクスプローラにSVGのプレビューやサムネイル表示・Markdown表示などを追加してくれるFile Explorer Addons、JPEG画像などの画像のリサイズを簡単に行えるImage Resizer、ホットキーの割当などを行えるKeyboard Manager、ファイル名一括変更をしてくれるPower Rename、コマンドキー入力でアプリを起動してくれるPower Toys Run、Windowsのショートカットキー一覧表示してくれるShortcut Guide

今後もちょいちょい増えていく予定みたいです。

図:Microsoftのエンジニアの遊び心から生まれたツール

Winaero Tweaker

Windows11からいつものMicrosoftのオカシナ制限が追加され「タスクバーの移動ができなくなった」というのが話題になっています。そこでこれを移動できるようにカスタマイズしてくれるソフトウェアがこのWinaero Tweaker。Windows10でもディープなカスタマイズができるソフトウェアといて貢献してきたソフトウェアですが、他にも

  • ボリュームコントロールを旧式に戻す
  • Windows Experience Indexを実行する
  • タッチパッドの感度を調節する
  • スタート画面のウェブ検索を無効化する
  • CPUやメモリなどの情報を取得する事が可能

などなど多彩なカスタマイズができるようになっています。今回のオカシナ制限であるタスクバーの移動制限解除は以下の手順で可能です。

  1. Winaero Tweakerを起動する
  2. 左サイドバーのパネルの「taskbar location」をクリックする
  3. 右パネルの、今回は「top」を選んでみました。
  4. Restart Explorerをクリックする
  5. するとエクスプローラが再起動して、タスクバーの位置が変更されました。

図:見事にタスクバーの位置が変更出来ました

なお、UIが英語であるため、日本語化パッチを有志の方が作っています。現在最新版は1.30.0ですが、それ用のものがリリースされています。ただ、当ててみましたが、不具合があるようなので、オリジナルのまま使ったほうが良いかも。

OpenShell

Windows10の時もお世話になったクラシックなスタートメニューを再現するツールがこのOpenShell日本語化するためのDLLも公開されており、安心して利用できます。

旧来のWindows7までの懐かしいタイプのスタートメニューを実現出来るので、オススメです。今回は最新版βのOpenShellSetup_4_4_169.exeをダウンロードしています。

  1. OpenShellをダウンロード
  2. そのままセットアップをします。Classic IEはインストールしないように外します。
  3. スタートメニューからOpenShell Menu Settingを起動する
  4. 上部のShow all settingsのチェックを入れる
  5. Languageタブを開き、日本語を選んでOKをクリック。
  6. Replace Start Buttonにチェックを入れる
  7. 左下に貝のアイコンのボタンが出るので、これを利用する

図:懐かしいメニューに戻ってこれました

Edge Blocker

Windows11より標準となったウェブブラウザであるMicrosoft Edge。個人的にはChromeを推奨しているので、標準とは言え使いたくないのと、使う機会も無いので統一を図るために一律禁止にしたい。そんな場合に使えるのが、このEdge Blocker。但し管理者権限が必要です。

起動してBlockをクリックするだけで、Edgeの起動自体を阻止します。特に常駐するわけでもなくレジストリを操作してるだけのツールと思いますが、解除したい場合はUnlockをクリックするだけのお手軽仕様です。

合わせて手動で既定のブラウザは変更しておきましょう。

図:Edge自体使いたくない人におすすめ

EdgeDeflector

Windows11は、ニュースやヘルプダイアログ、Cortanaからのリンクなどを開く場合に、どういうわけか必ずEdgeが起動する仕組みになっているのを、自分が普段使ってるデフォルトブラウザで開くように変更するツールが、EdgeDeflectorです。

※Microsoftに対策されて使えなくなった模様。

インストール後の設定ですが、

  1. 設定アプリを開く
  2. アプリ -> 既定のアプリを開く
  3. 下の方にある「リンクの種類で既定値を選択する」をクリック
  4. Microsoft-Edgeをクリックする
  5. 選択するアプリを「EdgeDeflector」に変更する

図:迷惑なEdgeゴリ押しをとことん潰す

ThisisWin11

Githubにてオープンソースで開発がされているカスタマイズツールです。単なるカスタマイズツールというだけでなく、ユーティリティな機能も搭載しているツールです(英語UIというのがちょっと残念)。

ユーティリティな機能としては、PowerShellを利用したタスクの自動化、アプリの高速インストールとアンインストール、標準インストールされてる公式アプリの削除などなど。

カスタマイズ画面(System)では、テレメトリの削除やFAXの削除に始まり、タスクバーのアイコンの位置、ウィジェット機能停止などWindows11からの余計な機能の停止系の機能が殆どです。選んでからFix Issuesをクリックすると、レジストリの書き換えが始まり、即時反映します。動作軽量化に貢献しそうです。

図:いきなりFix Issuesをクリックしないように

Explorer Patcher for Windows11

Windows11になってから、タスクバーやらエクスプローラのデザインや操作性が大きく劣化し、Windows10のスタイルに戻したい。けれどレジストリ弄るのは面倒で怖いという人向けに作成されたパッチツール集がExplorer Patcher for Windows11です。主に

  1. 右クリックメニューを以前のスタイルに戻す
  2. エクスプローラのヘッダメニューを以前のリボンスタイルに戻す
  3. Win+Xのメニューを以前のスタイルに戻す
  4. 全てのアプリを開いた状態のスタートメニュー表示にする
  5. タスクバーの配置を左揃えにする

