数あるガジェットの中でも、コスパに優れていて実用的なガジェットというものは意外と少ないです。そんなガジェットのジャンルの中でこの要件を満たすものが「セットトップボックス」と呼ばれるもの。これまでも、Chromecastのクローンのような「Ezcast」や「AppleTV」を買ったことがあります。

ただこれらは使い勝手が微妙だったり、拡張性の面でちょっと・・・しかし、FireTV StickはベースがAndroidという事だけあって、拡張性でも小型なので携帯性にも優れていて仕事でも使えそうです。ということで、使い倒してみました。

難易度:

今回使用するガジェット

※現在は、4K対応のニューバージョンが販売されています。Alexaにも対応してるスグレモノです。

小型でWiFiとHDMIポートがあれば使えるので、会社でのプロジェクターを使ったプレゼンや、旅行先でのお供、車中のナビでの活用など非常に幅広く活用出来て、QOLアップ間違いなし。

通常版と4K対応バージョンとの違い

最新のFire TV Stickは音量キーなども付き、非常に良い仕上がりになっています。しかし、4K対応版と通常版の2つが存在しており、Amazonのセールなどでは、その値差は1000円程度でどちらを買ったらよいか迷います(ブラックフライデーでは4K対応版が4,280円で売っています)。

※ただし、音量キーは赤外線のようで対応するTVをきちんと合わせないと使えないので、TVですらない通常のPC用モニターの場合には利用できません。

4K対応版の特徴は海外のスペック比較サイトの情報によると

  • 4K対応TVであれば、4K画質 & 60fpsでの再生が可能になる。そうでない場合、1080p & 60fps再生となる
  • RAMは1.5GB(通常版は1GB)
  • Fire OSはv6.0。最新の2020通常版だとv7.0
  • CPUの差は最新版2020年の通常版と同じスペックの4コア 1.7GHz

最新の2020年モデル通常版と現在の4K版での大きな差はメモリ容量の差と4K対応非対応の差ということになります。だからといって、4K対応のTVやモニタなんて無いから通常版でOKということでもなく、追加するアプリによっては、このRAMの差が結構堪えることもあります。

自分がこれまで使ってきたFire TV Stick通常版第二世代(2016年モデル)との比較となると、

  • 4K版はDolby Atmos対応
  • 2016年通常版モデルはCPUが4コア 1.3GHz(RAMは現在の1GBと同じ)
  • GPUが2016年モデルと、4K&2020年モデルでは搭載してるものが異なる
  • 2016年モデルはBluetooth 4.1まで対応(現行版は5.0対応)
  • 4K版は、HDR10、HDR10+、HLG、Dolby Vision対応

といった差があったりするので、旧バージョンから乗り換える場合には、現行の2020年版や4Kモデルに乗り換えると、もたつきなどが減り快適になるでしょう(ホーム画面での画面のもたつきが2016年モデルの場合結構あったので、これだけでも快適になりました)。

FireTV Stickで出来る事

各種動画・音楽配信サービス

FireTV Stickはセットトップボックスというガジェットなので、本職は「様々な動画配信サービスをこれ1本でテレビで見られる」ことにあります。スマートフォンやPCがあれば見られるこれらサービスですが、気楽にリモコン操作で動画配信サービスを流し見するとなると、やはりこの手のガジェットの出番です。

また、動画配信だけでなく、音楽配信サービスにも対応しています。主に対応しているサービスは以下の通り。最近はGoogleと和解してYoutubeも復活し、またちょっと面倒な細工をしないと見られなかったTVerも公式対応した事もあって、FireTV Stickの利用範囲は日々広がっています。

  1. Youtube
  2. Netflix
  3. Hulu
  4. Amazon Prime
  5. U-Next
  6. GyaO
  7. ニコニコ動画(経営悪化で撤退)
  8. AbemaTV
  9. TVer
  10. Daily Motion
  11. Twitch
  12. dTV
  13. DAZN
  14. DMM.com
  15. AppleTV
  16. ディズニープラス
  17. スカパーオンデマンド
  18. FOD
  19. WOWOWオンデマンド
  20. ビデオパス
  21. バンダイチャンネル
  22. Dplay (ディスカバリーチャンネル)
  23. テレ東動画
  24. カラオケ@DAM
  25. J Sports オンデマンド
  26. TED
  27. その他

