ASUS ROG AllyのバックアップとSteamOS?のインストール

購入したROG Ally。正直不具合が結構目につく。一方で、これはゲーム機とは言ってもPCそのものなので、別のOSを試してみたいという考えやバックアップは必要だよねという考えが出てくる。そこで、ROG Allyのイメージバックアップ、BIOSのダウングレード、SteamOSと同等のChimeraOSを入れてみようと思い、別にまとめることにしました。

今回使用するソフトウェア

いずれのソフトウェアもディスクイメージで配布されていますので、別途以下のようなものが必要です

  1. 外付けHDD(ディスク容量が1TBクラス以上。ROG Allyで使用してる領域分必要です)4GB以上のファイルサイズになるためexFATにしておきます。
  2. USBメモリ(イメージのバックアップや、OSの書き込み用に必要です(32GB以上)。1本だとどちらか消去してからの利用になるので2本あったほうが望ましい)
  3. USBハブ(電源供給、USBメモリ、マウスやキーボードの接続に必要です)

また、操作用にUSBキーボードやマウスがあると良いでしょう。タッチパネルは使えるのでマウスそのものは無くてもあまり困らないです。

ROG Allyについてのまとめ記事は以下にあります。

携帯ゲーム機ROG Allyを徹底的に検証してみた

事前準備

Bitlocker暗号化の解除

Rog AllyはWindows11ですがディスク暗号化が標準で行われています。この状態だとRescueZillaなどのツールからドライブが見えません。一時的に以下の手順で暗号化を解除しておきます。

  1. 設定を開きます
  2. プライバシーとセキュリティー => デバイスの暗号化を開く
  3. デバイスの暗号化がオンになってるのでこれをオフにする

イメージを復元時やWindows11として利用を続ける場合は、再び暗号化をオンにしておきましょう。その際の回復キーは、MicrosoftアカウントでログインしているならばMicrosoftアカウントにバックアップが取られていますし、手動で回復キーを取得する事も可能です。

図:Bitlockerをまず解除しておく

高速スタートアップのオフ

意外と盲点なのが高速スタートアップ。これはシャットダウンを実行しても休止状態(ハイバネート)の状態なので、実はシャットダウンされていない状態になります。結果としてバックアップ時にエラーとなってしまいバックアップが停止してしまう原因になっています。よって、RescueZillaでバックアップを実行する前には、高速スタートアップは解除しておきましょう。

高速スタートアップは

  1. コントロールパネルを開く
  2. ハードウェアとサウンド=>電源オプションを開きます。
  3. 左サイドバーの電源ボタンの動作の選択をクリック
  4. 現在利用可能ではない設定を変更しますをクリック
  5. 高速スタートアップのチェックを外して、変更の保存をクリック
  6. シャットダウンを実行する

図:ろくでもない機能として有名

RescueZillaの用意

RescueZillaのイメージをUSBメモリに焼き込みます。このUSBメモリからブートさせて、RescueZillaを起動しバックアップを行います。ディスクの作成については以下のエントリーでまとめていますので、1本用意しておきましょう。パーティション単位ではなくパーティション構成全部を1つにバックアップしてくれますので、dismよりも便利かもしれません。

Windowsのイメージバックアップを取る最適解

実際に作業を行う

RescueZillaはSecure Boot対応なので、BIOSでセキュアブートをオフにしなくとも利用は可能です。前述の準備だけ行っておけば、無償で利用可能でここまで出来るのはGoodです。但し、ROG Allyの場合はWiFiやBluetoothがデバイスとして認識はされないので基本は有線接続でのやり取りになります。外部ドックがあれば有線LANで接続可能ではないかと思います。