などなど。使い方は、

  1. dxgi.dllをダウンロード
  2. Windowsフォルダに突っ込む。
  3. コマンドプロンプトから、taskkill /f /im explorer.exeを実行
  4. コマンドプロンプトから、rundll32.exe C:\Windows\dxgi.dll,ZZGUIを実行する
  5. 簡易メニューが表示されるので、有効にするものにチェックを入れる
  6. 最後にコマンドプロンプトからexplorerを実行して、画面が戻れば成功です。

2022年5月14日、日本語化したビルドが有志によって作成されました。日本語環境ではこちらを利用するのが使いやすいかもしれません。

図:英語UIなのと特殊な操作方法なので使いにくいかも

Taskbar11

タスクバーのカスタマイズに特化したユーティリティで、Githubにてメンテナンスされています。起動してみると

  1. タスクバーの固定位置(上・下)の変更
  2. タスクバーのサイズ(小・中・大)の変更
  3. タスクバーのアイコン類の配置のオンオフ
  4. タスクバーの自動的に隠すオプションの有効化
  5. マルチモニター使用時の挙動

などが設定できます。他のユーティリティより機能が限定的ですが、逆に使いやすいかと思います。レジストリ操作をしてるだけのアプリなので非常にシンプルです。

図:英語UIだけれど困ることはない

RoundedTB

Windows11のタスクバーはウィンドウと異なり依然として下に鎮座して角も角ばっている。この角に丸みをもたせたり、タスクバーではなく、macOSのドックランチャーのように独立表示させるような機能を持つのが、RoundedTB。タスクバー自体の透過も出来るようです。

アプリはGithubでメンテされており、Microsoft Storeで配布されています。透過するには「TranslucentTB」もインストールが必要となる。

図:タスクバーのダイナミックなカスタマイズ

図:透過すると格好良くなる

Windows11 Classic Context Menu

Windows11になってから右クリックのメニューが大きく変更されて、旧来からのユーザからすると場合によってはこれまでよりも1ステップ多い動作を必要とするようになり、逆に不便になっています。この右クリックメニューを旧式のものに変更してくれるユーティリティがこのWindows11 Classic Context Menuです。

アプリを起動して、Enable Windows11 Classic Context Menu Styleをクリックするだけ。レジストリを弄るのは嫌だなと言う人はこのツールを使うと良いかもしれません。

図:旧来の右クリックメニューに戻せた

Custom Context Menu

Windows11の右クリックメニューは残しつつ、メニューに独自の項目を追加し、自分でその内容をカスタマイズできるCustom Context Menuがリリースされています。日本人作者によるもので、ストアでもリリースされていますが120円。Githubでもリリースされておりこちらは無償で利用できますが、ストアアプリとしてバンドルされています。

ElevenClock

Windows11になってから、タスクバーの時計に秒表示や、セカンダリモニタに時計が表示されなくなってしまいました。これを解消するのがこのElevenCLockユーティリティで、一時期秒表示ができなくなっていましたが、最近また表示が可能になりました。

設定画面は日本語対応で、日付と時刻の設定で、秒表示にチェックを入れておけばOK。

Build 22000.526からは、標準でセカンダリモニタでも時計が表示されるようになった模様。

図:秒表示できるようになりました。

Mica for Everyone

Windows11よりモダンアプリにはマテリアル効果を与えるマイカとよばれる効果が付けられています。しかし、Windows11対応のモダンアプリにのみ適用されるため、旧来のWin32アプリには適用されないため、デザイン上の差異や見た目のデザインが異なります。このWin32アプリにもマイカを強制適用するツールがこのMica for Everyone

タスクバーに常駐し、backdropをmicaに変更するだけでOKです。ただし利用するには、Build22000以降が必要になります。また、実行ランタイムとして、.NET Core 3.1 Runtimeが必要です。

Meiryo UIも大っきらい!!

Windows11に対応したシステムUIのフォント変更ユーティリティがリリースされました。Windows10時代から利用されていたツールで、今回試しにこちらのフォントに変更してみました。

noMeiryoUI.exeを起動してフォントを選んで適用するだけです。ダウンロードはこちらのサイトから。

図:変更はとてもかんたん

Windows 11 Drag & Drop to the Taskbar (Fix)

Windows11は現時点では、なぜか以前のWindowsのようにアイコンをドラッグ&ドロップでタスクバーに登録する事が出来ず、タスクバーにピン留めという手順を踏まないと出来ません。これを再現するのがこのWindows 11 Drag & Drop to the Taskbar (Fix)。使用するには別途事前にVisual C++2015-2022 Redistributable x64がインストールされている必要があります。

実行する本体を適当に配置して、実行するだけでタスクバーに自由にD&Dでアイコン登録が可能になります。但し、RoundedTBなどの他のタスクバーカスタマイズアプリが作動していると動かないので注意。

アイコンをタスクバーに持っていくと、「リンク」という文字が出てきて、離すと登録されます。しかし、削除する場合は右クリックでピン留め解除でないと解除出来ないのが残念。タスクトレイにアイコンが常駐していて、他にも色々とできるようです。

図:何故この機能がオフになってるのか不明

Vivetool

Windows等でテスト用に実装されているものの、無効化されてる機能を強制的に有効化して使うことの出来るというツールです。正式版ではないものなので、将来的に消えるといった機能でも、先行して試すことも可能なものです。