およそ40種類ほどのサービスに対応しています。基本、アプリを追加することで動画を見ることが可能になります。また、未対応の動画配信サービスであっても、ウェブブラウザを導入することで、FireTV Stickで見ることが可能になります。Prime会員になれば、Primeビデオだけでなく、ファイルストレージも使えるようになります。

※一方で、Google Play ビデオやあにてれなどの未対応サービスもあります。未対応動画サイトはChromeアプリなどを入れて閲覧可能です。

※ニコニコ動画は撤退し、公式アプリの配信がなくなりました。Google Playの公式アプリを入れることで引き続き見ることが出来ますが、別途マウスがないと操作が難しいです。

アプリで拡張

FireTV StickはAndroidベースであるので、動画配信サービスだけでなく、FireTVに提供されている「ゲーム」なども楽しむ事が可能です。それだけでなく、各種アプリもGoogle Playほどではないですが、用意されています。

但しリモコンでゲームをするのは現実的ではありません。ですので、後述のBluetoothゲームコントローラを追加するなどの対応が必要になります。Androidベースとは言え、この辺はタッチパネルのスマフォとは操作性では明らかに劣ります。逆にBluetoothでゲームコントローラなどを入れることができれば、スマフォよりも快適に大画面でゲームができますね。

オススメなアプリは以下の通り

などなど。APKインストール必要なものは、Google PlayなどからAPKでダウンロードして導入する必要があります。APKインストールが使えると、FireTV Stickの利用範囲が格段に広がります。ニコニコ動画などは公式提供がなくなってしまったので、nicoidなどをインストールしておけば、引き続きFireTV Stickで閲覧可(ブラウザからの閲覧は少々操作が厳しい)。

AirReceiverとpFolioは有償のアプリですが価格がメチャ安いのと、前者はミラーリング強化、後者はGoogle Photo対応になるなど、機能増強面では優れているアプリなので、ぜひ購入してみてください。

Android端末をリモコンにする

FireTV Stickは付属のリモコンで操作が可能ですが、いつも持ち歩くというのもアレです。であれば、いつも持ち歩いているであろう「スマフォ」をリモコンにする事が可能です。Google PlayのFireTVアプリを入れることで実現できます(iOSにもアプリは用意されています)。スマフォとFireTV Stickが同じLAN内にいることが条件になります。

同じLAN内にいれば、FireTVアプリ起動時にFireTV Stickを見つけてくれますので、見つかったFireTV Stickをタップすればリモコンになります。アプリの起動やAlexa操作にも対応しています。ただ、ハードのリモコンと違って若干どうさがもたつく感じがします。また、Alexa呼び出しは、マイクアイコンをタップではなく、タップしつづけたまま下に引っ張りながら喋るスタイルで使いにくいです。

図:リモコンのようす。タッチパッドみたい

図:Alexa呼び出しが可能である

図:FireTV Stickアプリも起動できる

逆にPCやスマフォのリモコンとして使う

Fire TV StickのリモコンはBluetooth端末です。ですので、実はPCやスマートフォンとペアリングすると、PCやスマフォの簡単なリモコンにもなります。例えば、会議のプレゼン等でGoogleスライドなどのスライドを操作するのに、Fire TV Stickのリモコンでコントロールする事が可能です。ちなみに、Bluetoothなのでこのリモコンは別にFire TV Stickに向けてボタンを押す必要はありません(赤外線じゃないので)

主にこのリモコンでできることは

  • PCでGoogleスライドなどのスライドの移動操作
  • スマフォのメディアアプリの再生や音量操作などの殆どの操作(上下が音量操作になる)
  • 特定のランチャーソフトの操作ができる(Nova Launcherなど)
  • MX Playerなどの動画アプリの操作
  • MacだとiTunesの操作ができる

ペアリング方法ですが

  1. PCやAndroid側でBluetoothをオンにして探知するモードにする
  2. リモコン側で、🏠マークのホームボタンを検出されるまで長押しする
  3. Amazon Fire TV Remoteで検出されるので、接続してペアリングする
  4. Macだとキーボード認識の画面が出るがそれはキャンセルする
  5. これで使えるようになっています。(キーボードとして認識されるみたい)

