Google DriveでMicrosoft Officeファイルを直接編集可能になりました
Google Cloud Next 2019にて発表されていた「Googleドキュメントのアプリケーションで、Microsoft Officeのファイルを直接編集・保存する機能」がロールアウトされました。公式ドキュメントはこちら。
2019年5月15日、G Suiteおよび無料のGoogleアカウントにて、この機能がロールアウトされてるのを確認しました。何も特別なことをせず、サポートしてるフォーマットをダブルクリック⇒Googleスプレッドシート等のアプリで開くと、そのまま直接編集と保存が可能です。ファイル名の横に「XLSX」などの表記が出ているのが特徴です。
試しにxlsxファイルを開いても、Googleスプレッドシートに変換される事なく、保存も編集も可能。Googleスプレッドシートにしたい場合には、「ファイル」⇒「Googleスプレッドシートとして保存」を選ぶだけです。
現在はまだ、SpreadsheetAppにてシート情報は直接取得出来ないようです。Google Drive APIを利用した、xlsxファイル⇒Googleスプレッドシートの変換のスクリプトはこちらからどうぞ。暇な時にでも、xlsxファイルから直接データ取り出しなどを検証してみようと思います。
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図:GASからはまだ直接値を取得は出来ないようです。
現在確認済みの内容:
- 直接編集と保存を変換なしに行える
- 例:xlsxファイル上でGoogleスプレッドシート同様に複数人で同時に編集と保存ができる。Sharepointより遥かに良い。ファイルが壊れたりしないし。
- 版の管理にも対応しています。きちんと過去にもタイムリープ可能。
- もちろん、Googleスプレッドシートに変換も可能
- 他にもdocxやpptxも対応を確認済み。
- 編集したファイルをGoogle Drive File Stream経由で、ローカルのMicrosoft Office 2019で編集が出来ました。Driveでもローカルでも同じファイルを編集保存できるのは大きい!!
- Android、iOS、Chromebook上からでも、Officeファイルそのままで編集がすでにできるようになっています。Office互換モードという表示が出てきますよ。
非常に素晴らしいバージョンアップですね。もちろん、そのままxlsx形式なのでダウンロードが可能です。これまでリリースされていたChromeのエクステンションはアンインストールしておきましょう(2019年6月26日に廃止決定)。
この機能は、Rapid Releaseを設定してる企業では、4/17〜順次ロールアウト予定が、途中で停止していたようです。現在再開されて、5月27日までには完全にロールアウトされ全ユーザで利用が可能になるようです。ChromeがあればOfficeファイルは編集できる時代になりましたね。
図:officeフォーマットがそのまま利用できる
図:もちろん変換保存も可能
図:この画面が出てきたら直接編集に対応しています。
図:版の管理でバージョン管理可能です
図:Android上のOffice互換モード