モダンルックなタスクマネージャ機能などは後に正式装備されたりしていましたが、まだ公開前時点ではこのツールで検証していたりしました。

アプリはGithubでメンテされており、コマンドラインインターフェースとなっています。直近では、エクスプローラにタブ表示が加わる!?ということで以下のコマンドにて、Build22572にてタブ表示を見ることが可能です。管理者権限でPowershellを起動してから実行し再起動します。

図:エクスプローラがタブ化した

AeroPeak 11

Windows7で搭載され、Aeroの機能の1つであったAeroPeak。ホットコーナーにマウスカーソルを移すと、ウィンドウを透明化して壁紙が見えるという機能で、Windows10までは使えていた。Winキー+Dで発動も出来たものだけれど、Windows11からは消えてしまった。

そのAeroPeak機能をWindows11で再現するツールがAeroPeak 11。但し署名されていないので、実行時にブロックされるので手動で実行が必要。

実行手順は

  1. AeroPeak11を起動する
  2. Position Peakをクリック
  3. オレンジの枠を好きな場所に移動配置する
  4. Save Position Settingsクリックで設定完了
  5. マウスカーソルを3.の位置に移動すると既存ウィンドウが透明化する
  6. タスクトレイ等に常駐はしません。

まだリリースされたばかりのソフトなので今後の発展が期待されます。

任意の場所から発動して「AeroPeek」の動作を再現する「AeroPeek11」 - 窓の杜
元サイトで動画を視聴: YouTube.

古いアプリケーションを動かす

Windows11はいよいよ64bitオンリーとなり、Windows10まであった32bit OSはリリースされません。この影響により、Windows11では古いアプリケーションの一部が動かなくなります。主に16bitアプリは32bitまであったNTVDMが無くなっている関係で動作しません。かといって、Hyper-VVMware WorkstationDOSBoxQemuなどで過去のOS環境を構築してというのもなかなか骨が折れます。

ということで、手軽にこれらをどうにか動かす手段をいくつか探索してみました。

図:こんな感じで動かないケースがある

WSLg上でWineを実行

Windows11よりWSL2およびGUIを動かすWSLgが利用可能になりました。結果、Ubuntuを同時に動かす事が可能になっており、手軽に仮想環境を用意することが可能です。仮想環境であるため、パワーを要求するためそれそのものを動かすのは手軽ではなりませんが、Windows上でWineを動かす事が出来ると

  • WSL上でWindows用のアプリをクロスコンパイルする事が可能
  • Wineが使える事でWindows11でサポートしなくなった古いアプリを動かすことが可能になる

など、コレまでにはなかった利点も生まれています。詳細については、以下のエントリーを参考にWine環境を構築してみてください。

Windows11でLinuxのGUIアプリを動かしてみた

互換モード

Windowsに標準搭載の互換モードを設定する事により動くようになることがあります。プログラムやショートカットを右クリック⇒プロパティの中に【互換性】というタブがありますので、ここで以下の作業をします。なお、2.については、内部的にバージョンチェックのコードが動いてるので通常ではどうにもなりません。

  • 互換モード – どのバージョンのOSで動かしてるかのように振る舞うか?を選ぶ。
  • カラーモード – おもに昔のゲーム用の設定。特定の表示色じゃないと動かないチェックが掛かってたりします。
  • 解像度 – 640 x 480という特定の解像度でないと動かないチェックが掛かってたりするプログラム用。
  • スケーリング無効 – 高DPIだとオカシナ表示になるプログラムで使います。あまり使った記憶はありません。
  • 管理者権限 – Windows Vista以降は管理者権限じゃないとUACのせいでプログラムが動かないことが結構ありますので、よく使います。

自分がよく使っていた設定は、WindowsXP SP3で管理者権限を付与した設定です。Windows2000の設定もよく使ってました(Win10以降では2000の設定は消されていますが)。結構動きます。特に昔のフリーソフトやゲーム類で使う機会が多いですね。この画面は出る場合と出ない場合があります。

但し、この手法は16bitアプリは起動しません。また、32bitであっても、Win95時代のゲームが起動しないケースも多々あります。

※Surface Proの一部機種でこの互換性タブが表示されないケースがあるようです。

図:互換モードの設定画面

ウィンドウモードで動かすオプション

昔のフリーゲームの中にはRPGツクール2000で作られたようなタイプのものがあります。これらRPGツクール2000 RTPで動くフリーゲーム等は、前述の互換モードの設定以外にも、以下の処置をしなければ起動出来ないタイプがあります(DirectDraw Errorと出て動かないケース)。これは、フルスクリーンにしようとするRPGツクール2000特有のエラーです。

  1. フリーゲーム本体のRPG_RT.exeへのショートカットを作る
  2. ショートカットを右クリック⇒プロパティを開く
  3. リンク先のexeの後ろに半角スペースを入れてから「0 0 Window」を追記してOKを押す
  4. RPG_RT.exeを実行するとウィンドウモードで動くようになる

これでも駄目な場合には、ツクール実行君を使って、新たに実行ファイルを作り直すと動くようになるかもしれないです。試しにこのゲームを動かしてみたら、この処置で動くようになりました。