再度、Fire TV Stickに接続させるには、PC側で接続を解除し、同じく🏠マークのホームボタンを長押しし続けると、Fire TV Stick側で勝手に検出してペアリングが完了し使えるようになります。PCにつなげたまま🏠マークのホームボタンを長押ししてると、ブラウザが大量に起動する事例があるので、注意。

※リモコンだけでも売ってたりするので、別途プレゼン用にリモコン買うよりも、これを流用したほうがお得ですね。意外とプレゼン用リモコンって高いですから。

図:Fire TV Stickのリモコン検出中の画面

Amazon Prime連携

スマフォアプリのAmazon Prime。Fire TV Stickとの相性も良いです。Prime VideoはFire TV Stickから標準で見られますが、リモコンからの検索は結構面倒。映画タイトルや出演者名での作品検索、Prime特典無料動画などなどたくさんありますが、これらの検索は以下の手順だと非常に簡単。

Amazon Primeは年間4000円程度なので、Amazon利用者は加入しておいて損はないですよ。

  1. スマフォからAmazon Primeを起動する
  2. スマフォ上で検索をする
  3. そのまま再生するのではなく「その他」をタップ
  4. 他のデバイスで観る」をタップ
  5. 作動中のFire TV Stickがリストに出てくるので、選ぶ
  6. Fire TV Stick側で再生が始まる

図:他のデバイスで観るがポイント

図:PrimeだとTVコンテンツも魅力的

Alexa対応

リモコンを使って操作する

新世代FireTV StickははじめからAlexa対応していますが、旧世代リモコンのFireTV Stickは音声検索は出来ても、素ではAlexaに対応していません。しかし、設定⇒端末⇒バージョンを開き、アップデートを実行し、FireTV Stickのファームウェアアップデートを実行すると、設定に「Alexa」が登場し、FireTV Stickの音声検索がAlexa対応になります。

使い方は音声認識ボタンを押しながら「今日のニュースは?」とAlexaのコマンドを発音すると、Alexaに登録済みのニュースフラッシュが再生されるようになります。もちろん、Alexaスキルは全て使えるようになっており、自分が開発中のものであっても、利用する事が可能になっています。ウェイクワードは不要です。よって、ラジコなどを再生するといったことも可能になります。

他にも以下のコマンドが使えるようになっているようです。

  • タイトル / ジャンルを探して
  • タイトル を再生して
  • アプリ名 を開いて
  • アーティスト名 の曲を再生して
  • タイトル の本を読んで
  • Alexaスキルの呼び出しやフラッシュニュースなどの読み上げ

Echo Dotから操作する

手持ちのEcho DotなどからFireTV Stickを遠隔操作する事ができるようになります。リモコンが不要になりますね。スマフォのAlexaアプリからも操作が可能になっています。設定は特に不要。ウェイクワードに続けて呪文を唱えるだけです。一応、確認方法として、Alexaアプリのデバイスを開き、Echo・Alexaの項目を開くと、同じアカウント登録のある対応FireTV Stickが出てくるはずです。

図:PC、Echo、FireTV、スマフォの4つが出てきた

複数FireTV Stickを持っている場合には個別にリンクが必要です。Alexaアプリから可能になっています。

  1. メニューで、設定を選択します。
  2. テレビ・ビデオに移動し、Fire TVを選択します。
  3. 画面に表示される手順に従います。
  4. デバイスをリンクを選択して、選択を確定します。

操作方法は例えば、「アレクサ FireTVでBack To The Futureを再生して」と唱えるだけです。他にも一時停止や巻き戻し、早送りなどコントロール関係にも対応しています。続けて「ホームに戻って」と言えば、FireTV Stickのホーム画面に戻ります。

radikoを聞く

Fire TV Stickでは、公式ではRadikoはリリースされていません。また、APKをインストールしても位置情報を取得できない為、再生することが出来ません。HTML5対応のブラウザ(Chromeなど)では、再生できるようになりましたが、いちいち聞きに行く為のブラウザ操作が億劫です。

そこでこれを補完するのが、Alexaスキル。予め、Alexaスキルにてradikoを追加しておけば、リモコンより「radikoでTBSラジオをつけて」と詠唱することで、Fire TV Stick上でAlexaスキル経由でradiko再生が可能です。Alexaで出来ることはFire TV Stickでも可能なので、ぜひスキルのほうも充実させておきましょう。

