Google Play GamesのPC版を使ってみた

長いこと海外ではBeta版としてリリースされながら、日本では公開されてこなかったGoogle謹製のAndroidエミュレータである「Google Play Games」の日本版がようやく2023/4/19に公開されました。これまで国内ではこの手のエミュレータといえばBluestacksNox Playerなどが使われてきましたが、Google公式としてはAndroid Studioの検証用エミュレータについで2個目となります。

そこで今回これをWindows10環境に入れてみて検証してみようと思います。

今回利用するアプリ

Windows版しか無いため、例えばmacOSでGoogleアカウントにログインした状態でChromeで見に行ってもダウンロードができないようになっています。特に登録などは不要です。

Windows11におけるAndroidの実行環境については以下のエントリーをご覧ください。MicrosoftのWSAを使った手法が先行してリリースされています。

今すぐWindows11上でAndroidを動かせるようにしてみた

図:ダウンロードのボタンが出ていたら成功です。

アップデート

2023年7月25日

大規模アップデートが行われ、主に以下のような内容が加えられています。でもリリースノートには記載が無いという・・・元ネタはこちらのサイトのようです。

  • 僅かなゲームしかなかった状況が、数百のゲームが追加されたとのこと。大半が海外製ゲーム
  • キーアサイン変更機能が追加され、自身でキーの割当を変更出来るようになりました。
  • 世界120ヵ国で利用可能になった
  • なにやらシステム要件が緩和されたとの話。

特にキーボードコントロールに関してはChromeOSのほうでもアプデする予定であるとか。

2023年11月29日

大規模アップデートが実施されて、以下のような拡張がなされました。

  • 後述の注意点にあったハードウェアとして外部ゲームパッドが認識されて使えるようになりました。xbox360やPS5のDualSenseが対応しています。
  • アプリ内でゲームの検索が可能になりました
  • 4K出力がサポートされました。
  • 3000以上のゲームが追加されました。

ようやくゲームパッドとゲームの検索がサポートされてまともになってきました。

各種注意点

注意点

ダウンロードしてきたInstall-GooglePlayGames-Beta.msiファイルをそのままダブルクリックしてインストールしようとするとエラーになります。これはGoogle側がインストーラ作成の設定を間違ってるため。右クリック⇒管理者として実行でインストールするようにしましょう。エラーダイアログが出たりずっと待機中の場合はこれが原因です。

Windows10と11に対応しているため、よほど古いマシンでなければ動作させることが可能です。

図:ダウンロードが始まったら成功

システム要件

WSAもかなりシステム要件が高かったですが、同じような仕組みで動作させているGoogle Play Gamesについてもかなりシステム要件が高いです。

  • Intel x64のCPUが必要です(AMDでは不具合が出るそうな)
  • CPUは4コア以上が必要
  • RAMは最低8GBが必要です
  • 動作要件としてCドライブに強制インストール且つSSDでなければいけません。(要求容量は最低10GB)
  • GPUはIntel UHD Graphics 630以上の性能が必要です。
  • UEFIレベルでハードウェア仮想化(Intel VT-x)が有効化されてる必要があります。
  • 管理者権限で動作が必要です。
  • Hyper-Vがオンである必要があるので干渉してしまうシステムが出てきます。
  • Windows10 (2004以上) or Windows11が必要です。
  • 18歳未満の人は利用が出来ません。

これら最低要件を満たしていないとインストール自体が出来ない仕様なので、ちょっと足りなくても動くということがありません。正直、Steam版やDMM Player版があるならばそちらで動かしたほうが全然軽快でハードルも低いので、Google Play Gamesで・・・というメリットが非常に薄いです。今はAndroidエミュレータも充実しており、Steam版も充実、scrcpyで遠隔操作もあるなど選択肢があるので、果たしてこの中でGoogle Play Gamesがシェア広げる余地があるかどうか・・・

図:DMM Player版のほうが全然軽快で簡単

図:WSAで動かしている様子

図:Android Studioのエミュレータの場合

図:scrcpyで投影した様子

Nox Player、Bluestacks等を使ってる人の注意点

Google Play GamesはHyper-Vの環境が必要となるため、これをインストールし使えるようにすると、VirtualBoxやNox Player等のAndroidエミュレータが軒並み動作しなくなります。理由は、これらのエミュレータ類が全てVirtualBoxをバックエンドに使ってるアプリケーションであり、VirtualBox 6.1.28以降であればVirtualBox単体は共存ができますが、Androidエミュレータが利用してるVirtualBoxが古いため、動作しなくなるという仕組みです。