図:このエラーが出たらそのままじゃ動かない。

図:EXEに起動オプションをつけるだけ

図:無事にゲームを開始できた

winevdm on 64bit Windows

Windows 10 64bitから無くなってしまったNTVDMの代わりを務められるのではないかと思うほどなかなか再現度の高いのがこの「winevdm」。使い方は非常に簡単で、otvdmw.exeに対して、16bitアプリのEXEをドラッグ・アンド・ドロップするだけでOKです。インストーラなどの場合展開できないケースもあるようですが、少なくとも、アリーナについては簡単に起動し、また文字化けもなく動作しました。

MS-DOSアプリケーションも対応しているとのこと。

A列車で行こう4はインストーラは32bitなのですが、本体が16bitという変な仕様で、同じくこのツールを使って起動させることができました。クラシックゲームをやるのには欠かせないツールと言えます。

図:あっけなく起動しました。素晴らしい

図:A列車で行こう4も動いた

MS-DOS Player for Win32-x64

64bit Windowsとなると特に互換性が低くなっているのが、MS-DOSアプリケーション。もはや殆どの昔のDOSプログラムは動かなくなりつつあります。ましてや、16bitとなると全く動作しません。

そこで利用するのがMS-DOS Player for Win32-x64。仮想環境というより前述のwinevdmのようにナチュラルに動き、Windows11上のcmd.exe上で動作するので、Windows11上のcmd.exeで扱ってるかのように古いDOSアプリケーションを扱えます。古いDOS資産を復活させられるかもしれません。ゲーム系やグラフィック系は動かないとのこと(それらは、DOSBoxで環境を構築して動かすべきでしょう)。

msdos.exeが本体になり、基本的には管理者権限でcmd.exeを立ち上げてから利用します。日本語入力やコピペなどは普通に動作します。64bitへの変換機能もあるようです。

msdos\binary\i486_x86にあるmsdos.exeを取り出してみて、FDを動かしてみましたが普通に動きました。

Is3Engine

時々古いインストーラを実行しようとすると、16bitや32bitの一部のインストーラで結局は起動できずに終わるケースがあります。これらはインストーラが古いのもさることながら、OSのバージョンチェックに引っかかってインストールができなくなっているケースが多いです。そんなケースに於いて、インストーラをきちんと32bitインストーラとして認識させて置き換えるのが、Is3Engine

中に入ってるsetup32.exeをインストーラのあるフォルダに入れて実行。ノーマルなsetup.exeの代わりにインストーラを実行し、16bitのインストーラでも動作するようになります。但しインストール後のアプリが32bitでなければ、Windows11では動作しないので注意が必要です。前述のwinevdmと合わせて使うと良いでしょう。

実際にSimcity2000 Special Edition(インストーラは16bit)のインストーラを起動させてみたら見事に起動しました)。

図:インストーラだけ16bitというケースが結構ある

Boxedwine

WindowsにてWineを使って古い16bitアプリケーションなどを動作させようという非常に変わったプロジェクトがBoxedwine。現在最新版では、Wine5.0まで対応しているとのこと。Windows11が64bitオンリーになった事と次第に過去との互換性を失ってきてるからこそ、意味が出てきたとも言えるWineを使ったアプリです。

ちょっと使い方がとっつきにくい。しかし、16bitのアリーナというゲームがバッチリ動きました。文字化けしてるので、この辺りはちょっと苦戦しそう。動くけれどフォントの文字化け解消法がわからないと実用にはならないかも。

図:WindowsでWineを使うという荒業

個別のパッチを当てる

古いゲームを最新のWindowsで動かそうとすると、Wineでも動かずwinevdmでも作動せずといったことが普通にあります。手持ちのSimcity2000 Special Editionがそれです。インストーラが16bitであるため、まずインストールできず、インストール後もレジストリの不具合やそもそもsimcity.exeの問題で起動せず。しかし、こういったゲーム用に世界中の有志の方々が様々な解決法を見出し、公開してくれています。

今回はSimcity2000 Special Editionを動かしてみようと思います。

  1. Simcity2000のインストーラであるsetup.exeは動かないので、前述のls3Engineのsetup32.exeを使って起動するとインストール出来ます。
  2. インストール先は「C:\Maxis\SC2K」に変更してインストールを完了させる
  3. こちらのレジストリエントリをダウンロードして、ダブルクリックして、レジストリに情報を登録し直す
  4. こちらの修正パッチ用ファイルをダウンロードする(パッチの提供元サイト
  5. 4.のファイルをsimcity.exeが入ってるフォルダに入れる
  6. パッチを当てる為のソフトウェア「つぎはぎ」をダウンロードする
  7. 6.のプログラムに4.のパッチを読み込ませると、パッチの適用が開始されて書き換えがされます。
  8. こちらの関連付け書き換え用のレジストリエントリをダウンロードして、ダブルクリックして、レジストリに情報を登録し直す。
  9. 一旦再起動してから、simcity2000.exeを実行すると起動する。

GOGなどの海外版はこちらに情報がありましたが、英語版なので適用してしまうとオカシナことになってしまいますので注意。このように、海外や国内で過去にトライした先人の方々のおかげで動くようになってるものもあるかもしれないので、前述の古いアプリを動かすテクが使えないケースでは探してみたらパッチがあるかもしれないので探してみましょう。

図:20年振りくらいに起動出来た

専用の移植プログラムを使う

古いDOS用ゲームを現代のOpenGLなどで再現する移植用のプログラムが提供されてるケースがあります。自分も1995年当時購入したDuke Nukem 3DというDOSゲームを持っていますが、そのままではWindows11では当然遊べません。しかし、Duke Nukem 3Dの場合は、EDuke32というポーティングキットが有志の手によって作成されていて