図:AlexaがFire TV Stickの機能を補完してくれる

画面ミラーリング

FireTV Stickはノーマルの状態で「画面のキャスト」に対応しています。また、最新の4K対応FireTV Stickは政治的理由によりこのミラーリング機能が削除されていましたが、最新のファームウェアアップデートで復活しています

使い方ですが

  1. リモコンのホームボタン長押し
  2. ミラーリングを選択
  3. スマフォのプルダウンのメニューから「キャスト」を選択(Zenfone4はここにありました)
  4. 出てきたFireTV Stickをタップすると、スマフォの画面が表示されるようになります。
  5. 同じ作業をして、解除すればミラーリング終了します。

但しこのミラーリングはMiracastなのでAndroid端末およびWindows10は対応していますが、iOSデバイスは未対応です。iOSでも利用する場合には、後述のさらなるミラーリング機能を参照し、AirPlayに対応させてください。

図:画面のキャスト先の選択画面

図:Google Play ブックスをキャストしてみた

※但し、MiracastではなぜかGoogleスライドアプリからのキャスト先として出てこない・・・後述のAirPlay対応させるとそちらではFireTV Stickダイレクトにプレゼン再生が出来るようになります。

スマフォとFireTV StickのみでLAN環境

プレゼン等の現場でWiFi環境がなく、FireTV Stickとスマフォだけの場合、以下の手順で接続を実現すれば、別途ポケットWiFiなどがなくてもこの2台だけでミラーリングを実現出来ます

  1. FireTV Stick側で予め、スマフォのテザリングに接続できるように設定をしておく
  2. スマフォ側でテザリングを有効にする
  3. FireTV StickでテザリングのAPに接続させる(1.をしておけば普通は自動で見つけて自動でつながるはず)
  4. これで同じLAN内にいる状況になるので、さらなるミラーリング機能を実現しておけば、AirPlayGoogle CastMiracastDLNAGoogleスライドのダイレクトキャストが使えるようになります(ノーマルの場合、Miracastのみ)。
  5. また、LAN環境が実現できるので、FireTVアプリでのリモコンも使えるようになります。

Fire TV Stickをカーナビと接続

もし、愛車のナビにHDMIポートが付いていれば、ナビの画面を利用してFire TV Stickを車載することが可能です。もちろん別途USBポートからの電源供給が必要ですが、最近の車だとナビにHDMI、USBポートまで標準搭載(なければ、シガーソケットからUSBポートに変換するようなものを使えば電源を得られる)なので、昔と比べて車載のハードルはぐっと低くなっているはず。

愛車スバルレヴォーグには、ナビに標準でHDMIポート、そしてUSBポートも標準で装備されているのですが、ナビから出てるHDMIがオスピンで、これではFire TV Stickが刺さらない。そこで、HORICの中継アダプタでオスメス変換してあげると、普通にFire TV Stickをナビに接続することができるようになりました。

ネットワークはスマフォのテザリングやWiMAXなどのポータブルWiFiを使うと良いでしょう。但しYoutubeなどの動画閲覧はパケットがもりもり減っていくのであまりオススメはできません。

利点が結構あって

  1. スマフォからのミラーリングを簡単にナビに表示できるようになる
  2. PS4のゲームコントローラをBluetooth経由で接続して、ナビ画面を使ったゲームアプリやアレなアプリを動かせる
  3. WiFi対応のNASを持ち込めれば、膨大な動画やコンテンツをナビに表示できるようになる。
  4. キーボードやマウスも使えるので、車載PCの代用として利用することが可能です。
  5. もちろんPCからのミラーリングもできるので、サブディスプレイとして利用可能(小さいので実用的じゃないけれどね)

図:Fire TV Stickが表示された!!

図:普通にアプリやPrime動画が見られます

カスタマイズ

未対応アプリを追加

FireTV StickはGoogle Playに対応していない為、未対応アプリが結構な量あります(Fireタブと違って、Google Playをインストールする事も不可)。Amazon上で公開しているアプリだけがデフォルトではインストール可能になっています。しかし、制限を解除し、またAPKファイルとしてダウンロードできれば、裏技を使うことで導入が可能になっています(元がAndroidベースなので。但し、一部のアプリは動作しないこともあります)。

