aptX Adaptive対応無線イヤホンを買ってみた

正直長い間、音質重視ということで音楽などを聴く場合は、有線派であったものの、デザインの良さで買ったスバルのイヤホン。今も使ってるのですが、通勤で使うにはちょっと困ったことが起き、かなりストレスフルに。

ということで、スバルのイヤホンはバックアップとして、メインで使う通勤で使うのに最適なBluetoothイヤホンを適当に探していたら良いのが見つかったので、使ってみたレビューを書いてみたいと思います。

今回利用するガジェット

スバルのBluetoothイヤホンは以前以下のエントリーでレビューしています。デザインはスバルのほうが好きで、扱いやすさもスバルのイヤホンのほうが上なのですが、いかんせん対応してるBTの規格が古く、次項のような大きな問題点が今回の買い替えの理由になります。

現状このイヤホンは、AndroidとPC向けであって、iOSに対応していませんのでそこは注意です(一応、iOS向けにもアプリがあり使えるようにしてはあるみたいですが、まだ正式対応になっていないようです)。

SUBARUのワイヤレスイヤホンを使ってみた

何が問題だったのか?

問題点の考察

無線イヤホンということは、当然ながらBluetoothで通信するタイプになります。しかし、このBluetoothは色々とバージョンが存在し、イヤホン側だけじゃなくスマフォ側も対応している必要性があったりするので実は結構複雑です。

スバルのイヤホンは古い規格のSBC/AACというコーデックに対応してるもので、対応機器は多いのだけれど以下の問題点があります。

  • 混雑した電車や駅周辺で利用するとブチブチと通信が途切れる
  • 遅延が結構大きい
  • 音質はそこそこのレベル

特に1つ目のブチブチとペアリングが勝手に解除されたり、片方からしか音が出なくなったり、ブチブチと途切れたりと、使い物にならないレベル。自宅で使う分にはほとんど問題にならないのですが、これでは通勤時に使うにはちょっと問題です。実のところ、通勤時だけじゃなくオフィスで使ってる時にも発生していました。

原因の理由

Bluetoothは2.4GHz帯というWiFiや様々なノイズ源に影響を受けやすい帯域を使っており、日本の場合外で5GHz帯域を電波法の関係で利用することが法的に出来ません(最近緩和されつつありますが)。この2.4GHz帯域は電子レンジのようなマイクロ波の影響も受けますし、利用できるCH数は79。しかし、周辺にたくさんのBluetooth端末があれば、チャンネルの奪い合いになり、無くなった場合、それらの通信が途切れる事になります。

これが駅周辺や混雑した電車で途切れる原因。。当然WiFiの影響も受けるので、皆が皆スマフォ持ってる時代に使えば、そりゃ繋がりません。そこで使うのがaptX Adaptiveという規格。Qualcommが開発したコーデックで、低遅延で音質を保ちつつ途切れにくいという特性があります。現在は更に上位の、aptX Losslessというものも出ているみたい。

自分の場合、スマフォはZenfone8 flipを使っていますが、aptX Adaptiveに対応してるため、ということで、適当に見つけた割と低価格で良さげなSoundPeats Mini Proを購入して使ってみました。3万円もするAirPods等手が出ないので、このクラスならばと思って購入しています。A2DP対応なので、Nintendo Switchといったゲーム機にも対応しています。

実際に使ってみた感想

使って、1ヶ月経過。正直、ここまで差があるとは・・・という感じです。混雑時には音質を落として接続維持を優先するのが、aptX Adaptiveの特徴らしいのですが、自分の耳の場合、そこまでの顕著な音質低下は全く感じず。むしろ、スバルのイヤホンがほぼ100%、特にある駅では行きも帰りも途切れて、ペアリングまで解けていたのに、今回の狙いは確かでした。

全く途切れないという、当たり前のようで当たり前じゃない事で、ストレスフルだったのが解消されました。今回の一番の目的はコレだったので、目標達成です。しかも、6000円クラスで購入できるので、コスパは非常に良いです。後述のスペックにもありますが、バッテリーの持ちも非常に良いので、メインで使い続けるのにピッタリです。