そのため、この問題はNox Playerなどのエミュレータ側が対応しない限り解決しないので、Google Play Gamesの環境と共存はできません。BlueStacksの場合についても同様にエラーが発生して起動しません。

同様に古いVMware Player入ってる環境ですとインストール後にHyper-Vを有効化してしまうとVMware Playerが起動しなくなるので、Hyper-Vをオフにしなければなりません(最近のVMは共存できるようになっています)

他のAndroidエミュレータと共存する方法

Bluestacks5の場合

Bluestacksの公式ホームページに於いて、Windows上でHyper-Vを使ってる環境との共存方法についての記述があり、それに則って以下の手順で実行することで、共存する事が可能です。

  1. カスタムツールをダウンロードする
  2. 管理者権限で1.を実行する(右クリックすると出てくる)
  3. 「Would you like to restart ...」とメッセージが出てくるので、OKをクリックし再起動する。
  4. 次になのですが、いつも起動してるであろうBluestacksXではなく、Bluestack5というのがあるのでそれを起動する
  5. Google Playが入ってるので普通にアプリをインストールして実行
  6. この状態できちんとAndroidアプリが動く

※Nox PlayerもHyper-Vと共存できるらしいですが、基本的には無効化を推奨しているようです(現在まだβ版のようです)。

図:BluestacksとGoogle Play Gamesが共存出来た

NoxPlayerの場合

Nox Playerとの共存は簡単で、Windows11対応のこちらのベータ版をインストールする。初回起動時にHyper-Vについてオフにするかどうかの問い合わせは、「今後にする」をクリックすればHyper-Vと共存状態になります。左上のインジケータがHyper-V ONの状態になっており、これでGoogle Play Gamesと共存状態になっています。ただし、アップデータが降ってきてアップデートすると壊れます

Google Playにログインして、ねこあつめを起動してみました。無事に起動。DirectXだと不具合があるのでOpenGLで起動させています。ただ音がぶつぶつと途切れる事があるのが気になる。

図:Hyper-Vをオフにするダイアログが出る

図:無事に共存できました。

Windows機能の追加

Google Play Gamesは、WSA同様に仮想環境でAndroidを動かすものになるため、以下の追加の機能を入れておく必要があります。Hyper-VとCPU仮想化の2つが使える状態にないと動かないようです。

  1. コントロールパネルを開く
  2. プログラムを開く
  3. Windowsの機能の有効化または無効化を開く
  4. Windows ハイパーバイザープラットフォームにチェックを入れて再起動

またこの機能を有効化するには、パソコン側のBIOSにてCPUの仮想化が有効になっていてIntel VT-xなどが動作するようにしておく必要があります。Google Play Games側から怒られたらこの設定を一発でやってくれる警告が出るので実行すると再起動促されるので再起動を行いましょう。

図:追加機能が無いと起動しない

図:ゲーム側から怒られた様子

図:再起動を促すダイアログボックス

仮想マシンでは現時点で動作しない

VMware Workstation Playerなどでテストしたいと思い、仮想のWindows11環境にインストールしてみようと思ったところ「Google PlayゲームはこのパソコンのGPUでは動作しません」と出てしまい、インストール自体が出来ませんでした。WSAなどはきちんと動作していて、Nox Playerなども動作するように作ってある環境ですが、他のエミュレータと比較すると随分シビアな要求をする仕組みのようです。

よって、現時点では仮想環境では動作しません。

図:GPUは実機のものが必要らしい

VMware PlayerやNox Playerが起動しなくなってしまったら

Google Play Gamesをインストールしたはいいものの、VMwareやVirtualBox, NoxPlayerが起動しなくなり元に戻したくなった場合ですが、Google Play Gamesをアンインストールしただけでは元に戻りません。ちょっと嵌まるのですが、Hyper-V関係の設定変更が入ってしまってるので、以下の手順で元に戻します。

  1. Google Play Gamesをアンインストールする
  2. コントロールパネルを開く
  3. プログラムを開く
  4. Windowsの機能の有効化または無効化を開く
  5. Windows ハイパーバイザープラットフォームにチェックを外して再起動(Hyper-Vや仮想化プラットフォームについてはオンになっていませんでした)
  6. コマンドプロンプトを管理者権限で実行する
  7. 以下のコマンドを実行して再起動する
  8. CPU-Zなどで調べてVT-xがオンになってればオッケー。