バックアップと復元

イメージバックアップ

Rog AllyにUSBハブを繋げて、電源供給・RescueZillaのUSBメモリ・キーボード・外付けHDDを繋げて以下の手順で進めます。

  1. 音量マイナスのキーを押し続けながら、電源ボタン長押し
  2. 音量キーは押し続けながらも電源が入ったら、電源ボタンは離す。しばらくするとBIOSが起動する(ここで音量キーは離す)
  3. BIOS下の方にあるブートメニューをタップする
  4. Windows BootloaderとUSBメモリと思わしきものの2つが出てくるので、USBメモリと思わしきものの方を選択
  5. すると、RescueZillaが起動します
  6. あとは、前述のバックアップのエントリーにあるようにバックアップ手順を進めます。黒い画面が出ても放置しておきます。
  7. バックアップを実行すると3つドライブが出てくるので、通常はMicronと書かれてるのがROG AllyのSSDです
  8. あとは宛先ドライブは外付けHDDを指定し適当に進める。

gzip圧縮されるといっても、自分の場合500GB程度しか使っていなかったので、バックアップ時間は1時間くらい(圧縮レベルは標準の6で指定)。これで410GB程度でした。

図:バックアップ進行中

バックアップの復元

実際に取得したイメージを今度は復元してみます。起動までの手順は全く同じ。

  1. 音量マイナスのキーを押し続けながら、電源ボタン長押し
  2. 音量キーは押し続けながらも電源が入ったら、電源ボタンは離す。しばらくするとBIOSが起動する(ここで音量キーは離す)
  3. BIOS下の方にあるブートメニューをタップする
  4. Windows BootloaderとUSBメモリと思わしきものの2つが出てくるので、USBメモリと思わしきものの方を選択
  5. すると、RescueZillaが起動します
  6. 今度はレストアを選択し、まずはバックアップデータの入ってるパーティションを選択
  7. 次に復元先のパーティションを選ぶ。通常はMicronと書かれてるのがROG AllyのSSDです
  8. 実行するとパーティション単位で復元が始まるので回復パーティション等も復元が行われます。

バックアップデータのサイズにより復元時間は異なります。実際に復元してみましたが、非常に素直に完了し普通にWindows11が起動するようになりました。復元後はWindows11のBitlockerをオンにするほうが良いですが、しなくとも利用はできます。SSD入れ替えなどで元のSSDよりも大きなサイズのSSDへの復元時はボリュームのサイズが異なり、後ろの方が空くと思うので、拡張して1つのパーティションにしてしまいましょう。

図:復元先選択中の画面

BIOSのダウングレード

ROG AllyはBIOSのアップデートを行うと不安定になったりパフォーマンスダウンをしたりといったことが過去にありました。アップデートすることによって、不具合が修正されることもあるわけなのですが、まだ出て間もないマシン故に気になるシーンが多々あります。ということで、BIOSを322に戻してみようと思い、以下の作業を行ってみました。

  1. ROG AllyのBIOSの配布ページに飛ぶ
  2. BIOS Update for Windowsのshow allを開いて、Version322のBIOSをダウンロードします。
  3. 同時にBIOS for ASUS EZ Flash Utilityのshow allを開いて、Version322のBIOS for ASUS EZ Flash Utilityをダウンロードします
  4. BIOSファイルはZIPで圧縮されていますが解凍しておく必要があります。
  5. 2,3をUSBメモリに入れておく
  6. シャットダウンされてるROG AllyにUSBメモリを指した状態で、音量マイナス押しながら電源を入れる
  7. BIOSが起動したら、[アドバンスモード] =>[詳細タブ] => [ASUS EZ Flash 3 Utility]に移動し、32GB ストレージ デバイスを選択
  8. USBメモリ内のVersion322のBIOSファイルを指定する(コントローラで移動やAボタンで決定になります)
  9. この時、ACアダプタつなげみたいなエラーが出た場合はそのUSBハブではNGなので、ROG AllyのCドライブ直下にでもファイル類は格納しておいて、USBメモリ無しで行けるようにする(BIOSからCドライブの中身が見えます)
  10. なぜかBIOSアップデート失敗と出て3秒後に再起動が掛かる
  11. そのまままた再起動直後にBIOS画面が出てこんどはBIOSアップグレードが始まる。意味不明の仕様・・・・
  12. あとはロールバックされるまで待機しておく
  13. 以降勝手にBIOSがアップデートされるのを防ぐために、MyASUSの設定の中の重要なアップデートの自動更新を無効にしておくと良いでしょう。
  14. 再起動後、ロゴ画面で結構長く止まるので放置しておきましょう