また、生活防水ではあるものの、水没はアウトなので、そこだけを気をつければ非常に良いイヤホンなのではないかと。

※バッテリーというのはいつかヘタるものなので、3万円のAirPodsは正直手が出ないのは価格面だけじゃない。それからしたらコレであればホイホイ買える。

使い方

セットアップ

ペアリングは、充電器から外した段階ですでに可能になっており、スマフォのBluetoothで新規追加で出てくる「SoundPeats Mini Pro」をタップ。ペアリングのリストに出てこない場合は、左右どちらかのイヤホンを6秒間タップし続ければ、ペアリングモードになるので、対応機種であるならば出てくるハズです。

ペアリングすると、英語でなにやらつぶやくので分かります。Connectedと言えば接続完了です。

図:こんな感じで出てくるはず

図:aptX Adaptiveの項目が出てくる

アクティブノイズキャンセリング

もう一つの大きな売りがこのアクティブノイズキャンセリング(ANC)。外部の騒音や環境音を電子的に発生させた音とぶつけて相殺して消すという技術。高速道路の防音技術でも同様の技術が使われていたりします。

これをオンにするには左側のイヤホンを1.5秒間タップし続けて「ANCオン」とつぶやいたらオッケー。実際に試してみましたが、テレビの音声が聞こえる状態で装備し、ANCをオンにすると半減するレベルまで聞こえなくなりました。故に、集中したい時には耳栓としてだけ使うのも大いにアリなのではないかと。

これとは別に通話用のcVcノイズリダクションも装備されており、電話使用時にこっち側の騒音を相手に伝えない技術も盛り込まれています。

また、ANCをオンにすると音楽は低音がよく聞こえるようになる反面、高音がやや薄くなるような印象です。またバッテリーの持ちにも影響するので、状況に応じて切り替えると良いでしょう

充電ケースとバッテリー

充電ケースはただの充電器ではなく、バッテリーも兼ねています。イヤホン単体では自分の使用感では、6時間は連続使用出来ます。スバルのイヤホンよりも1時間以上長く持ちます。また、充電器に格納すればおよそ2時間足らずでフル充電され、トータルで21時間程度は維持ができる仕組みになっています。

ただしワイヤレス充電ではなく、USB Type-Cケーブルで充電器の充電はする必要があるので、そこだけは注意点。21時間持つなら、出先での充電は不要だと思いますが。

このUSBケーブルの充電はPD対応なので、結構あっという間にフル充電されます。イヤホンが45mAhで充電器が300mAhなので、充電器だけ見るとスバルのそれは2000mAhもバッテリー持つのでここはアドバンテージはスバルの充電器のほうが遥かに大きい。

音質について

音質はとてもグッドです。音質の変更については、スマフォ側のオーディオウィザード(Zenfone8搭載のトータルに音質を変更する)や、プレイヤーに搭載されてるイコライザーで基本調整する必要性があります。ただし、専用アプリで調整することも可能になっています。

Poweramp Equalizerといったようなアプリもあるので、色々試してみたいところ。

低音も結構いい感じで、安物イヤホンにありがちな、チープで薄っぺらい音という感じは無し(有線でもそんなイヤホンがあったりするので、それらからしたら比較にならないほど高音質)。試した曲はペニシリン/Romance。音質テストでは一番良い曲だと思います。

【公式】PENICILLIN「ロマンス」(MV)【8thシングル】ペニシリン/Romance

タッチコントロール

主に使うタッチコントロールですがペアリングとANC切り替えは前述の通り。特にプレイヤーとしては

  • 再生と停止 - 左右どちらかダブルタップ
  • 次の曲 - 右側を1.5秒間ロングタップ
  • 音量アップ - 右側をシングルタップ
  • 音量ダウン - 左側をシングルタップ
  • 音声アシスト - 右側をトリプルタップ
  • ゲームモード - 左側を3秒間ロングタップ
  • 着信を取る - 左右どちらかを着信中にダブルタップ
  • 着信を切る - 左右どちらかを通話中にダブルタップ
  • 着信拒否 - 着信中に左右どちらかを1.5秒間ロングタップ