図:CPU-Zで現在のCPU仮想化の状態を確認

Windowsバックアップが0x81000001で失敗する

Google Play Gamesをインストールした状態で、Cドライブのバックアップを実行した所、0x81000001エラーで失敗するという事例が報告されています。この原因はGoogle Play Gamesをインストールしたディレクトリのファイルサイズが64bit版Windowsの場合、最大162GBまでの制限を超えてしまったからなのですが、そんなに大量のファイルあったの?という驚き。

どうもイメージファイルの実サイズはそこまで大きくないものの、ディスク上のサイズと随分と乖離しており、PCがフリーズする等の現象も報告されていて、この乖離が結果的にエラーを引き起こしてる様子(人によっては980GBと表示される事例も)

インストール済みの人は自分のディスクの残り容量を一度確認してみると良いです。対象のファイルの場所は「C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Google\Play Games\userdata_xxxxxx\avd」以下にある「userdata.img」で、自分はSSDが256GBしかないにも関わらず、このファイルのサイズが「500GB」を超えており、これが原因でバックアップツールが混乱してるのが原因かと思います。このファイルの実サイズは500MB程度ですが、可変式のディスクイメージのようで移動させると500GBまで伸張されてしまい、結果トラブルが起きてるようです。

よって、このディレクトリを他に移動させる場合、このファイルサイズを賄えるだけの空き容量が無いと失敗します。

※その後別のアプリをインストールしようとしたら、空き容量不足で怒られてインストール出来ず(Cドライブ的には100GB近く空いてるのですが・・・)。アンインストールしたらインストール出来ました。

図:おかしなファイルサイズが表示される

マルチアカウントで使えない

自分もゲームによってGoogleアカウントを使い分けていたりするのすが、このGoogle Play Gamesですがマルチアカウントで利用する事が出来ません。よって、1度ログインした後にアプリを入れた後、他のアカウントに切り替えたいなと思って「ログアウト」すると、アプリだけじゃなく設定やデータなども全てアンインストールされる仕様になっています。Asphalt9で試してみましたが、見事にアンインストールされておりデータ類も3GBものデータを再ダウンロードする羽目に。

Asphalt9はAndroidのGoogle Play Games側のクラウドにセーブデータが保存される仕様なので復活できますが、そうではないゲームの場合これは非常に危険な仕様です。なので、ローカルにデータを保存するタイプのゲームの場合、ログアウトした瞬間に終わってしまいます・・・。ログアウト画面にもはっきりそのように明記されています。

当然、チュートリアルも最初からやり直しだったりするので非常に鬱陶しい・・・

図:ログアウト = アンインストールです

原神はまだプレイできません

ウマ娘はプレイできますが、こちらのニュースにあるように原神についてはまだGoogle Play Gamesには来ていません。Google Play開くと「Windowsにインストール」ってのが出て、来たかのように見えますがこれはWindowsネイティブ版であって、今回のGoogle Play Games版ではないのです。

他のデバイスへのインストールでもHPE Deviceには未対応と出てインストールできないのが見て取れます。しかも58GB(展開すると118GBくらい要求するようで・・・)

図:Google Play Gamesからはここに飛ばされる

図:Windows版であってGoogle Play Gamesではない

図:容量不足でインスコできず

ゲームパッドの利用について

Bluestacksで実験した際には、きちんとAndroid側でPCに接続させてるゲームパッドが認識されて、使うことができました。一方、Google Play Gamesはゲームパッドが認識されません。Nox Playerも同様でしたがキーボードとマウスしか使えない状況です。

よって、どうしても使う場合には、joytokeyのようなツールを使ってゲームパッドのキーをキーボードのキーに割り当てて使う等のハックをしなければならないので非常に残念な状態になっています。

※2023年11月29日、ようやくハードウェアとしてのゲームパッドの認識がサポートされたようです。

図:本来はこんな感じで認識されないといけない

PS5のコントローラを他のデバイスで使う方法

使ってみたレビューと比較検証

起動時の注意点

無事にインストールすると自動的に起動し、Googleアカウントでのログインを要求してきます。ログインすると、Androidで使っていたGoogle Play Gamesのアカウントプロファイルが出てきて、どうやら実機のプロフィールを引き継げるようになっているようです。