※Google Play開発者サービスを利用してるアプリは稼働しません。

Aptoide TVをインストールしてGoogle Playアプリを検索&インストール出来る手段もありますが、そこまで使うかなぁ・・・

事前準備

以下の準備をしておきましょう。

  1. ES ファイルエクスプローラを導入しておきましょう。
  2. File Explorerを導入しておきましょう。
  3. Bluetoothキーボードやマウスを入れておくと快適に操作が可能になります。
  4. ネットワーク上で見えるNASを用意しておきましょう。ない場合にはDropboxでもオッケー。
  5. PCにてAPK DownloaderオンラインAPKダウンローダーなどでGoogle Playからダウンロードするか?APKで提供してるサイトからダウンロードしておきましょう。
  6. FireTV Stick側で設定⇒My Fire TV⇒開発者オプションを開き、不明ソースからのアプリをオンにしておきましょう。
  7. APKファイルをNASの見える場所に配置しておきます。
  8. 現在、ESファイルエクスプローラからはAPKインストールが有料オプションになってしまったので、ESファイルエクスプローラからは、NASからFire TV StickにAPKをコピーしておきます。

インストールする

今回はKodiをインストールしてみようと思います。Kodiについては後述のメディアサーバにて詳しく説明しています。Kodi自体はFireTV Stickのリモコンで操作が可能です。

  1. FireTV StickでFile Explorerを起動します。
  2. 前項の7.でAPKを置いた場所まで移動します。
  3. 出てきたAPKファイルを開くと、インストールするかどうか聞いてくるので、インストールを実行します。
  4. ホームボタン長押し⇒アプリにて開くとKodiがインストールされているのを発見できます。
  5. デフォルトでは英語UIなので、歯車アイコンをクリック⇒Interface Settings⇒Skin⇒Fontを開きArial basedに変更する
  6. 同じ設定内のRegionalのLanguageはJapaneseに変更する
  7. インターフェース設定にある地域⇒文字セット⇒Japansese(Shift-JIS)に変更します。
  8. これでUIが日本語化されます。
  9. 後は自由にファイルソースのディレクトリを選択し追加してゆけば、Kodi上で対応してる形式ならば全て再生が可能になるはずです。

ただし、NASで追加する場合にはFireTV Stickと同じWiFiに接続している必要がありますので、注意してください。なぜか共有フォルダが出てこない場合には大抵のミスはそこにあります。

※同様の手順でCX File Explorerをインストールしておくと良いでしょう。ESファイルエクスプローラはGoogle Playにて致命的な規約違反によって消滅した結構問題のあるアプリです(その為、Amazonでしかもう配布されていません)。代替品としてCX File Explorerがおすすめ。NAS探索もFireTV Stick内も探索可能。インストールしたらESファイルエクスプローラはアンインストールしてしまって問題ないです。

さらなるミラーリング機能

素の状態では、Miracastにだけ対応しています。その為対応デバイスでないとミラーリングが出来ない。例えば、macOSやiOSデバイスはこのままではミラーリングが出来ません。そこで導入するのがAirReceiverです。有料アプリなのですが、300円程度である点と、それを補ってあまりある利便性をもたらしてくれるので、買って損はありません。なぜか、SMB対応もしてたりする。

導入することで、Miracast以外のChromecastおよびAirPlay、DLNAに対応しますので、macOSやiOSデバイスのミラーリングにも対応。また、Googleスライドのプレゼン再生先としてもFireTV Stickが出てくるようになるので(本来はChromecastでないと再生できない)、スマフォ片手にプレゼン(手元はスピーカーノート表示になるよ)、仕事での利用が可能になります。FireタブレットですらTVに映せるようになります。

※この他AirSenderと合わせるとサブディスプレイ表示になったり、字幕ファイル読み込み対応、DLNA対応もしています。素晴らしい。

※Fire TV Stickに動画アプリを入れて操作するよりも、スマフォにアプリを入れてミラーリングのほうが付属のリモコンで操作するよりも遥かに楽なので、個人的にはこちらをオススメします。

初期設定せずとも使えますが、以下の手順で初期設定に入れます。

  1. 設定に入る
  2. アプリケーションの一覧を開く
  3. Air Receiverを選んで起動する
  4. Device Nameがミラーリング先に出てくる名前。AFTT-1といった表記がデフォルトになっています。
  5. 他にもいろいろオプションがありますが、お好みでONにしておくと良いでしょう。
  6. 普段は自動でバックグラウンドで動いてるので、意識して起動する必要はありません。