数分でBIOSのロールバックが完了しました。但し自分の場合、やはり仮想キーボードでなにか入力しようとすると落ちるというケースが治らず。あまり意味がなかったようです。

図:過去のバージョンが公開されています

図:無事にロールバックされました

図:自動更新は阻止しておく

ChimeraOSをインストール

概要

Windows11のせいなのか?BIOSのせいなのか?それともAMDのドライバーのせいなのか?自分のROG Allyは頻繁にブラックアウトが発生し結構苦しんでいます。ということで、過去にGPDWIN2にはChimeraOSをインストールして非常に良かったので、ROG AllyにもChimeraOSをインストールして運用してみようと思います。

GPDWIN2の場合はWindows10で運用するよりも遥かに良かったのと、現在のSteamは非Steamアプリが入れられる(Protonが入ってるのでEpic Games Lancherとか普通に入れることが可能)という事なので、Windows用ゲームもインストールして運用できるならば、面倒くさいWindows11よりも良いのではないかと思いチャレンジしています。

ChimeraOS自体はArch LinuxベースのOSですので、WindowsではありませんがProtonというWineベースのツールが非常に優秀で多くのWindowsアプリを動かすことが可能。実際に、GPDWIN2ではWindows用の大神がきちんと動作しました。

※RescueZillaで動かしてる際にはブラックアウトなど1度も起きていないので、多分OSが壊れてるか?デバイスドライバのせいなんだろうなと推察中。

※こちらは後日深掘りして追記する予定。

GPDWIN2に別のOSを入れて第二の余生を送る

注意点

ChimeraOSに入れ替えるには2点注意点があります。

前者のSecure Bootはバグなのか、ユーザのBIOSパスワードを設定しないと、いくら保存してもSecure Bootが無効化されないので要注意。

How To install Steamdeck on RogAlly (ChimeraOS) Tutorial with Sound / Bluetooth / Wifi [2023]

dismでRestoreHealthしてみる

概要

不安定なROG AllyでOSが原因なのではないかということで1度そのままdismコマンドのrestorehealthを実行してみたところ、再起動時のPIN入力ができなくなり、ログインそのものができなくなりました。。ということでクラウドリカバリコースに行ったわけなのですが、他の事例でもHyper-Vをオンにしたら同様の症状が出てログインできなくなるといったことがあったようで。

よって、素の状態でRestoreHealthを実行するのは非常に危険です。

事前準備

まずはPINコード入力をやめて通常のパスワード入力に戻します。以下の設定を行います

  1. 設定を開く
  2. アカウント=>サインインオプションを開く
  3. セキュリティ向上のため、このデバイスではMicrosoftアカウント用にWindows Helloサインインのみを許可するをオフにする

これでサインインオプションにパスワードが選べるようになりました。

図:いざという時には必要になります

実際にRestoreHealthしてみる

管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行するだけです。

但し、修復中に「0x800f081f ソースファイルが見つかりませんでした」というエラーが出た場合には、以下のエントリーを参考にISOファイルを使った修復を実行してみてください。

自分の場合、sfc /scannowで破損ファイルが出てきていたので、修復されていました。RestoreHealthでの修復も完了しいざ再起動。今回はPINでも無事に入れました。しかし、やはりChromeで日本語入力で入れようとすると落ちる。ということはほぼ、AMDのデバイスドライバが原因ではないだろうかと思います。いちおう、デバイスドライバはロールバックさせました。

図:sfc /scannowでファイルが修復された

図:restorehealthで修復は無事に完了

Windows10まとめ - 復活版

関連リンク

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