OKして同意。これでアプリをダウンロードすることで動かすことが可能になります。しかしここでも注意点です。

  • Google Playにあるあらゆるゲームが楽しめるわけじゃない。未対応のものはリストに出てきません(ウマ娘などは対応済みのようで出てきます。)
  • 現状日本の殆どのゲームは未対応であるため、慣れ親しんだゲームをそのまま使えるわけじゃない。殆どが海外製ゲーム。
  • HDDのマシンだとSSDではない!!ということで怒られます。SSD必須という無駄に高いハードルが設けられています。
  • CPUについても要件が4コア以上が必須です。
  • エミュレータといってもWSAやAndroid StudioのようにADBで繋いでAPKインストールといったような事は現状出来ません
  • タッチパネルだけ対応のゲームは恐らく今後ゲームパッド対応などしないとGoogle Play Gamesでは使えないのではないだろうか?
  • ゲーム以外のアプリはそもそも動作しません。
  • LinuxやmacOSは現状未対応。対応する予定があるのかどうかも未定。
  • 自分のGoogle Workspace側のアカウントでは使えないとして弾かれてしまいました。
  • DMM Playerとも共存は出来ない様子(Hyper-Vをオフにする必要がある)
  • 初回インストール時に1000円ポイントの購入特典がついてくる。これは購入・課金時にそこからまず支払われる様になるポイントです。1000円の課金ならばその際に最期に自動で差し引きがなされます。
  • 縦長画面であろうと強制全画面表示 16:9表示となるので融通が効かない・・・ウマ娘が縦表示という辛い状態です。DMM版を利用しましょう。
  • ねこあつめはプレイ出来ません。
  • C:\Program Files\Google\Play Games\current\emulatorに各種設定やimgファイルがあるので改造できるかな?
  • エミュレータのアプリの設定保存先は、C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Google\Play Games以下に保存されます。
  • ウマ娘の3Dレース表現の高品質化は、Intel CPU且つnVidiaのビデオカードでないと有効化出来ないようです。
  • GPUを要求する割にはPCであるにも関わらず画質が対して向上するということでもない
  • Cドライブ強制インストールな点が非常に残念。開発者のセンスが足りないですね(シンボリックリンクで回避できないかな・・)
  • ゲームを検索する機能もありません・・・それくらいゲームも登録されていません。
  • 現状フレームレート上限は60fpsまでとなってるようですので良いモニタがあっても上限まで。
  • ウマ娘のトレーナー名の入力で日本語入力が出来ません・・・・
  • マルチアプリ起動に未対応です。別のアプリを起動しようとするとアプリ終了の通知が来ます。

といった状況。正直、現時点ではNox PlayerやWSA、Android Studioのエミュレータのほうが全然使えます。正直これでベータ版はガッカリかなぁ・・・Google Stadiaの例もそうなのですが、初期の段階であまりにも制限が厳しく、あまりにも動作要件が多く手順も多いとなると、これ使う価値あるの?という印象しかありません。初手でこれだとこのサービスも失敗するのでは?そういう印象しか無いです。

特にAndroid Studioのエミュレータは出来がよく、余計な設定も必要無く、マルチプラットフォームで動作しているにも関わらず、このエミュレータはWSA同様にHyper-Vが無いと動かないとなるとハードルが非常に高い。ハードル高いならWSAのエミュレータで十分です(ゲームしか動かないといった制限もありませんし、入れようと思えばGoogle Playもインストール可能です)。最後発であることをGoogleはもう少し意識したほうが良いのでは?

図:ログインして開始です

図:GWSのアカウントでは駄目なようで

図:実機のプロフィールが出てきた

Asphalt9を動かしてみた

自分は割りと海外のゲームもやっているので、その中でやり込んでたAsphalt9をインストールして動かしてみようと思いました。一応、Playstation5の無線ゲームパッドも用意しました。この状態でダウンロードして実行。ここで検証した結果は

  • いきなり断りもなくフルスクリーン起動Shift+Tabでメニューが出る)しまうので、これをF11キーを押して解除しました。
  • 3GBくらいあるゲームでしばらく待つ必要があります。
  • Google Play Gamesと接続して起動するとしばらくするとプロファイルが複数存在というメッセージが出るので、Android実機側を選んでみたら、再接続されて実機のプロファイルが引き継がれました

