Google Apps Scriptでサンキーダイアグラムを作る【GAS】

工程間流量図(サンキーダイアグラム)とは、フローチャートのように流れを見ながらも、どちらかというとそのフロー間の流量に注目したグラフであり、要素と要素の間でどれだけの量が流れているのか?に着目するためのものです。通常のフローチャートでは、単純に1本の線で結ばれているだけなのですが、サンキーダイアグラムは、その流量によって、線の太さを変えて表現してくれます。莫大なデータを蓄積・集計し、要素間でどれだけの量が流れているのか?を見るのには最適なチャートです。

今回は、とある病院のから病院への転院人数を集計し、それを流量でグラフ化したものをつくったサンプルです。この他にも、拠点間の物量把握であったり、トラフィックを視覚化したり、いろいろ使い勝手がありそうです。

今回使用するスプレッドシート他

実行結果

ソースコード

GAS側コード

  • 使用前にメニューから流量図⇒セットアップを実行して、スクリプトプロパティにシートのIDを格納しましょう。
  • 今回はチャート表示を実行すると、スプレッドシート上でもチャートを表示するようにしています。

HTML側コード

  • オプション項目が少ないですが、地味に進化しています。現在では4カラム目あたりにツールチップ表示内容などをコメントで残し、それを読み込むなんてこともできるようになっています。tooltipはオプションでtooltip.isHtmlを使うことで、セル内に記述したHTMLをツールチップで表示も可能。
  • 今回は、集計をせず作図しているため、ひとつの要素から複数のラインが同じ要素に流れている為、若干グラフとしては見づらいのですが、これらをきちんと集計し1本のグラフに集約することで、より見やすいグラフへと変わると思います。
  • また、このグラフは、response.getDataTableで帰ってきた値をそのままチャートに流し込めないので、データテーブルを用意し、カラムを用意して流し込んでいます。カラム自体今回のグラフには出てこないのですが、一応設定しておきます。

関連リンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)