電源オフは10秒間のロングタップ、電源オンは1.5秒間のロングタップとなっています(ケースから出すだけで自動でオンになる)。曲戻しは出来ません。ケースにしまえばオフになります。

専用アプリで調整する

概要

Android向けのイヤホンなので、Google PlayにはSoundPeatsのアプリがありますが、メンテされていないのか、Android12の自分の機種ではなんか画面の挙動がオカシイですが、なんとかアカウントを作成してログイン出来ました。

アカウントはウェブじゃなくアプリ上で作る必要があり、認証コードボタンを押してメールで送られてるコードの入力をすることで可能になっています。

専用アプリで可能なことは

  • ファームウェアのアップデート
  • イコライザーセットアップ
  • ノイズキャンセリングの切り替え
  • ゲームモードのオンオフ
  • バッテリー残量の確認
  • ハードウェアのリセット

となっています。ただ、自分の場合はイコライザについてはZenfone8 flipのオーディオウィザードで行っているので、このアプリでは行っていないので、ほとんど用途がありませんが、ファームのアップデートでは必須なので、入れてあります。

アプリのメイン画面

イコライザの設定

イコライザーは以下の手順で有効化します。

  1. アダプティブイコライザーのチェックをオンにして、下にある詳細をクリック
  2. 指示に従って調整を行う
  3. メイン画面の事前設定の右下にある文字をクリック
  4. 好きなイコライザーシーンを選択する
  5. また細かく自分で調整したい場合には、イコライザーカスタマイズの右下にある文字をクリック
  6. イコライザーの高音低音を自分で調整して完了。

図:シーン別イコライザ選択

図:手動で調整もできる

ファームウェアアップデート

時々、イヤホン自体のプログラムを書き換えるファームウェアのアップデートが配信されます。買ったばかりの場合、ファームが大抵古いままなので、ファームウェアのアップデートをしておきましょう。ファームウェアのアップデートは左上のハンバーガーメニュー(≡)をクリックして、ファームウェアアップデートを実行。指示に従ってダウンロードと転送を行えばオッケー。

指示に反する作業をしてしまうと、ファームの書き換えに失敗して、文鎮化する恐れもあるので注意。

図:ファームの通知

図:アップデートの実行

ウィークポイント

着脱がしにくい

正直ここはスバルのイヤホンのほうが全然良い。理由は、このイヤホン、反り返ってるような形なので、耳の穴にいれるためにはそのまま入れるというよりは、耳の穴にイヤホンの反りを合わせるように、グリッと回し込むといったような入れ方をしなければならない。

逆に外す場合は、ぐりっと回しながら外さないとイヤーチップが耳の中で残るんじゃないかと思うほど引っかかる。これは怖い。耳の穴にピーナッツ突っ込んで耳鼻科のお世話になった子供の頃のトラウマが蘇ります。なので、引っかからないように着脱する練習が必要です。

スバルのようにウィングチップで固定するほうが安全で素直です。

ケースにしまう場合

ケースにしまうと、マグネットによってカチっとくっついて、赤いランプが付けば充電されます。これがうまい具合にはまらずに、赤ランプがついていない状態でしまってしまったことが何度か。

ケースにしっかりしまうよりも、ちょっと浮かせてマグネットに任せてカチッと落とすとしっかり嵌ると思います。

風切り音が気になる

外で使う場合、歩いてる場合等で風が吹いてると、風切り音がかなり気になります。特にアクティブノイズキャンセリングをオンにしてると非常に気になるレベルで耳元で風切り音がなるため、対策を調べてみました。

対策は簡単で、アクティブノイズキャンセリングをオフにして、通常モードに戻すだけ。これだけでかなり緩和されます。それだけ外部のノイズ音がシャットアウトされてる証拠でもあるのですが、利用していて気になる場合にはぜひ試してみて下さい。

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