自分のデスクトップ機はGTX960なGPUですが、とりあえず動作しています。ただ、全体的に重いし詰まるところが時々見受けられる(タスクマネージャみるとCPU占有率が異常に高い)。ゲームパッドが現状使えないというのはいかがなものか?と思いますが、これはAndroid Studioのエミュレータでも同じなのでjoyTokeyを使った手法を利用すれば、現状どうとでもなるのでとりあえず良しです。何よりもありがちな「プラットフォームが変わるとゲームの実績や設定が引き継がれない」という間抜けな事が、このアプリの場合起きないので、この点は好印象です。

とりわけ、Asphalt9はWindows用も出ているのですが、当たり前ですが、Androidでやったプロファイルが引き継がれないという間抜け仕様なので、このアプリを使う価値があります。ただそれらをもってしても、プレイ体験が良いか?といったら良くはない・・・現状はNox PlayerやAndroid Emulator, WSAのほうが全然マシです。無理して今入れて遊ぶ理由は全くありません

図:Androidのプロファイルが引き継げるのは良いポイント

図:でもプレイ体験はあまり良くない

Google Play上からインストール

PCでGoogle Playにアクセスし、アプリを検索後、「インストール」や「他のデバイスへのインストール」をクリックすると、遠隔から自身のスマフォ等にインストールすることができるわけですが、この中のリストに「Google HPE Device」という見慣れないものが出てきます。

これがグレーアウトしていない場合、これがGoogle Play Games for PCの端末を指しており、現在クライアント上からは検索出来ないものの、Google Play上で探してインストールといったことが可能です(噂によるとリストにはないものがGoogle Play上から入れられるというものがありましたが、自分が探した限りではそのようなものは見つからず)。

図:クライアントには検索機能ないからこっから探す

Android設定にアクセスしてみる

海外ではすでにハッキングが始まっていて、サイドロード出来ないか?といったようなチャレンジが行われています。自分も現状の情報で以下の作業でAndroidの開発者向けオプションを開いてみました。

  1. 左下の自分のプロファイルのアイコンをクリック
  2. 設定をクリック
  3. アプリのバージョンを5回クリックする
  4. 次へをクリックするとAndroidの設定が表示される

Androidはバージョン12が利用されてるようで、ビルド番号をタップ連続しても開発者向けオプションには入れませんでした。アプリを開いてみると、インストールしたゲーム以外にChromeなどが入っており、起動できる点から、ゲーム以外も動作が可能のようです(インストールさえできれば)。キーボードで日本語入力も普通に可能です。他に調べた限りでは

  • ChromeでGoogle Playを開こうとするとリダイレクトが働いてもGoogle Playは開かず終了します。
  • Google Play自体はインストール済みのようですが。
  • Filesアプリもインストール済みであるけれど開く事は出来ません。
  • しかし、Chromeからfile://sdcardを開くとローカルディスクの中身が見えます。
  • Chromeでapkpureからapkをローカルにダウンロードまでは可能。インストールしようと開くとリダイレクトが働いて終了する
  • URL SchemeがWindows側で有効になってるようで、ねこあつめのアプリ名をつなげたURLを実行するとGoogle Play Gamesで開かれるようになってる。ねこあつめの場合はWin+Rでファイル名を指定して実行にて、以下のURLを叩きます。
  • ただし、視聴不可とでてアプリのインストールは出来ませんでした。

海外のハッキング勢がこれらの制限を突破してくれるのを願います。

 

図:隠し機能の1つです

図:Chromeが入ってる

図:Chromeからローカルを開いてみる

図:ねこあつめのページまでは開けたけれど

関連リンク

Google Play GamesのPC版を使ってみた” に対して3件のコメントがあります。

  1. がんた より:

    NoxPlayer及びBlueStacks導入環境にてGoogle Play Gamesをインストールしたところ、前二つのエミュレータが起動しなくなってしまい困っていました。

    日本語での解決法が書かれている記事がないか探していたところ、こちらの記事を発見しまして、
    「VMware PlayerやNox Playerが起動しなくなってしまったら」
    の項目通りに操作を実行したところ、無事起動できるようになりました。

    大変助かりました。ありがとうございました。

    1. officeの杜 より:

      がんた様

      officeの杜管理人です。
      自分も困ってました(笑)。以外とこの部分を記載していない所多いので、過去の事例から引っ張って追記しました。

      解決できて何よりです。

  2. ぬっこ より:

    Bluestacksとの共存方法3.の『何やらメッセージが出てくるので、OKをクリックする』ではなく、ちゃんとPCが再起動すると書いたほうがいいと思います…
    ブルスタ公式サイトや「何やら」の部分を読めば書いてあることではありますが、確認しない人もいそうですし。

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