  • オリジナルのゲームのバグを修正
  • Windows, Linux, macOS用にポーティング
  • OpenGLを利用してグラフィックスのレンダリングを大幅に改善
  • HRPという高解像度グラフィックスに入れ替えが可能
  • マルチプレイモードを追加
  • カスタムゲームマップを簡単に扱えるように改造(Atomic EditionやDuke Zoneなどのユーザマップなど)
  • DOSBoxなどによるエミュレーションではないのでパフォーマンスはGood

といったオリジナルにはない大幅な改造がなされていて、DOSのゲームとは思えない再現を実現してたりします。Doomも同じ用に移植用のキットが作られているようです。Windows11上で動かしてみましたが、バッチリ動作しました。名作の場合このように移植用キットが提供されていたりするので、使うことでWindows11でも楽しめるかもしれません。

また、もう一本、Windows95の名作「Dungeon Keeper Premium」。これは32bitアプリではあるものの、Windows9x時代のDirectXであるため、WindowsNT系のWindows11では動作しません。これを動かせるようにしたのが、Dungeon Keeper FX。こちらも有志の方々によって作られている移植キットで

  • GOGのDungeon Keeper Goldを日本語化
  • 現代版のマルチプレイモードを新規に追加
  • オリジナルになかったカスタムマップや追加レベルを収録
  • ウィンドウ化表示機能を装備

などなど多彩な追加機能をもって、動かせる優れたポーティングキットで、Windows11でも動作しました。

図:EDuke32の設定画面

図:DOSゲームをWindowsで動かせた

図:現代でも昔のDirectXゲームが動かせる

Win3mum

Windows 3 Emulatorと呼ばれる16bitアプリを変換して動かせるようにするアプリケーション。但し、現在バイナリでの配布がないので、自力でVisual Studioにてビルドする必要性がある。こちらに動かした記事があるので参考になります。また、このプロジェクトをフォークして、Visual Studio 2019でビルドできるようにしてくれた方がこちら

自分はビルドしてもうまく動きませんでした。他にもブラウザでWindows 3.0をエミュレーションするという変わったものもあるようです。

Introducting Win3mu!
元サイトで動画を視聴: YouTube.

VB6のサポートが公表される

Windows11に於けるVisual Basic 6.0のサポートに関する情報が公開されました。それによると、開発環境であるIDEのサポートについては「No」が付き、一方でwowexec64にて、32bitのアプリの動作については「Yes」がついているので、動作自体はランタイムが入っていれば動作するようです。しかし、いよいよ開発についてはNoがついてるので、これで商売してる人はいい加減、VB6での開発を継続すべきではないでしょう(というよりも、Windows7の頃から、開発環境については公式にサポートされていない)

図:昔のゲームをする分にはいいんだけれど

非常に重いOS

仮想マシンで4GBメモリで運用してみましたが、Windows10では同じ構成でも問題なく利用出来るのに対して、Windows11はとてつもなく重たい。素の状態でコレで、Chromeなどを動かすと激重で実用に耐える代物ではありません。その主な理由は、無駄にビジュアル表示のためにGPUを利用するようになった点と、仮想メモリの為に無駄にHDDへアクセスしている為。

ビジネスの世界ではWindows10だろうとWindows11だろうと、基本的に使うアプリも作業も同じ。にもかかわらずこのようなOSの肥大化は作業効率を大幅に下げるだけでなく、管理コストも増大するでしょう。

一応

  • 無駄に動いてるサービスを停止
  • 視覚エフェクトを無効化
  • その他軽量化の為のカスタマイズ
  • Antimalware Service Executableの無効化
  • Windows問題レポートの停止
  • Windows Searchの停止

をしてみましたが、焼け石に水・・・この分だとWSUSでのアプデ配布も激重サイズで、トラブルが予想される。OSの出しゃばり過ぎ感がすごい。

図:常にCPUが100%使用の状態

アップグレード時の注意点

Windows11より、UEFIセキュアブートがシステム要件に加わったことによって、これまでBIOSでWindows10を稼働してきたPCは、そのままではWindows11にアップグレード出来ないことになります。故にそのようなマシンでは、UEFIとしてWindows11をクリーンインストールする必要性が出てきます。

古いPCを延命でアップグレードを続けてきてしまった場合には、この部分で大きな障壁となり、企業の場合全台入れ直しという莫大なコストが発生する可能性があります(UEFIに対応していないPCの場合)。但し、UEFI対応機種の場合には、MBR2GPTにて、既存のディスクをGPTパーティションに変更することで、Windows11にアップグレード出来る可能性はありますが、この作業はとっても大変なので、素直に新しいPCを購入するほうが手間賃を考えると楽かもしれません。

一番ラクな方法は、GPT変換ではなく引っ越しソフトを使ってデータを退避させ、Windows11をGPTのディスクでクリーンインストール後に退避させたデータを戻す事。面倒なトラブルがありません。過去にも紹介したEaseUS PCTrans Proなどは代表的な引っ越しソフトになります。Windows11対応状況などについては、「Windows 11に関して知りたいことを」をご覧ください。

また、Windows10からのアプデで元に戻せる期間は10日間と短縮されていたりするので、これまで以上にアプデ前のイメージバックアップを取るのは重要な作業になっています。