試しにAndroidからBubbleUPnPにて、スマフォ内の動画をDLNAにて、レンダラー先をFireTV Stickにしてみました。バッチリ再生できましたよ。ただFLVなどの形式は未対応であったりするので、MP4形式に事前にエンコードしておくと良いでしょう。スマフォ内動画の場合、LibraryではLocal and Cloudを選び、SDカードなどで掘り進んでタップすれば、Fire TV Stick側で再生がされます。

図:DLNAはパフォーマンスが良い選択肢です。

図:Googleスライドもキャスト可能になります。

図:Chromeからのキャストも可能

図:Google Play Movieのキャストももちろん可能

DLNAクライアント機能

前項にあるようにAirReceiver自体、スマフォから画面を飛ばす場合のDLNAレシーバにもなるのですが、一方で逆にこのアプリ自体から別のDLNAサーバに対して、自身に向けて再生するクライアント機能も持ち合わせています。

自分の家では、Asus TUF-AX3000がDLNAサーバも担っているのですが、見事にファイルサーバ内の動画ファイルを直接AirReceiverで再生する事ができました。プレーヤー表示もされるので音量なども操作可能。操作方法は

  1. AirReceiverアプリを開く
  2. DLNA DMPをクリック
  3. 開きたいDLNAサーバを選択する
  4. DLNAサーバ側で公開してるフォルダが出てくる。Browse Foldersをクリック
  5. さらにフォルダが出てくるので掘り進んで、動画ファイルを選ぶ
  6. 再生が始まる

といった具合。DLNAサーバ意外にもSMB接続機能もあるので、直接NASに入って再生までできちゃいます。

図:大昔にVHSからMP4にしておいた動画を再生中

メディアサーバー

macOSやAndroidではすでにおなじみのメディアサーバー機能。NAS上にあるありとあらゆるメディアを再生できるだけでなく、単独でも各種動画サービス対応や、写真のスライドショー、音楽の再生などすべてをこなす万能アプリケーションです。FireTV Stickなどが出る前までは、PCにこれをいれて、家庭内メディアサーバとして構築していた人も多いでしょう。

そこで使われていたKodiと呼ばれるメディアサーバをFireTV Stickに導入する事で、FireTV StickでNAS上のあらゆるメディアの再生に対応させる事が可能になります。驚くべきことはISOファイルにも対応しているので、手持ちのDVDを引っこ抜いて入れておけば、ディスクレスでDVDをNAS経由で見られるシアターに早変わりという点です。もちろん単独でAirPlayやDLNAに対応していたりします(自分はこっちはAirReceiverを使ってますが)。

※但しこのアプリはFireTV Stick対応ではないので、未対応アプリを追加する手法で追加が必要です。

アプリ本体のAPKファイルは以下の手順でダウンロードが可能です。

  1. こちらの配布サイトを開く
  2. 下のほうにある「Android」のアイコンをクリック
  3. ARMV7A(32bit)をクリックしてダウンロードします。

導入後にアプリケーション一覧から起動して、動画ソース(SMB経由やUPnP経由など)をしておきましょう。

図:ARMがCPUなので注意すること

ファイルサーバと動画再生

FireTV Stickは大抵のファイル形式の再生に対応していますが、マニアックな形式やFLVといった形式には未対応です。ただ単純にNAS上のファイルを再生するというだけならば、KodiではなくVLC for Fireをインストールすれば、かなりのファイルフォーマットをこれ一本で再生対応させることが可能です。

VLCからブラウジングでローカルネットワーク上のファイルを選択し再生するだけでオッケーです。FLACやTSにも対応しているので、DVDからファイルを取り出しておいて再生も可能になりますね。現在はフォルダ単位での連続再生などにも対応しているので入れておきたいアプリの1つですね。ただし、音の再生が冒頭は崩れることが多いので、MX Playerもインストールしておくと良いです。

