Google Sitesに新しい機能が続々追加されたみたいです
新しいGoogle Sitesですが、続々と新機能が地味に増えています。埋め込みでJavaScriptやGoogle Apps Scriptのウェブアプリケーションを配置出来るので、新機能がなくとも自前で用意もできますが、やはり用意されているものがあれば、面倒がなく便利です。
また今回のアップデートでは、他のGoogleドキュメント類のように、過去のバージョン履歴や復元、更新前と更新後の比較などの根幹に関わる機能も増えています。
目次
サンプルとなるGoogle Sites
Cloud Search検索窓は、G Suite for Business以上から利用可能になる機能であるため、通常のGoogleアカウントやG Suite Basicでは利用することができません。
新しいパーツ
Cloud Search検索窓
G Suite for Business以上では、Googleドキュメント、メールなどを串刺し検索できるCloud Searchが使えるようになっています。このサーチエンジンの検索窓を設置できるようになりました。ただそれだけで、検索結果は別タブで開かれます。
図:いつの間にかExcelも全文検索出来るようになってた
折りたたみ可能なテキスト
今回の目玉である折り畳める、アコーディオンなテキストボックスが追加されました。このパーツはテキストしか含める事ができませんが、何行も折り畳めるようになっているので、Wikipediaのように必要なときに必要なものだけ、ユーザが選択して表示出来るようになります。長文を掲載するようなページでは必須のものです。
図:複数行追加でまとめて閉じられるよ
アップデートされたパーツ
カルーセルスライダー
カルーセルスライダーでは、2つの新機能。1つは自動再生の速度を変更できるようになりました。4パターンだけですが。また、各画像に対して説明文をつける事が可能になりました。
図:自動再生にチェックを入れると移行速度を設定可能
図:日本語が変だが、説明を追加で説明文を付与できる
ボタン
ボタンに3種類のスタイルを設定出来るようになりました。アウトライン、塗りつぶし、テキストの3種類。まだ細かくデザインの変更とか色を変えるといったことができないようです。
図:もうちょっとデザイン変更できても良いのではないかと
目次
目次機能に加わった機能としては、目次のうち、一部を非表示に出来る機能。目次はテキストボックスなどに設定された見出しのレベルに応じて自動生成されるものだけれど、このうち目のアイコンをクリックすると、対象を非表示に出来る。
図:全部を目次化しない場合には有効かも
新機能
現在以下の機能は自分のドメインでもまだいくつかは、存在が確認されていません。2020年末までに順次公開されるようで、Rapid Releaseにしていますが、いつ使えるようになるのかな。
RTL言語のサポート
アラビア語に代表される右から左へ読む言語の新規サポートがされました。多国籍なサイトを作っている場合には有効ですね。
図:一般には馴染みのない言語ですが
フィードバックや連絡
サイトの左下に変なアイコンが1個追加され、管理者への連絡やフィードバックが出来るようになりました。この機能は、編集画面に於いて「︙」⇒サイト情報の設定にてオンオフが可能です。オンにすると、「 i 」マークが出現し、連絡先をクリックすると問い合わせフォームが自動で出てきます。
図:問い合わせフォームは標準装備されてるので用意不要
バージョン管理
新しいGoogle Sitesの長年に渡るロードマップの中でも求められていたものが、この機能。他のGoogleドキュメント類と同じく過去のバージョン履歴や復元機能が備わるようです。また、更新のときに「ビフォー・アフター」が表示できるようにもなりました。
「︙」をクリックして、変更履歴で見ることが可能です。各版の「︙」から復元させることも可能です。
図:もちろん、過去の版からの復元も可能
公開前確認機能
サイトを公開・更新する前に差分を確認する「ビフォー・アフター機能」が付きました。公開ボタンの横にある▼をクリックして、公開前に変更を確認を実行すれば確認が可能。変更点は、緑色の枠で表示されます。そのまま公開ボタンを押せば反映されます。
図:変更点を確認可能
カスタムテーマ
2021年10月のアップデートで追加された、Googleサイトの新機能。と言っても、凄い!!というものではなく、これまでテーマは予め用意されていた数種類のみで、基本ユーザがあれやこれやの機能を弄ってカスタムしていたものを、カスタムテーマという一箇所で規定する事が出来るようになりました。
しかし、このテーマ作っても他のサイトに持ち越すことが出来ないので、なんか汎用性の無い機能だなと思う次第。主に
- サイトのタイトル画像、アイコン、faviconといった画像を変更することが可能
- サイト全体のフォントの指定や色味の規定が可能
といったもの。HTMLで弄れるといったものではないので、あくまでもこれまでバラバラで定義していたサイトデザインの設定を一箇所で出来るようにしましたよ程度の機能です。ウィザード形式で進めますがここで全部が規定できるわけじゃないく、設定後の画面で更に詳細に細かな設定が出来るようになっています。
図:ウィザード形式で設定していく
図:その他の追加の設定もある
関連リンク
- Right-to-left language support available for new Google Sites
- Improvements to image carousels, table of contents, and buttons in new Google Sites
- View the version history of a new Google Site
- Review the latest changes to a new Google Site before publishing
- Embed Cloud Search in your new Google Sites
- Allow site viewers to provide feedback on your new Google Sites
- Insert collapsible text boxes into new Google Sites