※Macの場合、比較的新しいマシンでもTPM2.0に非対応なものがあるため、Bootcamp運用していたマシンはここで打ち止めですね。

古いPC環境を最新のPC環境へ移行するテクニック

Windows PEを作ってみる

USBメモリにWindowsを詰め込んで緊急時などに利用するポータブルなWindowsをWindows PEと呼び、古くはWindows XPの頃から存在します。Windows10でも作成が可能で、ドライバや緊急時用のメンテナンスツールを詰め込んで使うのが主な目的です。PE版は自分自身で作成が必要で、Aomei PE Builderのようなヘルパーアプリケーションもありますが、今回は素の状態で作成してみようと思います。

※Windows PEの場合、Windows11のような動作させるのに厳しい要件が無いので、要件外のPCでも動作すると思います。

図:こんな感じの簡素なUIとCUI操作が基本です

Windows ADKのインストール

作成に必要なキットをこちらのサイトから2種類ダウンロードします。Windows ADK  for Windows11およびWinPE Addonの二種類です。ダウンロードしたら、実行しインストールしておきます。結構ファイルサイズがありますので注意(数GB消費します)。

必要なものは「Deployment Tools」なので、ほかはお好みでチェックを入れてインストールしてください。

同じように、Addonについてもインストールを進めておきます。

図:必要なものだけチェックを入れます。

図:Windows PEアドオンもインストールしておく

ベースとなるPEイメージを用意する

スタートメニューに登録されている「すべてのアプリ」->「Windows Kits」-> 「展開およびイメージングツール環境」を起動します(右クリックにて、管理者権限で起動が必要)。以下のコマンドを実行して、64bit環境用を作ります(Windows11は64bitしか存在しない為)

このマウントは起動してるシェルからでないとアンマウントできないので、間違って閉じてしまった場合には、dism /cleanup-wimを打ち込んでやり直しをすることになります。

図:このアプリが作成ツールになります。

日本語関係の設定を追加する

そのままビルドしてしまうと、日本語関係の全てが使えません(キーボードレイアウトや入力ロケール、タイムゾーンなどなど)。まずはこの日本語関係の設定を組み込みます。以下のコマンドを入力して実行します。

デバイスドライバを組み込む

標準的な環境で問題ないのであれば素の状態でもいけますが、この作業は必要ありませんが、追加のデバイスドライバが無いと見えないであったり、使えないといったハードウェアがある場合には、手動でPEに組み込んで置かなければなりません。現在使ってるマシン用であれば、コマンドプロンプトを起動して

を実行すれば、ドライバー類がdriversフォルダに出力されます。また追加したい場合には、このディレクトリにinfファイルなどを含めておくと良いでしょう(特に無線LAN系やM.2.SSDなどはドライバの組み込みが必要となる)

そして以下のコマンドを実行すればPEイメージにデバイスドライバを組み込むことができます。コマンドラインオプションとして、/ForceUnsignedを指定することで署名確認をオフにして強制インストールが可能です。

また、以下のコマンドで組み込まれたかを確認することが可能です。

アプリケーションの組み込み

自前のツールなどを組み込みたい場合には、C:\winpe\mount以下にProgram Filesなどができているので、この中に個別にフォルダを作って格納しておくと良いでしょう。レジストリ利用するようなものではなく、Portableで動くような(例:FireFox Portableなど)を組み込むことになります。今回はirfanview 64bit版を自分のPCにインストールして、フォルダまるごとコピーしました。

図:自前のメンテナンスツールはここに追加

パッケージの追加

アプリケーションの他に、PowerShellやWSH、フォントパッケージなどのWindowsの機能の一部を組み込みたい場合には、公式ドキュメントにもあるように、Windows PEに組み込むことが可能です。但しこのパッケージは依存関係が存在するので、一部は追加の順番を守る必要があります。今回はPowerShellだけ組み込んで見ようと思います。

Powershellは公式には、「依存関係:WinPE-PowerShellをインストールする前に、WinPE-WMI > WinPE-NetFX > WinPE-Scriptingをインストールします。」とあるため、その順番でインストールしておきます。

図:PowerShellを組込中

組み込み内容を適用する

ここまで行った作業をPEイメージにコミットする必要があります(でないと作業が全部無駄になる)。Explorerなどは閉じておき、以下のコマンドでコミットします。

アンマウント失敗時には以下のコマンドでアンマウントする必要があります。

メディアを作成する

今回はUSBメモリに焼き込むのですが、USB3.0対応の高速で64GBくらいある容量のものをチョイスしました。速度面は特に重要で、USB2.0のものだと起動が非常に遅くなってしまいます。容量は10GB程度もあれば十分なのですが、追加のアプリやパッケージの容量次第で変わるので余裕を持ったサイズがあると作り直し時に制約がないので良いのではないかと。

以下の手順で作成します。予め、シンプルボリュームでFAT32でフォーマット済みです。

  1. まずはUSBメモリを差して、ドライブレターを確認(自分の場合はFドライブでした)
  2. 以下のコマンドを実行して焼き込む
  3. フォーマットするか確認されるので、Yを実行
  4. 書き込みを終わったら、コマンドプロンプトは閉じて大丈夫。winpe以下の作業フォルダも削除して問題ありません。

※後で量産することも考えて、一応ISOイメージでも出力しておくと捗るかもしれません。今回は500MB程度でした。

図:USBメモリの中身はこんな感じ

DiskPart errorlevel -2147212243

USBメモリによっては、焼き込み時にこのエラーが出る場合があります。ISOイメージにしてrufusで焼きこんでも良いのですが、以下のコマンドでコピーでも動作します。