VLC for FireにてNASに入って連続再生するためには以下の手順で行う必要があります。

  1. 左サイドパネルの中の「ブラウジング」を開く
  2. 右側に移動して、「お気に入りにサーバーを追加」を開く
  3. 左上のFTPをSMBに変更し、ポート番号には445を入力
  4. ネットワーク共有名にはNASのIPアドレスを入れます。自分は192.168.1.6がNASなのでそれを入力
  5. サーバー名は適当に入力
  6. OKを押す。
  7. ブラウジングにサーバー名のフォルダが出てきたら、それを開く
  8. NASにパスワード設定をしていた場合には、ログインIDとパスワード入力画面が出てくるので、入力して入る。ID/PWは保存しておきましょう。
  9. あとは目的のフォルダまで行って再生するとそのフォルダ内にあるファイルがすべて再生対象になるので、自動で連続再生になります。

図:SMBとポート番号入力が肝です

注意点

WiFiの5GHzに繋がらない

最近、Fire TV Stickのファームウェアをアップデートしてからなのか?自宅の5GHz帯のWiFiに接続ができなくなりました。また、直前に激しい雷雨で停電していたのも影響しているのかなと思ったのですが、PCやスマフォは接続できています。調べてみると、Amazon製品の5GHz帯対応ってちょっと変な仕様で

  • 5GHz帯域のサーチはW52にだけ対応(今どきのルーターなら対応してるはず)
  • WiFiチャンネルは36, 40, 44, 48の4つにだけ対応(公式サイトにも明記

以前このチャンネル番号が40にしてあったので、繋がっていたのが停電でリセットされたのか自動になっていた為に繋がらなくなったようだ。通常チャンネルは自動になってるはずなので、5GHz帯がWiFiのリストに出てこない、あっても繋がらない、範囲外になる場合には、お使いのルーターのチャンネル番号を上記のうちの1つに設定し直すと、Fire TV Stickから接続できるようになります。

2.4GHz帯は、都内の密集地ではどこも混雑してる状態なので、5GHz帯で高速安定で動画は見たいですから、この設定は必須と言えます。ただしチャンネル指定する事で他の家のWiFiとchがぶつかることもあるかもしれません。。。

Amazon Echo Dotにはこういう仕様は記載されていない・・・

図:Nuro光のルータだとこんな感じ

図:TUF-AX3000では48チャンネルを設定しています

キーボードからの日本語入力

Windowsの場合には、左上の「半角/全角キー」で日本語入力のオンオフを行いますが、FireTV Stickの場合、キーボードからの入力は、「Shift + Alt + Space」で切り替えます。何度も入力すると英語入力になったり日本語入力になったり。

また、アプリ上の入力欄をマウスでクリックした後ならば、リモコンで三のマークもしくは、画面上の右下の戻るの上にあるキーを何回かクリックすることで変更が可能です。

初歩的な所ですが、FireTV StickでBluetoothで接続するようなキーボードは小型の英語レイアウトのものが多いと思うので、@マークの入力位置などにも注意が必要です。直接入力とリモコン入力画面とではちょっと入力画面が異なるので注意が必要です。

図:こんな感じで入力できる(直接入力の場合)

端末登録数の上限を超過しました

長い間、AndroidスマフォやFireシリーズなどを多数使っていると遭遇するのがこのトラブル。端末を初期化して再度Amazonのアカウントにログインしたりすると、利用端末が登録されていき、このトラブルに遭遇する事があります。

Amazonアカウントに登録可能なデバイス数はおよそ7台が限度。ソレ以降に新たなAndroidスマフォやFire端末を登録しようとすると、このエラーメッセージとともにアプリ一覧が出てこなくなったり、インストールができなくなったりします。このトラブルの解消方法は以下の2点。端末を初期化しても解消は出来ないので要注意。

前者は楽で、サイトを開き、すでにもう使っていない・所持していない端末のアクションをクリックして、登録解除をクリックするだけ。

図:端末登録の解除

後者の場合、別のセクションに設定があり、ここにkindleがある。これをクリックし、古い端末の登録解除のクリックを行う。

図:kindleの登録の解除

WiFiが途切れたり動画カクカクになる

これは、多くの場合Fire TV Stick側が原因ではなく、ルーター側の問題です。Fire TV Stick側が原因で起きている場合は、Fire TV Stickが熱暴走でフリーズしかけているケースなので、ヒートシンクをつけることで回避しやすくなります。また、第二世代Fire TV Stickはちょっとスペック不足なので、4K対応の版に変えるだけで、操作のモッサリや再生のもたつきが無くなります。乗り換えましょう。