起動させるために

そのままPC差して電源を入れても通常は起動しません。通常は「DVD, HDD, USB, Netowork」の順番でブートプライオリティがPCのBIOS/UEFIにセットされている為です。各々のPCのBIOS/UEFIの設定画面に入り、USBメモリをブートプライオリティとして内蔵ディスクよりも上にしてから、再度差して電源を入れて起動しましょう。

Raspberry Pi4で利用してみる

Windows10よりRaspberry Pi4などのARM系CPU向けにもOSが一部提供されています。ラズパイ用として提供されているものではないですが、インストールして利用することが出来ます。利用するにはUUP dumpというサイトを利用してダウンロードしますがMSのアップデートサーバにアクセスしてダウンロードしてくれる場所なので、UUP dumpが提供してるわけではありません。

以下の手順で導入出来ます。本バージョンはRaspberry Pi用に以前から提供されているWindows IoT Coreとは別物の本当のWindows11となります。ラズパイに興味のある人は以下のエントリーも参考にしてみてください。

Raspberry Pi 4でPythonを勉強する環境を作る

ファームウェアアップデート

外付けSSDなどから起動するだけでなく、ファームウェアが古いと起動しないことがあるので、まずは既存のRaspbianのOS上から以下のコマンドを入力して、ファームウェアのアップデートを行います。rpi-updateの直後だとeeprom updateがpendingみたいな表示が出たら、一旦再起動して、別途そこだけアプデを実行する(shutdown -r nowにて再起動)

外付けのデバイスから起動できるようにする場合には、続けて、raspi-configを起動してセットアップを行います。

GUIが起動するので、Advanced Options⇒Bootloader Version⇒Latestを選択。Reset Boot to defaultの問い合わせに対しては「いいえ」を選択して完了。

続けて、Advanced Options⇒Boot Order⇒USB Bootを選択。これでUSBデバイスから優先的に起動するようになりますので、USBメモリなどにイメージを焼き込んで起動が可能。finishを選び、その後rebootすると再起動してしまうので、「いいえ」を選択したのち、電源を落としてSDカードを取り除きます。

※利用するUSBメモリは3.0対応品を使い、USB3.0ポートに差して使う事。USB2.0だと非常に遅い。

図:外付けブートが簡単になった

イメージダウンローダを手に入れる

UUP Dumpのサイトに行き、Architectureがarm64のイメージをクリックします。今回は、「Windows 11 Insider Preview 10.0.22000.160 (co_release) arm64」をクリックしました。次のページでは、言語をjapaneseを選択し、Nextをクリック。homeとproにチェックが入っていますが、今回はhomeのみにして、nextをクリック。

最後の画面では色々オプション表示されますが、そのままcreate download packageをクリックしてダウンロードします。但し4MB程度のファイルで、これは本体ではなくダウンローダです。

※Windows10 ARMのイメージ用も公開されていたりします。

図:Windows Updateからイメージを作る

イメージをダウンロード

ダウンロードしたファイルを解凍してみると、何やら色々入っています。「uup_download _windows.cmd」がWindows用のバッチファイルで、これを実行します。

但しこのバッチファイルまでのパスに日本語が含まれてると失敗するので、アカウント名などで日本語を使ってる人は、外部HDDなどの日本語のパスが含まれない場所に保存してから実行するようにしましょう。通常はデスクトップに解凍してそのまま実行でOK(デスクトップはフルパス時にはdesktopとなるので大丈夫)

ダウンロードが完了すると青い画面となり、Press 0 to exitが表示されたら完了です。バッチファイルの場所にisoファイルが出来上がってます。非常に大きなイメージなので結構時間が掛かります。

図:バッチファイルで入手する

図:ダウンロード中の様子

MicroSDカードに書き込み

WindowsにMicroSDカードをアダプタなどで接続します。このとき、SDカードをフォーマットするかどうか?聞かれることがありますが、フォーマットはしません。キャンセルしておきます。

書き込みには、Windows on Raspberry Imagerを利用します。ダウンロードして解凍し、WoR.exeを実行します。使い方は非常に簡単で、ウィザード形式なので、言語、書き込み先ドライブの指定、デバイス(Raspberry Pi4)、イメージの指定、最新のドライバ、最新のUEFIファーム、最後にインストールをクリックするだけです。書き込みも30分程度。

今回は、22000.160.210811-1701.CO_RELEASE_SVC_PROD2_CLIENTCORE_OEMRET_A64FRE_JA-JP.isoというファイルが完成しました。

※設定のブートオプションに於いて、arm_freq=2000over_voltage=6の設定を追加すると初めから2GHzのオーバークロックで動作するようになるようです。

図:WoRにてイメージを書き込む

図:イメージツールを使って焼き込む

起動してみる

手持ちのRaspberry Pi4は、4GBモデルなので、スペック的にはギリギリ。8GBモデルもありますが、CPU自体が強力なCPUではないので、Windows11を動かすには実用的では有りません。しかし、ARM Windows11の将来性や、ラズパイの将来性の一端を見るには良い実験です。

イメージを書き込んだMicroSDカードを差し込んで電源を入れてみる。ただし、

  • PC版と異なり、Microsoftアカウントが必須です。オフラインセットアップが出来ないわけです。
  • WiFiのドライバが無いようで、標準ではWiFiに接続させることが出来ないようです。よって、セットアップは有線LANで接続して行うことになります。
  • Bluetoothが機能しないので、マウスやキーボードなども有線接続で行う必要があります。
  • HDMIオーディオは機能しません。イヤホンジャックは有効です
  • GPUが効いていないので、非常にもっさり動作です(Windows11からは描画にGPUの利用が増えている為)
  • GPIOについても同様に使えない
  • 常にディスクアクセス100%病が発生してる(CPUやRAMは普通・・・これが遅い原因かな)
  • x86やx64のWindows用アプリエミュレーションで動作する(標準でWin32や64アプリが普通に動くのはなかなか)

といった、まだまだPreview版なので制限だらけです。電源投入後の最初の起動までは裏でセットアップが進んでいてこれが、物凄い時間が掛かる・・・その後も再起動を何度か繰り返さなければならないので結構苦痛。辛抱強くとにかく待つのが重要。

ようやく起動したあとにWindowsのセットアップが始まりますが、キーボードは英語101キーボードになってるので、入力時に注意(@や_などは入力位置が異なります)

図:スクショ取るのに2時間くらい掛かった

カスタマイズ

現時点では、速度面で特に実用に向いていないので活用は難しいですが、少しでも改善することは可能です。主な改善点は以下の通り

  1. Raspberry Pi4のファームウェアアップデートを行い、USBメモリや外付けSSDからのブートができれば速度アップするかも(USB3.0ポートに接続するのを忘れずに)
  2. デフォルトでは最大3GBまでしかRAMが認識しない。ブート時にESCキーでBIOS画面に入り、「Raspberry Pi Configuration」⇒「Advanced Configuration」の中にある「Limit RAM to 3GB」をDisableに変更すると最大限度まで認識します。
  3. 画面解像度が低い状態で固定化2.同様にBIOSから、「Raspberry Pi Configuration」→「Display Configuration」の中にあるNative Resolutionのチェックを外して、自分のモニタの解像度にチェックを入れる(例えば、Virtual 1080pなど)
  4. CPUが貧弱なので、オーバークロックする事で強制的に処理スピードはあがるかも。但しGPU効いていない分、CPUに負荷が掛かってるので壊れるかも。アッツアツになるので要注意。BIOSの「Device Manager」⇒「Raspberry Pi Configuration」⇒「CPU Configration」のCPU Clock Rate (MHz)を2000に変更しても、デフォルトだと1.5GHz稼働のままのようです。WOR Control Panelのインストールが必要(discord内で配布されているようです)

64bit Windowsエミュレーション

ARMなSurfaceなどに搭載されているWindows11には32bitのx86エミュレーション以外にも、x64エミュレーション機能が搭載されており、ARMでありながら、Intelバイナリが動く仕組みが搭載されています(macOSのRosetta2みたいなもの)。2021年11月17日に正式にリリースされて、ARM Windows11で64bitのIntelバイナリも動作するようになっています。

タスクマネージャなどでアーキテクチャがARM64とは別に、x86, x64が同居するようになっています。

図:3タイプのバイナリが動作してる

個人的な見解

正直な所、今回のInsider Previewをいじってみての感想ですが、目新しいものは特に無いなという印象。色々と要件が厳しくなったり、セキュリティ強化の話が出てきても、そろそろもうデスクトップOSで色々と華々しい話題を繰り広げるような時代でもないと思います。主に

  1. Windows自体が企業にとってセキュリティホール
  2. Windowsを辞めるだけでヘルプデスクの仕事は殆ど無くせる(企業で一番無意味なコスト源)
  3. スマートデバイスの拡大で営業などはPC自体が必要ない
  4. RPAを始めとする業務自動化推進による事務屋の削減
  5. ウェブアプリケーションで十分な業務遂行が可能になった(経理や人事は特に)
  6. ローカルのEXEでなければならない理由が一般ユーザにはもう殆ど無い(スマフォが中心であるため)
  7. 同じ作業しかしないのに、システムは激重になっている(無駄な肥大化)

昔のように開発者やクリエーターという特殊な人がワークステーションでゴリゴリやっていた時代にPCは確実に戻っていくと同時に、人手不足や自動化、DXなどの推進で一般事務であっても、クライアントに高価なPCではなく、交換もメンテも安価で簡単なChromebookやスマートデバイスに置き換わっていくでしょう(そのほうがよっぽどセキュアでもある)。

いつまでもローカルEXEでないとといった企業は、今回のアプデも然りですがPCの入れ替えや、人手不足なのにヘルプデスクに人財とコストを割いてやっていけるような時代ではないと再認識が必要。さっさとWindowsに見切りつけて、ウェブやスマートデバイスへ移行をオススメします。それが一番のDXになります。

Youtube動画

Introducing Windows 11
元サイトで動画を視聴: YouTube.

A (very) quick (and rushed) look at Windows 11 running on a Lumia 950 XL after a day of work
元サイトで動画を視聴: YouTube.

How To Install Windows 11 Raspberry Pi 4 / Pi400
元サイトで動画を視聴: YouTube.

マイクロソフト「Windows11」発表 6年ぶりに新OS
元サイトで動画を視聴: YouTube.

Windows 11 - The First Look [ISO Download]
元サイトで動画を視聴: YouTube.

Windows 11 Reactions: It Runs Android Apps! (Kinda)
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【Pentium4】15年前のPCにWindows 11入れたった!(UEFI回避)
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Windows 10 on Raspberry Pi 4. WOR Control panel episode 20.
元サイトで動画を視聴: YouTube.

関連リンク

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