一方、ルーター側の場合

  1. ルーターの処理能力がしょぼくて遅延が生じている
  2. 2GHz帯のAPを使ってるため、周りの家の2GHz帯域とチャンネルを奪いあってしまってる
  3. 複数回線を使ってる端末がある場合、QoSなどを利用して動画優先にしていない

一昔前のルーターですと最近の4K動画や同時に回線使用にCPUが捌ききれなくなり、遅延が生じるケースがあります。もちろん結果熱暴走でルーター側が参っているケースも。一番多いケースは、2GHz帯のWiFiアクセスポイントを使ってるケース。エリア内で11chしか存在できないので、周りで2GHzのAPが乱立してるような昨今では、他の家のルーターにチャンネルと干渉していますので、5GHz帯域を使うようにしましょう。

最後のQoSですが、最近のルーターでは割と装備されてきてる、回線利用を特定の通信に優先的に割り当てる機能です。主にゲームなど利用で使われてる機能ですが、これを動画優先にする事でカクカクが解消するかもしれません。快適なFire TV Stick生活を送るには、ルーターも良いものに変えましょう。自分の場合この3つを満たすものとして、以下のASUS TUF-AX3000というコスパに優れ多機能なルーターを導入し、非常に快適になりました(在宅勤務が増えてなおのことルーターの仕事が増えてるので尚更ですね)

ASUS TUF-AX3000で快適なテレワーク環境を作ってみる

ハードウェア対応

コントローラや有線LAN

FireTV StickはBluetooth対応しています。また、専用のUSBハブを用いる事で「有線LAN対応」「USBゲームコントローラ対応」といった離れ業(有線だけれど)も可能です。もちろん、Bluetooth対応のマウスが使えますし、PS4コントローラをBluetooth接続して使えるようです。設定のコントローラとBluetooth端末から可能です。


自分の場合は、CreativeのBluetoothスピーカーと接続させ、キーボードとマウスをBluetoothで接続させて使っています。リモコンだけだとちょっと不便ですから。有線LAN接続は安定して動画を閲覧可能になるので、試してみたいテクニックですね。

HDMI切替器

通常のTVやモニターの場合、HDMIポートは多くて2個、モニターだと安いものだと1個しかついていないため、Fire TV Stickを刺してしまうと、Fire TV Stick専用になってしまうので、悩ましい所。自分の場合、Macbook ProのサブモニタやRaspberry Piの接続先としても使いたいので、これでは足りません。

そこで利用するのが、HDMI切替器。これをTV側のHDMIポートに接続し、Fire TV StickやMacbook Proは切替器側に接続し、利用するシーンに応じて、切替器側のスイッチを押すだけで切り替わるので、ごちゃごちゃせず手間もありません。自分が利用してるのは、4K対応の以下のHDMI分配器です。非常に快適。

Fire TV Stick通常版と4K版の両方で動作検証していますが、バッチリ動作しています。

Bluetoothスピーカー

自宅ではFire TV StickをBenQのモニターに接続して利用していますが、モニターのスピーカーは音がショボいです。TVの場合でも標準のスピーカーはグレードによってはちょっと残念な音声だったりします。Fire TV Stick側からHDMIを通して音声をモニター側に送り込んでるわけですが、これをどうにかしたい。

ということで、合わせて使ってるのが、Bluetoothスピーカー。但しこの場合、リモコン側の音量調整キーは使えないので(TV側から音声出してるわけじゃないので)そこだけは留意が必要です。利用は簡単。今回は自分が利用してるCreative T12 Wireless Speakerを使ってます。

  1. スピーカー側のペアリングボタンを長押して青ランプを点滅状態にする
  2. Fire TV Stick側は設定⇒コントローラとBluetoothデバイスを開く
  3. その他のBluetoothデバイスを開く
  4. Bluetoothデバイスを追加を開く
  5. 自動的にCreative T12が検出されるのでペアリングを実行する。
  6. スピーカー側のランプが青点滅から青点灯になれば成功。

これで、音声はFire TV Stick⇒Creative T12側へ流れるので、迫力ある良い音声で活用が出来ます。プロジェクターなどで大画面で映画を自宅で楽しんでる人は同様にBOSS辺りのBluetooth対応スピーカーでも使えばホームシアターになりますね(会社でも安物プロジェクターにFire TV Stickを刺して、音声はこのスピーカーを使えば動画のプレゼンなどで効果抜群です)

関連リンク

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